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ホーム > 地域振興局・支庁 > 大隅地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 普及情報 > 令和2年1月の現地農業情報(肝属地域)

更新日:2020年3月6日

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令和2年1月の現地農業情報(肝属地域)

アブラムシ防除技術「ハイブリッドバンカー法」の現地検討を実施

1月23日,県農業開発総合センター,メーカー及び農政普及課で連携し,管内施設ピーマンにおけるハイブリッドバンカー法の現地検討を行いました。当技術は,害虫アブラムシの天敵であるアブラバチ等を確保するため,あらかじめ作目に無害なアブラムシをハウス内に餌として「飼育」するものであり,環境と調和したIPM栽培につながります。管内では,志布志版マニュアルを参考に,平成30年作から実証が開始されており,今後も技術導入及び普及に向け,連携して活動していきます。

"畜産若手女性"農作業事故防止現地研修

1月8日,畜産若手女性を対象とした農作業事故防止現地研修会を,県農業開発総合センター大隅支場で開催し,女性農業経営士4名と9名の若手女性が参加しました。研修会では,吉田教授(農業大学校)より,トラクターのスイッチの切り方等,公道走行時留意点等の最新情報,刈払い機の安全利用方法等の指導を受けました。参加者からは,「安全は大切!具体的でわかりやすかった」,「大型特殊の免許を取りたい」等の声も聞かれました。今後も啓発活動を継続していきます。

農作業事故防止

肝属地区の農業者組織リーダーが交流を深める

1月10日,初の試みとして農業者組織連携強化会議を開催し,管内の農業青年クラブ,青年農業士会,農業経営者クラブ,女性農業経営士会,指導農業士会の役員25名と関係機関29名の計54名が参加して,各組織の活動紹介やグループトークを通し交流を深めました。活動紹介では各組織の特徴的な取組が紹介され,5班で行ったグループトークでは,地域農業の課題等について活発な意見交換がなされました。参加者からは「世代を超えたつながりを持ててよかった」といった声が聞かれました。

連携会議あ

連携会議い

さつまいもの一斉採苗実演会を開催

1月16日,肝属地区さつまいも・でん粉対策協議会主催で,さつまいも一斉採苗技術の実演会を開催しました。令和2年産から機械移植機を導入する生産者や大規模生産者を含め,約30名が参加しました。実演会では大隅支場農機研究室担当者から,苗床造成,種いも伏せ込み等について説明がありました。農政普及課では一斉採苗と機械移植,畑かん利用を組み合わせた栽培体系について来年度以降も実証試験を行い,生産者へ技術普及を図っていきます。

一斉採苗

ハウス加温さやいんげん本格的に出荷始まる!!

JA鹿児島きもつき垂水支所管内におけるハウス加温さやいんげんの出荷が,正月明けから本格的に始まりました。栽培面約2.2ha,生産者26名で5月まで約60tの販売を計画しています。本年度は,垂水市IPM研究会も発足し,天敵を活用した取組も始まっており,生産者もより品質の高いものを消費者に届けられるよう生産出荷に余念がありません。農政普及課は,病害虫の発生状況や防除対策,肥培管理等について,随時,助言,指導を行っています。

さつまいも基腐病対策の状況について

1月8日に発表された,かんしょの緊急支援事業を受け,1月8日から各市町の公民館等で,事業申請に関することと,来年度に向けたさつまいもの栽培管理について生産者を集めて関係機関と説明を行いました。減収に伴う対策に取り組むよう推進することと,栽培技術面では,基腐病の治療薬が登録されていない現在では,苗消毒等基本対策技術の励行することによって,発生を未然に防ぐ対策を実践するよう促しました。

全国茶品評会に向けて検討会を開催!

1月14日,令和2年に開催される全国茶品評会に向けて令和元年の上位入賞茶の求評会,直近の茶園管理等についての対策会を開催しました。情報提供を行った後,産地としてどのような茶を出品していくのか,生産者,関係機関で検討を行いました。今後も,農政普及課では,対策会で出された生産者の意見を取り入れながら,生産者,関係機関一体となった品評会茶の製造が行われるように支援を行っていきます。

全国茶品評会

畜産若手女性農業者を対象に今年度最後のべぶ講座を実施

1月8日,第3回べぶ講座を開催し,畜産若手女性10名,会運営支援の女性農業経営士4名,関係機関等の計26名の出席がありました。若手普及職員2名が講師を務めた子牛育成の基礎講義や,農業機械研修,スマート農業実践農家の現地視察と盛りだくさんでありましたが,「工夫をこらした研修内容でわかりやすかった」,「他の農家の畜舎を見ることがすごく参考になった」との声が聞かれました。次年度も継続してべぶ講座を開催する予定です。

べぶ講座現地視察

梅ヶ渡水田農業営農組合が法人化を目指した先進地視察研修を開催

1月11日,鹿屋市輝北町の集落営農組織「梅ヶ渡水田農業営農組合」が姶良市蒲生町の農事組合法人「白男の郷」を視察し,組織の概要や法人化についての研修と意見交換を実施しました。組合では梅ヶ渡地区内の若手が出席できるよう土曜日に視察を行いました。研修参加者は14名で,白男地区が若手を中心に毎月,持ち寄りの飲み会を行うことでコミュニケーションがとれていることや近隣の集落営農法人と情報交換を行っていること等,参考になったとの声が聞かれました。

梅が渡地区

農業経営スペシャリスト(税理士)派遣による集落営農組織の法人化支援

1月15日,梅ヶ渡水田農業営農組合は専門家派遣を受け,徳永税理士や市,JA,農政普及課等含め11名で法人化に向けた検討を行いました。法人化には継続性が何より重要であるため,法人組織が10年後も続いていくためには,もう少し若い世代を巻き込んでいくことや,運営をどうするか十分考慮する必要があること,また,2階建て方式で1階を一般社団法人にする方法も考えられる等の助言指導を受けました。徳永税理士を含めて,地元支援チームで今後も継続して支援を行っていきます。

集落営農専門家派遣

外国人技能実習生お茶の入れ方を体験し,和菓子を楽しむ

1月19日,錦江町総合交流センターで,錦江町の5戸の農家で研修している20名の外国人技能実習生が集い,お茶の入れ方体験と和菓子を楽しむ交流会を開催しました。交流会は,大根占ふかみ会(茶業青年)の協力・支援のもと,会員が生産したお茶と地元産の和菓子を用い,正式な入れ方で入れたお茶は旨みがあって美味しい,和菓子もとっても美味しいと好評でした。また,受け入れ農家からも十分満足であったとの声が聞かれました。

外国人実習生

「普及活動成果発表会」盛会に開催!

1月20日,JA鹿児島きもつき本所で,外部評価委員,指導農業士,女性農業経営士,農業経営者クラブ,農業青年クラブ,関係機関・団体など約90名の出席のもと,普及指導活動の取組を5課題発表しました。各課題に多くの質問や意見をいただき,これらについては今後の普及活動に生かしていきます。また,発表会の前には,経営者クラブ肝属支部総会と肝属指導農業士会総会が開催され,経営者クラブでは会員の勧誘,指導農業士では新規就農者の育成などの活動計画が承認されました。

肝属・曽於地区の輪ギク生産者が安定生産技術について学ぶ

1月17日,生産者及び関係機関28名による肝属・曽於地区輪ギク合同研修会を肝属地区で開催しました。現地検討では,「精興光玉」の下葉枯れ症や首曲がり症について,他県事例の情報提供を交え,対策技術の検討を行いました。室内検討では,冬期の炭酸ガス施用や補光によるボリュームアップ対策等の検討,種苗会社から品種動向の情報提供を行いました。出席者からの質問も多数あり,技術向上につながる研修会となりました。

輪ギク研修会

 

普及事業協議会幹事会員で,労働力確保等の検討を行う

12月25日,普及事業協議会幹事会員20名出席の下,労働力確保の状況やJAにおける外国人技能実習生に関する取組についての意見交換と,大規模法人における外国人技能実習生の取組及び,施設園芸農家におけるスマート農業の取組等を研修しました。商工会を通じて外国人技能実習生を受け入れた事例や,複合環境制御技術で部会平均単収より17%UPした取組等について説明を受けました。今後も関係機関・団体が一体となり地域農業の発展を推進していきます。

肝付町のきんかん,台湾への輸出始まる

1月6日から肝付町のハウスキンカンの台湾への輸出が始まりました。1月14日までに850kgを出荷し,1月中には昨年と同じ1.4tを出荷予定です。2月には県や県特産品協会等主催のかごしまフェアが台湾で開催予定であり,これに向けてさらに500kgの輸出を計画しています。一方では,今年,残留農薬検査で基準をクリアできず,輸出できない園地が一部あったため,当課では次年度対策に向けて,輸出向けキンカンの防除暦を作成し,生産者に配布する予定です。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

大隅地域振興局農林水産部農政普及課

電話番号:0994-52-2145

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