更新日:2024年3月19日
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1月19,25,26日の3日間,県酪農協,家畜保健衛生所と連携して,霧島市,姶良市,湧水町の全酪農家18戸を訪問し,「生乳生産管理チェックシート」の記帳状況や牛舎,搾乳施設等の衛生管理状況を確認しました。記帳,衛生管理ともにおおむね良好で,生乳管理マニュアルに沿った管理がなされていました。農政普及課からは牛群検定の分析結果を提供し,飼養管理について検討・指導しました。併せて,分析結果はSNSで提供する了解を得ました。
2月8,9日の姶良中央家畜市場で開催された子牛セリ市で,県肉振協姶良支部主催による全頭体測を実施し,売却予定の560頭の体高,胸囲,腹囲,栄養度を計測しました。前年と比較して日齢,体重,体高ともわずかな減少で子牛価格の低迷による飼育への影響は小さいでした。栄養度については,過肥と判断される7以上の牛が大幅に減少し,適正域にある子牛が多くなりました。今後は,栄養度は現状程度で,日齢短縮と体高等の発育を更に向上していくよう指導します。
2月22日に姶良中央家畜市場で,「儲かる牛飼い講座」が4年ぶりに開催されました。この講座は,管内の繁殖牛飼養農家の中で20頭以上飼養している農家を対象に県肉振協姶良支部が主催したもので,77人が参加しました。専門普及指導員から「肉用牛経営のコスト低減」,税理士から「決算書作成等における留意点とインボイス制度の注意点」と題した講演があり,参加者は熱心に受講していました。また,鹿児島黒牛肉などが当たるお楽しみ抽選会も実施され,大好評でした。
2月15日,溝辺お茶加工研修館で「きりしま紅茶研究会」総会及び研修会が開催され,会員の茶農家9人と関係機関4人が参加しました。総会では,県茶業振興大会でのPRや各紅茶コンテストでの入賞が報告され,次年度の県内紅茶生産者との視察・交流も計画されました。研修会では,農政普及課から紅茶製造の基本技術を説明し,会員が生産した紅茶を互評しました。その際の良かった点や問題点,それぞれの紅茶製造状況を会員で共有し,次年度の生産に向け意見交換が活発に行われました。
2月6日に国分公民館で,現地就農トレーナー研修が行われ,会員14人,指導農業士2人,関係機関5人の計21人が参加しました。「今後経営者となるために必要な経営研修を実施したい」という要望があり,それに応えて,経営移譲などに関する内容を研修しました。参加者からは,「経営の重要さが理解できた。今後も技術的な研修だけでなく,経営についての研修も受けていきたい」といった意見が聞かれ,好評でした。農政普及課では,今後も青年育成のため,様々な支援を行います。
2月15日に青少年会館で県青年農業者会議が開催され,姶良地区からは3人の青年農業者が出席しました。会議ではプロジェクト発表が行われたほか,自身の経験や農業に対する思いを語る「輝けトーク」の部では姶良地区の青年農業者1人が優秀賞を受賞しました。また,「3年後の農業をどう捉え,今何をするべきか」をテーマにオープンチャット形式でパネルディスカッションが行われ,積極的な意見交換が行われました。今回発表した青年農業者は,今後プロジェクト活動に取り組む予定です。
2月24,25日に霧島市国分旭通りで「こくぶ初市」が開催され,青年農業者組織「飛翔クラブ」が出店しました。同クラブの共同プロジェクトとして栽培に取り組んでいる伝統野菜「国分大根」を中心に,会員が丹精込めて栽培したごぼうやねぎ,鹿児島黒牛のスジ等を材料にしたおでんを提供しました。天候にも恵まれ2日間で計156食のおでんを販売しました。また,国分大根の食べ方が掲載されたパンフレットを配布し,PRしました。
2月20日,振興局で現地就農トレーナー研修(作物部門)が開催され,新規就農者2人を含む水稲農家4人が出席しました。農政普及課から水稲の生育ステージにあわせた施肥管理及び農薬使用等について説明したほか,水田施策を説明しました。また,指導農業士2人から「人から見苦しいと思われるような田んぼにしないこと。限りある資源を有効に活用するように」などの助言がありました。新規就農者からも指導農業士に質問し,出席者同士の活発な意見交換がなされました。
2月13日,姶良市担い手女性組織「ファームミズあいら」の先進地研修に12人が参加しました。最初に霧島市国分の観光農園を視察し,観光農園・6次産業化に取り組んだ経緯や後継者の確保状況等について説明を受けました。次に国分の農業生産法人を視察し,建設業から有機農業に取り組んだ経緯や,有機栽培における土づくりの重要性等について説明を受けました。有機栽培に取り組む参加者が多かったことから,質問が多く,活発な意見交換がなされました。
2月14日,桜島で管内の女性農業経営士組織「ファームネットあいら」の総会及び研修を開催し,新たに女性農業経営士に認定された4人を含む18人が参加しました。研修会では,桜島の女性農業経営士が,農薬と化学肥料を使用せずに桜島大根を栽培した経緯やCafeの経営に至った経緯等について説明しました。「作物や土に話しかけることは人しかできない。また,自分で自分を褒めることが,他人に愛情を注げる第一歩」等の講話をいただき,会員は刺激を受けていました。
2月2日,管内の有機農産物生産者組織である「霧島有機社中」が,有機農産物セットを30社の実需者に提供しました。この取組は有機農産物の味・品質等を理解してもらい,販路拡大につなげることを目的としています。今回は,同組織の会員9人が生産した根菜類・葉菜類を中心とする秋冬野菜14品目をセットにして宿泊施設や飲食業者に提供しました。実需者に行ったアンケートでは「購入希望がある」など好評でした。アンケート結果も会員と共有し,今後の生産・販売の参考とします。
2月7,8日,霧島市の有機野菜農家及び関係者の計4人で,京都府における農産物の自動販売機の活用と,野菜の戸別配送を行う株式会社の集荷・販売方法について視察・調査を行いました。自動販売機については農産物販売でのポイントと使用事例,株式会社では販売につながるPR・商品提案方法や生産者の取組事例について調査しました。参加者からも実際の活用方法について多くの質問が出され,有意義な情報収集ができました。今後の販売面での活用について支援します。
2月15日,伊佐市の菱刈環境改善センターで,スマート農業に対する農業者の理解促進を目的とした室内研修と農業機械の展示・実演会を開催し,姶良・伊佐地区の農業者23人が出席しました。室内研修では,ドローンの使用上の留意点や新たな活用例などについて講演が行われました。また,展示・実演会では,直進アシスト機能付きのトラクタや田植機が展示され,トラクタの実演走行も行われました。今後も,スマート農業の導入・普及に向けた取組を継続します。
1月31日,菱刈生活改善センターで伊佐市女性農業経営士の会は,保存食をテーマに加工実習を行いました。同センターの大量調理加工機材を利用し,「伊佐・味の四季(初版,改訂版)」を活用したおこわの具,シイタケつくだ煮,みそ玉を加工しました。おこわの具の冷凍品を,蒸したもち米と炊いたうるち米と混ぜるといった時短のコツ等,技術交換の機会となりました。また,市農政課の食育担当等を招いて,試食と併せて食の伝承料理集や魅力あふれる体験講座の活動事例を紹介しました。
2月19日,今年度の新規就農者2人の現地で伊佐地区指導農業士会の指導農業士5人は,顔合わせ後,それぞれ新規就農者にアドバイスをしました。肉用牛繁殖経営の就農者は,子牛価格の低迷等の中,空き牛舎を借り初期投資を抑え,まず20頭規模を目指して経営を開始しました。農業法人経営(大規模水稲等)に就農した後継者は,高齢の就業者を抱え,将来の労力不足の不安を語りました。今後も指導農業士や市等関係機関と連携し,新規就農者育成へつなげます。
2月13日,農業次世代人材育成投資事業経営開始資金等受給者のほ場・牛舎で伊佐市担い手サポートチーム会は,就農状況を調査し,改善点を指導しました。チーム会は,指導農業士や市,農業委員会,農協指導員,普及指導員で構成しました。根深ねぎ3人,かぼちゃ1人の各ほ場では,管理状況や今後の作業を確認しました。繁殖用肉用牛経営1人の牛舎では,指導農業士や農協指導員が飼料給餌を至急改善するよう助言しました。今後も,関係者と連携した新規就農者育成に取り組みます。
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