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更新日:2021年11月19日

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令和3年10月の現地農業情報(肝属地域)

来年の一番茶へ向けて~秋整枝現地検討~

9月28日,鹿屋市茶業振興会輝北支部の会員を対象に,秋整枝の現地指導を行いました。例年であれば会員全員で巡回し,ほ場で秋芽の状況を見ながら,整枝の高さを検討しますが,コロナウイルス感染症を考慮し,技術員のみで各ほ場を巡回して,園主のみ立ち会うという形で実施しました。今年は,夏期の長雨による日照不足等の影響を多く受けたこともあり,長期予報の確認と気象変動に臨機に対応する必要性を生産者とは語り合ったところです。来年の一番茶に期待したいです。

深蒸しの「かのや茶」,「産地賞」奪回!!~鹿児島県茶品評会~

10月4,5,7日の3日間,鹿児島県茶品評会が鹿児島市の鹿児島茶流通センターで実施されました。茶価の低迷が続く昨今,品評会への取組が難しくなってきていますが,鹿屋市からは丹精込めて生産した荒茶を「深蒸煎茶」の部に56点出品できました。その結果,「農林水産大臣賞」を始め,各賞受賞と「産地賞」を獲得することができ,このコロナ過の中,鹿屋市の茶生産者にとって明るい話題となりました。これからも生産者と一体となって高品質な荒茶生産に励んでいきたいです。

暮れ出し需要に応えよう!~JA肝属花き部会現地検討会~

10月18日にJAきもつき本所にて標記検討会が開催されました。室内検討ではJA,経済連より年末の情勢見込みと消灯時期の申し合わせ,農政普及課より再電照やわい化剤等ボリュームアップ技術の情報を提供しました。また,現地検討では2ほ場で立毛を見ながら技術交流を行いました。全体的に部会員がまだ若く,技術習得に熱心なことや,最近の市況が好調なことから,室内・現地ともに全員忌憚のない意見交換が行われました。今後も各組織と連携しながら支援していきたいです。

大隅半島の美味しいお肉をPRする情報誌を作成中!!

農政普及課では,令和3年度の地域振興推進事業で大隅半島産の美味しいお肉の魅力をPRする情報誌を作成し,観光拠点,交通拠点などに配本します。情報誌では,美味しいお肉(牛肉,豚肉,鶏肉)を食べられるところ,買えるところ(24店舗)と観光スポットを組み合わせた大隅半島の魅力をPRするとともに,畜産の概要,生産農家(牛,豚等),マップ&アクセス等を紹介します。併せて,スマホでの情報提供を行います。これにより,来訪者の増加と消費活動の増加を図っていきたいです。

肝付中部地域畑かん散水実演会を開催

10月15日に鹿屋市吾平町地内において秋かぼちゃの生産農家を対象に,10月22日に肝付町後田において地域の農家を対象に,スプリンクラーの外,散水チューブやロールカーによる散水実演会を行いました。出席した農家は興味深く散水の要領等について聞いていました。肝付町の農業実習生からは,「雨を待たずに計画的な作付けができる。」という意見が出されました。今後も,水を利用した営農の普及に努め,地域農業の発展に寄与したいです。

肝付中部地域畑地かんがい散水実演会

メーリングで情報提供~基腐病の次年度対策~

大隅地域サツマイモ基腐病対策プロジェクト本部では同病の被害軽減対策に取り組んでいます。10月8日,同本部は基腐病の次年度対策として,リーフレットを作成し大隅地域の酒造蔵元,でん粉工場,サツマイモ集荷業者23社に対しメーリングリストで情報発信を行いました。内容は(1)収穫後の速やかな耕耘作業,(2)基腐病の発病したほ場から種イモ採取はしない,(3)育苗床の土壌消毒は地温15℃以上で行うです。今後は育苗講習会,栽培講習会を開催する計画です。

さつまいもPT重点地区担当者会を開催

10月14日にサツマイモPT重点地区の市町,農協の担当者会を開催しました。JA鹿児島きもつき横山選果場で蒸熱処理装置の試験機の説明を受けた後,今年度の実証ほの結果,次年度実証ほ計画等について検討しました。令和4年産に向けては,蒸熱処理装置を活用した健全苗の確保及び総合的な防除対策の実証などについて重点的に取り組むことを確認しました。

錦江町さつまいも研修会を実施

10月5日に錦江町さつまいも振興会現地研修会が開催され,町長や議長等の関係者を含め,約30名が参加しました。錦江町の宿利原地区,池田地区,鹿屋市吾平町角野地区の3カ所で基腐病の発生状況や対策の実施状況等を視察しました。農政普及課は,健全種いも生産のポイントと収穫後の残渣処理について説明を行いました。参加した農家からは,基腐病に強い品種に期待する声が聞かれました。

令和4年産に向けた熱帯果樹の栽培暦を改訂

10月25日に市町,JAの果樹担当者を参集し,県園芸振興協議会肝属支部果樹技術部会を開催しました。今回は,令和4年産に向けた熱帯果樹(マンゴー,パッションフルーツ)の栽培暦について,最新の登録農薬,流通状況を基に,現地での栽培上の課題(農薬の効果など)を検討し,マンゴーの炭疽病,アザミウマ類,パッションフルーツのハダニ類の農薬などを変更しました。改定した令和4年産の栽培暦は,今後,生産者を集めた研修会等で説明し配布する予定です。

次年度からの防除に向けて,さといものドローン散布実演会を開催

鹿屋地域の畑かん地区でサツマイモ基腐病の発生があり,サツマイモの代替品目及び畑かん推進品目として,水利用の高いさといもなど426aが導入されました。本年は梅雨明け以降,盆前後の降雨に加え,疫病やハスモンヨトウ等の発生が多くなり,薬剤散布を行いました。しかし,草丈が背丈並みに高く散布が難しかったです。そこで,9月24日に防除効果と省力のために,ドローンでの防除実演会を実施しました。農家からは好評で,次年度から部会で散布できるように検討中です。

肝属地域内の秋サラダごぼう状況

肝属地域内の秋サラダごぼうは23名,11.81ha(前年比98.5%)で出荷量94.5tを見込んでいます。5月播種が10月上旬からの掘り取り開始となり,7,8月播種が11月後半からの掘り取りの予定です。本年は長い梅雨とお盆前後の長雨やその後の高温乾燥で,生育のバラツキもみられ坪掘調査でもL~Mとやや小ぶりでした。またヨトウムシ等の被害が発生しています。価格は600円近い単価で推移し,比較的安定しており農家の期待も大きいです。

東串良スマート農業導入実証の取組について

10月6日,12日に東串良ピーマン環境制御研究会に対し,スマート農業情報統合基盤の説明会を開催しました。この取組は,環境データ,生育データ,JA選果データを一元化して情報の共有化を図り,各種データを分析することにより単収向上や営農指導に役立てることができます。また,LINEを使って利用できるため,簡単に確認できるのも特徴です。この取組は始まったばかりですが,この情報統合基盤を活用して会員の単収向上に努めていきたいです。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部農政普及課

電話番号:0994-52-2145

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