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平氏政権を倒した源頼朝は薩隅日三州に勢力を張っていた平家勢力を一掃し,頼朝と主従関係を結んだ御家人を新たに地頭に任命した。地頭に任命された御家人には,島津氏をはじめ,千葉・鮫島氏,後に渋谷・二階堂・北条(名越)氏などがあった。
その中で特に大きな影響を与えたのが守護職に任じられた島津氏だった。
これらの御家人は,当初いずれも鎌倉に居住し現地には代官を派遣していたが,13世紀後半の蒙古襲来を機に三州の地に入部(土着)し,谷山・肝付氏をはじめとする在地勢力とも争いながら勢力を広げていった。
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