更新日:2024年7月1日
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5月24日,曽於市大隅町に設置した畑かん水利用実証ほで,スーダングラスの播種を行いました。今後は,7月上旬の刈取り後の再生時における畑かん水の散水による増収効果と,液肥混入器を活用した追肥の省力化について検討していきます。
曽於地域の畑かん受益地では,飼料作物の占める割合が大きく,曽於畑かんセンターでは,実証ほを活用して畜産農家の畑かん水利用が広がっていくことを期待しています。
5月26日,曽於市末吉町に設置した実証ほで,ディスクハローによるスーダングラス(ロールスィートBMR)の播種を行いました。当日は,播種機を取り付けたディスクハローで2回耕起を行い,3回目の耕起時に同時播種を行いました。ロータリーを使用した従来の作業体系に比べて,作業速度が速く,トラクターの作業時間も短縮されることから,省力化が期待できます。
今後,曽於畑かんセンターでは,生育状況や収量,労働時間を調査し,省力化に向けた播種方法の有用性及び年間の飼料作付体系を検討していきます。
5月28日~30日,曽於中央家畜市場で開催された子牛セリ前研修会において,肉用牛生産者等を対象に,栄養価の高い高品質な夏作長大作物の栽培について研修を実施しました。研修では,ソルガムやスーダングラスのTDN収量は雑草や栽培用ヒエの2~3倍に達し,栄養収量も十分に確保できることを呼びかけました。
今後も,曽於畑かんセンターでは,栄養価の高い自給飼料を確保するため,自給飼料の増産を推進していきます。
6月14日,志布志町において,JAあおぞらのいちご部会総会が開催されました。JAあおぞらのいちご生産は,戸数53戸,栽培面積10.2haで県内最大の産地となっています。出荷開始は昨年より約1週間遅れましたが,その後連続で出蕾し,2月までは前年を上回る数量でした。3月以降は天候不順のため出荷量は減少しましたが,販売実績で出荷量404t,販売金額は計画を上回る5.5億円となりました。
現在,本年度の育苗が始まっており,今後も曽於畑かんセンターでは,生産向上に向けて支援していきます。
JAそお鹿児島が「かごしまブランド団体」に認定され,6月19日に栽培農家や市場関係者,市町,大隅地域振興局等が出席し,大崎町で認定式典が開催されました。パッションフルーツ専門部会は平成30年に設立され,令和6年産は18戸,224aで約45tの出荷量を見込んでおり,令和15年度の共販額1億円を目指し,更なる産地拡大を目標に掲げました。
今後も曽於畑かんセンターでは,関係機関・団体と連携し,品質向上や増収に向けて技術普及に努め,産地拡大を支援していきます。
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