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ホーム > 県政情報 > 統計情報 > 分野別統計一覧 > 鉱工業 > 鉱工業指数 > 月報・年報一覧 > 平成23年鉱工業の動向(平成17年=100)

更新日:2024年3月1日

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平成23年鉱工業の動向(平成17年=100)

1鹿児島県の動向(H17=100)

 

平成23年の鹿児島県の鉱工業指数の年平均(原指数)は,生産指数が98.3で前年比▲12.3%と2年ぶりの低下となった。(表1)

また,出荷指数は94.6で前年比▲10.0%と低下し,在庫指数は155.9で同24.0%と上昇した。

年間の動きを四半期別の前期比(季節調整済指数)にみると,生産指数では(表2)1月~3月期は0.4%と上昇したが,4月~6月期に▲5.9%と低下すると,7月期~9月期は▲3.4%,10月期~12月期▲6.5%と3期連続で低下した。出荷指数では(表4)1月~3月期は▲0.7%,4月~6月期▲4.2%,7月期~9月期は▲2.2%,10月期~12月期▲4.4%と1年を通して低下した。在庫指数では(表6)1月~3月期は6.7%,4月~6月期13.3%,7月期~9月期は3.3%,10月期~12月期5.7%と1年を通して上昇した。

 

(表1)鉱工業指数の年次推移
 

生産

出荷

在庫

鹿児島県

九州

全国

鹿児島県

九州

全国

鹿児島県

九州

全国

平成19年

110.1

110.0

107.4

107.4

110.0

107.8

115.1

103.1

103.9

-

-

-

-

-

-

-

-

-

平成20年

110.3

107.5

103.8

107.2

107.0

104.3

134.2

121.4

106.7

(0.2)

(-2.3)

(-3.4)

(-0.2)

(-2.7)

(-3.2)

(16.6)

(17.7)

(2.7)

平成21年

94.4

85.6

81.1

95.4

86.2

82.1

111.6

105.0

97.2

(-14.4)

(-20.4)

(-21.9)

(-11.0)

(-19.4)

(-21.3)

(-16.8)

(-13.5)

(-8.9)

平成22年

112.1

102.5

94.4

105.1

102.7

95.8

125.7

110.9

96.0

(18.8)

(19.7)

(16.4)

(10.2)

(19.1)

(16.7)

(12.6)

(5.6)

(-1.2)

平成23年

98.3

103.8

82.2

94.6

103.6

92.4

155.9

129.4

101.7

(-12.3)

(1.3)

(-2.3)

(-10.0)

(0.9)

(-3.5)

(24.0)

(16.7)

(5.9)

注:下段()内は前年比(%)

2産の動向

平成23年の生産指数(原指数)は98.3で,前年比▲12.3%と低下した(表3)。

四半期別(季節調整済指数)にみると(表2),第1四半期は106.8で前期比0.4%と上昇したが,第2四半期に100.5で同▲5.9%と低下すると,第3四半期は97.1で同▲3.4%,第4四半期90.8で同▲6.5%と3期連続で低下した。

業種別の動向を前年比でみると(表3),前年より上昇した業種は,一般機械工業(55.1%),金属製品工業(24.8%)など15業種中7業種となっている。

一方,低下した業種は,電子部品・デバイス工業(▲24.5%)など8業種となっている。

3荷の動向

平成23年の出荷指数(原指数)は94.6で,前年比▲10.0%と低下した(表5)。

四半期別(季節調整済指数)にみると(表4),第1四半期は100.2で前期比▲0.7%,第2四半期96.0で同▲4.2%,第3四半期は93.9で同▲2.2%,第4四半期89.8で同▲4.4%と1年を通して低下した。

業種別の動向を前年比でみると(表5),前年より上昇した業種は,一般機械工業(52.0%),金属製品工業(14.9%)など15業種中7業種となっている。また,横ばいの業種が1業種となっている。

一方,低下した業種は,電子部品・デバイス工業(▲27.5%),など7業種となっている。

4庫の動向

平成23年の在庫指数(原指数)は155.9で,前年比24.0%と上昇した(表7)。

四半期別(季節調整済指数)にみると(表6),第1四半期は137.4で前期比6.7%,第2四半期155.7で同13.3%,第3四半期は160.9で同3.3%,第4四半期170.0で同5.7%と1年を通して上昇した。

業種別の動向を前年比でみると(表7),前年より上昇した業種は,窯業・土石製品工業(73.3%),鉱業(59.1%)など14業種中9業種となっている。

一方,低下した業種は,ハ゜ルフ゜・紙・紙加工品工業(▲29.5%)など5業種となっている。

図1~図7,表1~表7(EXCEL:172KB)

5種別生産・出荷・在庫寄与度

平成23年の生産・出荷・在庫指数を前年の指数と比べ,上昇又は低下の増減分に対して内訳業種がどれだけ寄与したか寄与度を前年比とともに掲載しています。

生産

寄与度順位
業種名

寄与度(%)

前年比(%)

1 一般機械工業 0.76 55.12
2 金属製品工業 0.38 24.80
3 繊維工業 0.07 9.39
4 鉱業 0.07 5.51
5 木材・木製品工業 0.07 7.25
6 鉄鋼・非鉄金属工業 0.05 9.66
7 パルプ・紙・紙加工品工業 0.02 1.34
8 その他工業 X X
9 化学工業 -0.03 -5.11
10 プラスチック製品工業 -0.08 -6.67
11 輸送機械工業 -0.15 -16.47
12 電気機械工業 -0.19 -5.33
13 食料品工業 -0.33 -1.33
14 窯業・土石製品工業 -3.93 -16.09
15 電子部品・デバイス工業 -8.99 -24.55

出荷

寄与度順位

業種名

寄与度(%)

前年比(%)
1 一般機械工業 0.64 51.97
2 金属製品工業 0.27 14.95
3 食料品工業 0.19 0.50
4 鉄鋼・非鉄金属工業 0.07 9.93
5 木材・木製品工業 0.06 6.30
6 繊維工業 0.05 7.22
7 化学工業 0.03 2.89
8 ハ゜ルフ゜・紙・紙加工品工業 0.00 0.00
9 その他工業 X X
10 鉱業 -0.04 -6.77
11 プラスチック製品工業 -0.04 -3.77
12 輸送機械工業 -0.06 -8.51
13 電気機械工業 -0.11 -4.44
14 窯業・土石製品工業 -2.86 -16.05
15 電子部品・デバイス工業 -8.10 -27.47

在庫

寄与度順位 業種名
寄与度(%)
前年比(%)
1 窯業・土石製品工業 29.07 73.26
2
プラスチック製品工業
1.33 49.32
3 鉱業 0.59 59.13
4 電子部品・デバイス工業 0.28 23.58
5 一般機械工業 0.03 58.70
6 電気機械工業 0.03 1.37
7 繊維工業 0.02 0.77
8 鉄鋼・非鉄金属工業 0.02 2.88
9 金属製品工業 0.01 0.50
10 その他工業 X X
11 木材・木製品工業 -0.26 -4.65
12 化学工業 -0.53 -18.64
13 食料品工業 -2.54 -9.54
14 ハ゜ルフ゜・紙・紙加工品工業 -3.98 -29.52
 

6種別生産動向

(1)鉄鋼・非鉄金属工業

 

生産指数(原指数)は77.2で前年比9.7%と2年連続の上昇となった。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は8.5%,4~6月期2.2%と上昇し,7~9月期▲1.5%,10~12月期▲4.7%と年後半は低下した。

品目別には,金再生地金,銅・銅合金鋳物など5品目が上昇し,銀地金は低下した。

(2)金属製品工業

生産指数(原指数)は94.1で前年比24.8%と2年連続の上昇となった。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は10.2%,4~6月期6.1%と上昇したが,7~9月期は▲3.7%と低下,10~12月期に4.8%と再び上昇した。

品目別には,超硬サーメットチップ,非鉄金属製管継手など3品目が上昇し,18リットル缶,鉄骨など3品目が低下した。

(3)一般機械工業

生産指数(原指数)は47.0で前年比55.1%と6年ぶりに上昇した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は▲20.6%と低下し,4~6月期に32.1%,7~9月期60.3%と上昇し,10~12月期に▲0.6%と再び低下した。

品目別には,半導体製造装置,給排水栓類など4品目が上昇し,個装・内装機械,真空ポンプなど3品目が低下した。

(4)電気機械工業

生産指数(原指数)は90.6で前年比▲5.3%と低下した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は3.8%と上昇し,4~6月期に▲11.7%と低下,7~9月期4.5%と再び上昇したが,10~12月期で▲0.1%と低下した。

品目別には,自動車用電球は上昇し,ワイヤーハーネス,点火栓など4品目が低下した。

(5)電子部品・デバイス工業

生産指数(原指数)は100.5で前年比▲24.5%と低下した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は▲1.0%,4~6月期▲7.5%,7~9月期▲8.4%,10~12月期▲16.3%と1年を通して低下した。

品目別には,線型半導体集積回路,バイポーラ型ICなど4品目が上昇し,モス型IC(メモリ),固定コンデンサなど11品目が低下した。

(6)輸送機械工業

生産指数(原指数)は78.1で前年比▲16.5%と低下した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は▲3.0%,4~6月期▲5.6%,7~9月期▲1.0%,10~12月期▲9.7%と1年を通して低下した。

品目別には,自動車部品(エンジン部分),自動車車体が低下した。

(7)窯業・土石製品工業

生産指数(原指数)は139.2で前年比▲16.1%と低下した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は4.9%と上昇したが,4~6月期に▲13.9%と低下すると,7~9月期▲12.6%,10~12月期▲9.1%と3期連続で低下した。

品目別には,ファインセラミックス(圧電機能素子),炭化珪素など3品目が上昇し,ファインセラミックス(構造材),ファインセラミックス(パッケージ)など8品目が低下した。

(8)化学工業

生産指数(原指数)は76.1で前年比▲5.1%と2年連続で低下した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は▲5.4%と低下し,4~6月期に11.5%と上昇したものの,7~9月期▲9.4%,10~12月期▲8.9%と年後半は低下した。

品目別には,配合肥料は上昇し,発酵エチルアルコール,窒素など4品目が低下した。

(9)プラスチック製品工業

生産指数(原指数)は155.2で前年比▲6.7%と低下した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は▲4.4%と低下し,4~6月期に3.7%と上昇,7~9月期▲27.9%と再び低下したが,10~12月期で19.7%と上昇した。

品目別には,プラスチック製電気通信用部品,プラスチック製容器など3品目すべてが低下した。

(10)パルプ・紙・紙加工品工業

生産指数(原指数)は90.5で前年比1.3%と2年連続で上昇した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は5.1%,4~6月期2.1%と上昇し,7~9月期▲3.7%,10~12月期▲0.2%と年後半は低下した。

品目別には,印刷用紙(塗工類),包装用紙など4品目が上昇し,印刷用紙(非塗工類),段ボールシートは低下した。

(11)繊維工業

生産指数(原指数)は60.6で前年比9.4%と6年ぶりに上昇した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は6.6%,4~6月期3.0%と上昇したが,7~9月期は▲1.6%と低下,10~12月期に0.8%と再び上昇した。

品目別には,ニット製外衣,靴下など3品目上昇し,補正着,下着は低下した。

(12)木材・木製品工業

生産指数(原指数)は76.9で前年比7.3%と6年ぶりに上昇した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は0.6%,4~6月期8.2%,7~9月期0.1%,10~12月期3.0%と1年を通して上昇した。

品目別には,製材品,木材チップなど3品目が上昇した。

(13)食料品工業

生産指数(原指数)は89.1で前年比▲1.3%と2年連続で低下した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は▲1.8%と低下し,4~6月期に2.2%と上昇,7~9月期▲0.4%と再び低下したが,10~12月期で0.1%と上昇した。

品目別には,和牛枝肉,ミネラルウォーターなど19品目が上昇し,焼酎,豚枝肉など11品目が低下した。

(14)その他工業

平成23年1月より秘匿扱いにしている。

(15)鉱業

生産指数(原指数)は105.3で前年比5.5%と3年連続で上昇した。

四半期別の前期比(季節調整済指数)をみると,1~3月期は9.6%と上昇し,4~6月期に▲17.3%と低下,7~9月期78.0%と再び上昇したが,10~12月期で▲28.1%と低下した。

品目別には,金鉱は上昇し,銀鉱は低下した。

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