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更新日:2022年10月12日

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令和4年9月の現地農業情報(肝属地域)

きゅうりの土壌診断による適正施肥指導

 8月25,26日に,東串良町園芸振興会きゅうり部会員62名を対象に,農政普及課とJA職員で土壌診断に基づく施肥指導を実施しました。診断結果の全体的な傾向としては,酸性化,石灰不足,リン酸の蓄積がみられたため,農家に短期及び中長期に分けた改善の指導と,肥料高騰に対する低コストを意識した施肥指導を行いました。今後も引き続き,きゅうりの生産安定のために施肥指導を継続していきます。

パッションフルーツ売り上げ過去最高!

 9月14日,JA鹿児島きもつき根占支所で生産者や関係機関の約20人が参加し,パッションフルーツ出荷反省会及び次年度対策会議が開催されました。令和4年産販売実績は,数量28,224kg,単価1,503円,金額42,412千円で,過去最高を記録したことや,次年度産から生産者が2名増える予定であることが報告されました。農政普及課では,つり上げ仕立てマニュアルを配布し,ポイントを説明しました。今後も関係機関と連携し,生産安定に向けた技術支援を行っていきます。

飼料用トウモロコシ収量良好

 8月中旬に,鹿屋市で栽培されている,飼料用トウモロコシとソルガムの混播栽培の収量調査を実施しました。平年に比べて今年は降水量が少なく,日照時間が長く,台風被害も受けなかったため,生草収量は8t/10aを上回りました。サイレージ貯蔵施設の容量には限りがあることから,2期目の飼料用トウモロコシの作付面積を調整する農家もあります。農政普及課では今後も引き続き,良質な自給粗飼料の生産を支援していきます。

畜産法人が「おためしノウフク」に取り組む

 8月3日,9月17日に,錦江町の畜産法人と南大隅町の社会福祉法人による「おためしノウフク」(障害者の農業体験)が実施されました。人手不足の課題があった畜産法人に農政普及課が農福連携を提案し,NPO法人と連携して社会福祉法人とのマッチングを行いました。当日は,障害者に牛の餌やり,牛舎の清掃等を実施してもらい,畜産法人からは,「障害者はとても熱心に作業をしてくれて助かった」などの感想が聞かれました。継続した取組となるよう,今後も支援していきます。

牛餌やり

大隅半島ノウフクコンソーシアムがノウフクJAS研修会を開催

 9月27日,大隅地域振興局で,大隅半島ノウフクコンソーシアム主催のノウフクJAS研修会が,ハイブリッド方式で開催され,31名の参加がありました。研修会では,京都の就労支援事業所「さんさん山城」施設長の新免修氏の講話,講師・アドバイザー・会員による座談会があり,積極的な意見交換がなされました。参加者は,ノウフクJASの見解を深め,関心も高まったようです。今後は,「さんさん山城」への視察研修等も計画され,会員のノウフクJAS取得を支援していきます。

のうふくJAS

県茶品評会で鹿屋市と錦江町の生産者が特別賞を受賞

 9月7,8日の2日間,鹿児島県茶品評会が鹿児島市のかごしま茶流通センターで開催されました。茶業情勢の低迷が続く中,品評会への出品点数が減少していますが,肝属管内からは,丹精込めて生産した荒茶を,「深蒸し煎茶」の部に53点出品しました。その結果,鹿屋市が産地賞,同市の生産者が農林水産大臣賞と特別賞を,錦江町の生産者が特別賞を受賞し,技術の高さがうかがわれました。農政普及課は,これからも生産者と一体となって,高品質な荒茶生産の取組を支援していきます。

サツマイモ基腐病大隅PT作業部会の開催

 9月22日,JA肝付吾平町会議室及び現地実証ほで,農研機構ほか関係機関30名が出席し,サツマイモ基腐病大隅PT作業部会を開催しました。現地実証ほでは,土壌消毒を行った実証ほでの発病要因について質疑応答があり,収穫残渣等について要因を整理することとしました。また,室内検討では,令和5年産に向けた対策等について意見交換を行いました。大隅PTでは,今後も引き続き,関係機関と連携して防除対策に取り組んでいきます。

 

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