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更新日:2024年4月30日

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令和6年3月の現地農業情報(曽於地域)

高速2段局所施肥機の曽於地域の取組を全国会議で紹介

3月12日,農林水産省主催の「第1回みどり技術ネットワーク全国会議」において,曽於地域の露地野菜における高速2段局所施肥機の取組事例の発表を行いました。高速2段局所施肥機は,畝内の上層部と下層部に分けて局所施肥できることから,環境負荷低減に繋がることや,実際に使用し,肥料費削減を実現している生産者の事例を紹介しました。
曽於地域には,現在3台導入されており,今後とも,実際に使用している生産者の評価等を紹介しながら,普及に繋げていきます。

加工・業務用かぼちゃの栽培が拡大

3月14日,畑かんセンターにおいて,加工・業務用かぼちゃの栽培講習会を開催しました。令和5年度作に,単収向上及び省力化の実証に取り組んだ結果,10a当たりの収量は目標の約2t/10aを達成するとともに,作業時間も約25時間と従来の約2割となりました。これらの成果を研修会等を通じて周知した結果,新たに栽培者が3戸増え,令和6年度作は栽培面積が約3ha(前年は約1ha)に拡大しました。畑かんセンターでは,引き続き生産性向上に向けた支援を行っていきます。

本年度の耐凍性調査が終了

防霜開始温度の設定など効率的な防霜を行うため,11月から3月まで定期的に耐凍性の検定を行ってきました。本年度は,過去2か年と比較し,11月中旬の平均気温が低かったことなどから,耐凍性の獲得が早い傾向でした。茶芽の耐凍性温度は,2月7日をピークに上昇している状況です。
生産者は,既に防霜ファンやスプリンクラーを使用しているところであり,畑かんセンターでは,今後,防霜対策の徹底を呼び掛けるなど,一番茶の生産安定を支援していきます。

春まきそばの生産性向上に向けた取組

3月5日,志布志市そば生産組合臨時総会後に栽培講習会を開催し,湿害,晩霜,雑草及び刈り遅れ対策等について情報提供を行いました。春まきそばは,需要期の夏に新そばで製麺できるので,消費者から高い評価を得ていますが,単収が低いことが課題となっています。会では,高い単収を上げている生産者から,実践的な取組事例も紹介してもらい,活発な意見交換が行われました。畑かんセンターでは,引き続き生産性向上に向けた支援を行っていきます。

青年が基腐病対策の取組計画を相互検討

3月5日,サツマイモ基腐病研究会の令和6年度計画検討会を開催し,農業青年9人のほか,経営者クラブ員1人,新規就農者1人が参加しました。
会では,令和6年の実証活動計画について,会員相互の検討を行ったほか,さつまいも育苗ハウスで,採苗作業の負担を軽減する育苗床の現地視察を行い,活発な意見交換が行われました。畑かんセンターでは,引き続き基腐病対策の支援を行っていきます。

女性農業者が経営参画事例を学ぶ

3月18日,女性農業者の経営参画を促進する研修会を開催し,6人が参加しました。会では,鹿屋市で農業経営に参画しながら,グリーン・ツーリズムに取り組んでいる女性農業者から,人との出会いの大切さ,数字で経営を捉えること,生活・労働設計の必要性など,経験に基づいた話を聴くことができました。参加した若手農業者からは,「今後の経営参画の参考になった」などの感想がありました。畑かんセンターでは,引き続き,若手女性農業者の活動を支援し,リーダー育成を図っていきます。

青年農業者が最新のサツマイモ基腐病対策について学ぶ

3月19日,大崎町農業青年クラブ先進地等研修が開催され,関係機関を含む7人が参加しました。研修では,九州沖縄農研センター都城拠点を訪問し,クラブ員共通の課題であるサツマイモ基腐病をテーマに,防除体系や最新の品種動向に関する活発な意見交換が交わされました。研修を通して,「学んだことをすぐに経営に取り入れたい」などの声が聞かれ,病害対策に向けた意欲が高まっています。畑かんセンターでは,今後も関係機関と連携し,青年農業者の育成に向けた支援を行っていきます。

首都圏における鹿児島黒牛等の流通状況等を調査

3月4~8日,首都圏での鹿児島黒牛や県産農産物の流通状況等について,東京中央卸売食肉市場や百貨店等を視察するとともに,仲卸業者や関係者と意見交換を行いました。農産物は首都圏に多く出荷されており,販売店や飲食店で利用されていましたが,鹿児島黒牛は肉質の評価は高いものの,出荷量が少ないため,安定的な販売につながっていない状況でした。今後,鹿児島黒牛の流通をより向上させるためにも,関係機関・団体一体となった取組の必要性を感じました。

北海道全共に向け関係者が一致団結!!

3月22日,第13回全国和牛能力共進会(令和9年度北海道開催)に向けた曽於地区推進委員会発足式が,曽於市内で行われ,関係機関・団体約70人が出席しました。式では,事務局のJAそお鹿児島畜産部が,大会概要と地区での取組計画を説明するとともに,会の組織体制について協議を行いました。今後,地区から多くの県代表牛が選抜され,優秀な成績を収めるられるよう,関係者が団結して取り組むことが確認されました。畑かんセンターも推進委員会のメンバーとして支援していきます。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部曽於畑地かんがい農業推進センター

電話番号:099-482-1736

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