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更新日:2023年4月14日

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令和5年3月の現地農業情報(曽於地域)

県青年農業者会議で2名が発表,1名が九州沖縄大会へ

2月24日の県青年農業者会議で,曽於地区から樽野将一氏が青年プロジェクト発表を,牧香琳氏が意見発表を行いました。その結果,樽野将一氏は優秀賞,牧香琳氏は最優秀賞を受賞しました。牧氏の取組は,自己の経営のみならず,ほかの農家から市場に流通しない規格外野菜を買い取り販売することで,ほかの農家の経営を支援している点や形状だけではなく,新鮮さが評価される価格決定の取組が高く評価され,県代表として令和5年度の九州・沖縄青年農業者会議で発表することとなりました。

新規就農者の定着に向けた支援

営開始型を受給している曽於市・志布志市の33名の新規就農者に,市・畑かんセンターで定着に向けた巡回指導を行いました。曽於市は3月13~23日間の3日,志布志市は指導農業士も参加して3月7~10日の4日実施しました。33名中25名はピーマンを栽培しており,就農状況報告書や聴き取りなどで,就農状況を把握し,指導・助言を行うとともに,課題を抱える新規就農者には,個別指導も実施しました。

ファームノートの活用を利用者同士が学ぶ

2月27日,弥五郎伝説の里会議室において,畜産ICT活用勉強会を開催し,ファームノート利用者18名が参加しました。畜産ICT機器の導入は,繁殖成績の向上や事故率低減を図るため年々増加しており,活用の特徴などについて(株)ファームノートの協力を得て情報交換を行いました。牛群リストの作成や従業員との情報共有の方法を学び,活用の幅を広げる表示機能等に対する意見が出されました。後日,アンケートをもとに(株)ファームノートと今後の勉強会の方向性を検討しました。

財部町茶業青年部研修会で茶の年間防除について学ぶ!

3月9日,曽於市財部町の茶業青年部で病害虫防除に関する研修会を開催しました。研修会では,「最近の茶病害虫の発生状況と防除の進め方」をテーマに,県経済連肥料農薬課の野中技術顧問を講師に招き,一番茶前から秋芽生育期にかけて茶園に発生する主要な病害虫の生態と,防除のポイントや茶園に使用する農薬の系統や特性,効果などを学びました。青年たちからは,「ドリンク茶栽培で問題になるハダニや炭そ病の防除法が特に参考になった」などの意見がありました。

サツマイモ基腐病対策における蒸熱処理機の実績を検討

3月17日,令和3年に導入した蒸熱処理機の実績検討会が開催され,JAそお,農研機構,メーカー,畑かんセンターの計11名が出席しました。今期の蒸熱処理は,JA育苗センター分と農業者21名や関係業者2法人の委託分も合わせて総計308トンであり,前年の約3倍に増加しました。畑かんセンターからは,貯蔵後の種いもの健全状況や委託者の感想の聞き取りを行い,蒸熱処理でいもの腐敗が減り,高評価であったことを報告しました。今後は,委託処理量が増えた場合の受入れ体制を検討します。

いちごの新規就農者を指導農業士と巡回

3月1日,志布志市で令和2~4年度に就農したいちごの新規就農者4名を指導農業士と巡回しました。ハウスでは,青年から本年度に取り組んだ課題や現在までの状況と今後の目標等を話してもらい,指導農業士から体験談に基づくアドバイスをいただきました。資材,重油代等の高騰の中で新規にいちご栽培をスタートした農家もおり,これから先の管理が品質,収量に影響するため,熱心に聞き入っていました。今後も指導農業士から協力をもらいながら,青年育成に努めていきます。

かごしまブランドのマンゴー出荷始まる!

3月28日,JAそお鹿児島果樹部会熱帯果樹部会のマンゴー出荷協議会が開催されました。令和5年産は,やや開花のバラツキがあり,満開日は6日程度遅れましたが,前年並みの共販量31.5t,販売額88,200千円を計画しております。畑かんセンターでは,秀品率向上に向け収穫前の高温対策や果実の吊り直し等の徹底を呼びかけました。

全国青年農業者会議に2名が出場,経営局長賞を受賞!

3月2~3日,東京で全国青年農業者会議が開催され,九州代表として曽於地区から2名の青年が出場しました。大きな舞台で緊張した様子もありましたが,園芸・特産部門では,前田一勝氏が「はくさい」の端境期栽培による長期安定出荷の取組について,土地利用型作物部門では,三枝幸一郎氏がサツマイモ基腐病の軽減に向けた取組についてそれぞれ堂々と発表しました。特に,三枝氏の取組は,課題を捉えて分析したことに評価を受け,土地利用型作物部門で農林水産省経営局長賞を受賞しました。

早期水稲種子の安定供給を!種子生産組合総会が開催される

3月15日,そお鹿児島農協大崎支店で大崎町種子生産組合総会が開催されました。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて,ここ3年間は書面での開催であったが,久しぶりの通常開催となりました。大崎町種子生産組合は,これまで生産されてきた5品種に加え,令和5年度からは,飼料用米品種「くいつき」も種子生産することとなりました。ほ場巡回や現地検討会により栽培技術・生産者意識の向上を図り,優良種子生産を支援していきます。

ITを活用した農産販売を学ぶ

3月1日,(株)CoCoDigiの富田貴子氏を講師に招き,ITを活用した農産物及び農産加工販売の研修会を開催しました。当日は8名の参加者があり,実際にスマートフォンを動かしながら,ネット販売の方法や留意点等を学びました。参加者の経験に差はありましたが,知っている知識を教え合う場面が多く,「今回を機に活用したい」,「今後どのような形で販売していくのか明確になった」,「いろいろな方と情報交換ができて良かった」との意見がありました。

アグリノートを活用した次期基腐病対策の計画を検討

3月27日,畑かんセンターで「基腐病研究会」の令和5年度に向けた計画検討会を開催しました。研究会では,青年各自のサツマイモ基腐病対策技術の取組,生産管理システム「アグリノート」を通じて技術の効果確認や事例を共有する活動を行っています。当日は6名が参加し,それぞれ令和5年度の取組計画を発表しました。令和5年度には青年10名が,12ほ場で活動を行う予定となっております。また,畑かんセンターからは,新登録農薬や新品種などについて情報提供を行いました。

ごぼうの単収向上・品質向上に向けた取組

3月13日,大隅野菜事業所で「第2回ごぼうの単収・品質向上対策検討会」を開催し,管内ごぼう専門部会員,肝属地区のJA職員等14名が参加しました。今回は,発芽率向上対策として,かん水・温度管理に特化して検討を行った結果,対策のためのリーフレットを作成し,秋サラダごぼうや新ごぼうのは種前に,生産者に理解促進を図ることとなりました。畑かんセンターでは,ごぼうの産地維持発展に課題を絞って重点的な検討を支援します。

加工・業務用の栽培試験を開始

3月23日,令和5年産の加工・業務用のかぼちゃのは種及び育苗管理講習会を行いました。生産者・関係機関等を含めて12名が参加しました。今年度は,3戸の法人・農家が約1.3haの試作を行うために,共同では種作業を行い,作業終了後畑かんセンターから,育苗管理のポイントについて説明を行いました。今後,畑かんセンターでは,単収や収益性向上のための技術支援や定植,整枝誘引作業の省力・軽作業化体系確立に向けて各種試験を行う予定としています。

 

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部農政普及課

電話番号:099-452-2146

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