更新日:2021年5月12日
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3月10日,大崎町でキャベツの収穫機実証を行いました。1コンテナ(約300kg)の収穫時間は,人力5人で約11分,収穫機1台+5で約15分でした。今回は肥大が進んでいたために,収穫機上の調整作業にやや時間を要した点等を解決すれば,同等の作業効率を得られると思われました。実証農家からは,収穫機で収穫しやすい作式や品種の検討,出荷調整作業の工夫が必要との感想が出されました。今後,収穫機の作業効率を高める栽培法について情報収集を行います。
3月10日,志布志ピーマン専門部会が昨年度より実証に取り組んでいるスマート農業加速化実証プロジェクトの最終実績検討会を開催し,実証農家を含むコンソ―シアムメンバー約20名が参加しました。実証成果として,統合環境制御実証区は,慣行区と比較し,28%の単収向上及び追肥・かん水・中二重操作における労働時間の57%削減が図られ,実証目標を大きく上回る結果を説明しました。今後は実証成果を部会員に情報提供し,さらなる技術力向上に向け支援していきます。
コロナ禍による労働力確保が不安定になる中,農業法人の余剰労力を活かす取り組みとして「労働力連携システム研究会」が設立されました。この研究会は,大崎町の露地野菜法人と志布志市の茶法人間で秋期等の労働力確保を円滑にし,周年雇用に向けた仕組みの確立を目指しています。今後,具体的な労働力連携のシステムの構築検討やスマート農機等を活用した労働連携検証活動等を行い,波及に向けた労働力補完・連携モデルの仕組みづくりを支援していきます。
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