更新日:2022年11月17日
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9月27日,大崎町益丸地区の早期水稲地帯の水田30aで農作業省力化を目的として肉用牛担い手農家がドローンを活用したいもち病に強いイタリアンライグラス品種(Kyushu1)の播種作業実証を行った。益丸地区の約50haの水田は,これまで一筆当たりの面積が狭く排水等にも課題があることから,基盤整備が計画されている。ドローン活用について作業性や生産性の調査も行い,今後の地域営農体系検討の参考としたい。
冬場の新規品目として,今年度から2戸の農家(延べ34a)でトルコギキョウの栽培が本格始動した。12~6月にかけて出荷を計画しており,作業に合わせて検討会を行っている。10月4日の栽培検討会には,生産者,関係機関を含めた7名が参加し,定植状況の確認と栽培管理の支援を行った。現在は定植作業が終了し,生産者も意欲的に管理を行っている。曽於地域は冬場の日射条件に恵まれ,冬場産地としての期待も高く,今後も関係機関と協力しながら産地化を図っていく。
10月12日,令和4年度産JAそお鹿児島冬春ピーマン出荷協議会が開催された。肥料,燃油,資材高騰により生産経費が増加している中,市場との契約販売や競り価格について,各市場と連携してピーマンの平均単価500円/kg確保を目標とすることが議決された。生産者は昨年の平均単価429円/kgを超える単価設定に安堵していた。また,JAそお冬春ピーマンの販売額の令和4年度産の目標は19億円超(令和3年度産の実績は16億円未満)である。
10月11日,曽於市大隅町の飼料米を栽培している水田40aにおいて,20Lタンク装備のドローンを活用したイタリアンライグラスの稲立毛間播種実証ほを設置した。今後,作業性や収量の調査等を継続し,省力的・低コストな飼料増産につながるか検討を進め,地域での有用性を探っていく。
10月14日~20日にかけてマンゴー,ハウスみかん,パッションフルーツを栽培している20名の施設果樹農家に対して,農協と連携してカウンセリングを実施した。本年度産の単収,等階級比率,秀品率を前年度産と比較検討して次年度産に向けて課題を整理した。当センターでは,今後も果樹産地維持に向けての活動を行っていく。
今年度の農大農家留学研修が,10月3日から11月11日までの40日間実施され,曽於管内では園芸,畜産を合わせて農大生15名を10戸の農家が受け入れている。10月19日に中間検討会を開催し,研修状況を確認する農場訪問及び受入農家,関係機関による交流会を実施した。実習状況や生活態度等について,指摘事項もなく順調に研修が行われており,今後も効果的な研修にできるよう継続した支援を図る。
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