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更新日:2024年11月19日

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令和6年10月の現地農業情報(肝属地域)

令和6年産パッションフルーツ過去最高値で取引

9月26日,パッションフルーツの出荷反省会が鹿児島きもつき農協根占支所で開催されました。令和6年産の生産量は,2月の日照不足による着花不良や夏季の高温による不完全着色果実の落果(青落ち)等があり,前年産より少なくなりました。各産地ともに生産減となったため,販売実績は,出荷量28.1t(前年比80%),販売額43,536千円(前年比108%),販売単価1,549円(前年比115%)と,販売期間を通して高値で取引されました。

9月せり前研修会で子牛生産性向上対策を生産者に提案

9月17~19日,子牛せり前研修会が,肝属中央家畜市場で開催され,母牛の更新に向けた情報を提供しました。本年1月~8月の子牛せりデータをもとに,産次数が8産を経過した母牛が生産された子牛の価格は,市場平均価格に比べて1割低下するという結果を説明しました。また,日増体重と日齢単価が良好な子牛は,早期出荷により飼料費節減効果が高いことを説明しました。今後も肉振協肝属支部と連携し,肉用牛経営の安定に向けて支援していきます。

ばれいしょの疫病対策や新品種実証について生産者へ周知

10月3~4日,令和7年産春ばれいしょ栽培講習会が,佐多・根占・大根占地区の16か所で開催され,生産者181人が参加しました。講習会では,地区ごとのドローン一斉防除と予防散布の重要性,ジャガイモシストセンチュウ抵抗性品種「しまあかり」実証の令和6年産結果・7年産計画を説明しました。農政普及課では,今後も病害虫管理や実証活動を通じて,産地の維持・拡大を図ります。

ピーマン・きゅうり販売額34億円達成へ(東串良町園芸振興会)

10月8日,ホテルさつき苑でピーマン・きゅうりの生産者をはじめ,県内外の青果会社等多くの関係者が一堂に会した,令和6年度東串良町園芸振興会生産者大会が開催されました。令和6年産のピーマンときゅうりの販売額は,合わせて34億円を計画しています。今年は,台風第10号の影響のため一部定植遅れがあったが,その後は順調に生育しており,農政普及課では,今後も関係機関と連携し,販売計画の達成,ブランド産地の維持拡大に向けて引き続き支援していきます。

肝属東部地区で子牛育成飼料給与マニュアルを波及

9月20日,JA肝付吾平町で畜産振興会会員を対象に,県肉振協が作成した子牛育成飼料給与マニュアルに関する研修会を開催しました。参加した45人は,子牛の商品性向上に向けた飼料給与の重要性を再認識していました。また,28日の新規就農者巡回では肉用牛新規就農者3人にマニュアルを配布し,「5か月齢までは,えづけや配合飼料の給与が主体,6か月齢以降は粗飼料主体の給与体系」であることを指導しました。今後も,当マニュアルを活用して,肉用牛農家の収益性向上を支援していきます。

ピーマンの生産性向上に向けて個別カウンセリングを実施

10月9,10日に,東串良町ピーマン環境制御研究会員12人を対象に,各農場で令和6年産ピーマンの栽培技術や経営等に関する改善目標等を検討する個別カウンセリングを実施しました。会員ごとに東串良町農林水産課と農政普及課の担当者が合同で面談し,収量目標や環境制御技術の改善点,病害虫対策などについて課題を整理し,今作の改善方策等を明確にしました。農政普及課では,今後も目標達成に向けて指導を継続していきます。

肝属地域の女性農業者が視察研修で交流

10月3日,女性農業経営士や若手女性農業者等を対象に視察研修を開催し,14人が参加しました。鹿児島市桜島町の(有)ファームランド櫻島では,女性農業者による桜島だいこんの栽培体験やカフェ運営の取組を,鹿屋市の(株)オキスでは,生産から加工・販売まで行う6次産業化やOEMの取組を視察しました。参加者からは「すごく元気をもらった。勉強になった」との意見が多く聞かれ,参加者同士でも交流を深めていました。今後とも,女性農業者のネットワークづくりを支援していきます。

交流会

農業者等が農福連携における農作業工程分解を学ぶ

10月21日,農福連携研修会を大隅地域振興局で開催し,農業者,福祉事業者,関係機関等30人が参加しました。研修会では,岡山県で農福連携を実践されている(株)おおもり農園の大森一弘氏による「農業者が農福連携に取り組むために」の講演がありました。また,参加者が我が家の農作業工程分解を行うワークショップを実施しました。農業者の参加が少なかったが,参加者からは「作業工程分解・分析の必要性や,やり方が理解できた」との意見が聞かれました。今後とも,農福連携の理解促進やマッチングを支援していきます。

農福連携研修会

肝属指導農業士会が新規就農者に助言指導

9月27日,10月3日,28日の3日間,肝属指導農業士会の支部ごとに,3支部合わせて指導農業士29人が,新規就農者25人の各農場を巡回しました。就農後の生産技術や労働力などの経営状況を把握するとともに,指導農業士からは,課題や悩みに対して助言しました。指導農業士からの助言が的確であったことから,新規就農者からは,継続的な指導を求める場面もありました。農政普及課では,今後も肝属指導農業士会と連携し,新規就農者の定着を支援していきます。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部農政普及課

電話番号:0994-52-2142

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