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天文12(1543)年,ポルトガル人を乗せた中国船が種子島に漂着した。
このとき,島主の種子島時堯はポルトガル人から鉄砲を入手し,その操作法と製法を家臣に学ばせた。
鉄砲はやがて堺商人らの手により全国に普及し,戦国大名の主要な武器となった。
鉄砲伝来から6年後の天文18年,薩摩のヤジローに案内されたイエズス会宣教師フランシスコ=ザビエルが鹿児島に上陸した。ザビエルは,島津氏15代当主貴久の許可を得て,鹿児島で日本におけるキリスト教布教の第一歩を印した。
このように,鉄砲とキリスト教に代表されるヨーロッパ文化はいずれも鹿児島の地を窓口として伝来したのである。
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