更新日:2024年12月17日
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10月25日,肝属地区花き振興会が生産振興研修会及びキク部門現地検討会を鹿屋市で開催し,生産者等20人が参加しました。研修会では,鹿児島県経済連植物病院院長德永氏から,花き類の土壌病害について講演いただき,土壌病原菌の生態や総合的な防除の重要性について理解を深めました。現地検討会では,キクの年末出し用ほ場で生育状況等を確認しました。農政普及課では,花き生産者が出荷量を確保し所得向上につながるよう,引き続き支援していきます。
10月30日,大崎町で肝属地区生活研究グループが視察研修を実施し,20人が参加しました。宮園公民館では,地域住民・障害者・福祉事業所・民間企業が連携して竹林整備を行い,竹炭・干し芋・メンマ等を製造販売する取組を,そおリサイクルセンターでは,地域住民・行政・民間企業が連携してリサイクル率12年連続日本一となった大崎町の取組を視察しました。参加者は熱心に聞き入り質問するなど,満足度が高い研修となりました。今後も,生活研究グループの取組を支援していきます。
11月5日,肝属地区茶業振興会と技術部会は,米国への輸出を推進するため,令和7年度茶園管理こよみに掲載される農薬を,輸出量の多い米国の残留農薬基準に適合したものに統一して作成しました。管内では,輸出茶への対応として,有機栽培茶も増えつつあり,振興会では,理解促進と取組の推進を図っていきます。農政普及課では,稼ぐ力の向上のために,輸出茶への取組を支援していきます。
11月2~3日,将来の農業従事者を確保することを目的に,「就農お試し体験ツアーin大隅」を鹿屋市で開催し,県内から9人の参加がありました。参加者は,さつまいも,生産牛,ピーマンの3班に分かれ,農家のもとで,仕事としての農業を体験し,熱心に質問するなど,大隅の農業に強い興味を示していました。このほか,そば打ち体験やかのやばら園を巡り,大隅の魅力を体験していただきました。農政普及課では,12月に曽於地区,来年1月になんぐう地区で同様のツアーを開催します。
11月15日,なんぐう地区ピーマン青年研究会「わけもんの会」会員5人が,南大隅町の会長ハウスで現地検討会を実施しました。当日は厳寒期の温度管理や効果的な炭酸ガスの施用方法等の環境制御技術について学びました。また,2週間おきの生育調査と,モニタリング装置を活用したハウス内環境の「見える化」で,データに基づく栽培管理に取り組むことを確認しました。農政普及課では,引き続き青年を中心とした研究会組織を重点的に支援し,環境制御技術の確立・波及に取り組んでいきます。
11月13日,JA鹿児島きもつききゅうり選果場で,東串良町園芸振興会の生産者や関係機関・団体約150人が出席し,かごしまブランド品目でもある「東串良のきゅうり」と「東串良のピーマン」の初荷出発式が,盛大に開催されました。令和6年産の「きゅうり」と「ピーマン」は,曇天の影響を受けたものの出荷期を迎え生育も順調に経過しており,両品目合わせて共販量7,000t,共販額34億円を計画しています。
11月18日,さやいんげんの現行品種の種子生産中止を受け,管内産地の南大隅町,錦江町及び垂水市で,後継品種を選定するための品種比較検討会を開催し,関係機関,生産者20人が参加しました。現地検討では,抑制栽培試験ほ場3か所を視察しました。また,室内検討では,これまでの試験結果を検証し,有望品種の生育や食味調査,販売における懸念点等について,意見交換を行いました。今後も引き続き,後継品種の選定に向けて支援していきます。
11月15日,肝属中央家畜市場で就農5年以内の肉用牛農家19人を対象に,肉振協肝属支部と連携し,優良な繁殖雌牛の確保に必要な専門的技術等に関する研修会を開催しました。肉用牛改良研究所から適正交配について,県畜産協会から肉用牛繁殖技術分析結果の活用方法について説明を受けた後,グループ形式で経営に関する意見交換を実施しました。出席者から「たいへん参考になった」等の意見が多くありました。今後とも,新規就農者への支援を継続していきます。
11月5~8日,鹿屋市串良町のジャパンポテト有限会社でサツマイモ基腐病対策のための種イモの蒸熱消毒を実施しました。鹿屋市や東串良町,錦江町等のさつまいも生産者9人からの申込みがあり,計6.8tを処理しました。農政普及課からは,腐敗防止のため,蒸熱消毒後の管理のポイントについて説明を行いました。生産者からは「一度に多くの量を処理できるため,今後も活用したい」との意見があり,引き続き,基腐病対策に向けた取組を支援していきます。
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