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中世(11世紀前半~16世紀末頃)の鹿児島は,政治史的には薩摩・大隅・日向の三州統一をめぐって諸将がしのぎを削りあった激動の時代でした。文化史的には薩南学派と称される儒学の一派が形成され,後世の薩摩における学問の基礎が形成された時代であり,また,各地に遺る石塔に見られるように庶民の信仰生活も多彩に展開した時代でした。さらに鉄砲とキリスト教に代表されるヨーロッパ文化も鹿児島に伝来し全国に広がりました。
「中世のかごしま」では,島津氏領国形成の過程を基調にすえながら,中世薩摩の社会・文化・外交の動向について概観します。
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