更新日:2023年12月22日
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11月8日,かごしま県民交流センターで,農山漁村パートナーシップ推進研修会が開催され183人が出席しました。大塚副知事から7人に農山漁村女性活動功労者に表彰状が授与され,姶良地域からは永峯登美子氏が表彰されました。女性起業グループ「株式会社姶良農産加工」の代表として,地域雇用の場づくり,地元農産物,特に裸麦をみそ加工を積極的に取組み,麦の産地づくりに貢献されたものです。「さらに食育活動やみそづくりを伝承していきたい」と意欲的でした。
11月13日,霧島市シビックセンターで,霧島市さつまいも生産者協議会を対象に,サツマイモ基腐病対策研修会を開催し,14人が参加しました。霧島市に設置した展示実証ほの実績を活用し,新しい農薬防除体系や抵抗性品種を紹介しました。また,今やるべき対策として,ほ場の複数回の耕うんや,バイオ苗等の健全苗の確保を指導しました。生産者からは,育苗床の消毒方法について質問があるなど,次年産に向けた取組を検討しました。
飛翔クラブは,10月28日に共同プロジェクトとして霧島市国分の借り入れほ場で国分大根を播種しました。プロジェクトでは国分大根の域内流通を図っており,現在,国分中央高校での栽培や,日当山西郷どん村での販売に取り組んでいます。今年度は,国分大根の概要や地域のレストランと連携して考案したレシピを掲載した冊子によるPR活動に取組むほか,農業青年クラブ消費者交流会への出店も予定しており,クラブ員の意欲も高まっています。
11月10日,霧島市内と姶良市内で霧島有機社中が,畑めぐりツアーを開催し,宿泊業者や飲食業等の実需者,関係者29人が参加しました。ツアーでは,4会員の農場訪問による生産現場紹介,有機農産物の試食,有機野菜活用に向けた意見を交換しました。意見交換では,会員の生産・販売の課題や実需者の野菜の購入状況・条件について意見が出されました。今回は「見て・食べて・知ってもらう」ことで,有機農業への理解促進につながりました。この結果を生かして,有機農産物の購入促進につなげていきます。
霧島市花卉振興会では,地域花店や消費者と交流して切り花の消費拡大につながる活動を行う「花をかざろうプロジェクト」を展開しています。11月4日に国分公民館で,親子を対象にしたフラワーアレンジメント教室(花育),11月13~17日には国分シビックセンターで,管内生産者のゆり・ばらの展示会を開催しました。今後も,霧島市花卉振興会の活動を通じて,管内生産者の切り花の消費拡大等につながるよう支援します。
11月8日,霧島市隼人町のトマト農家の協力によりIPM実証ほを設置しました。近年,地域ではトマト黄化葉巻病の被害が多発し,ウイルスを媒介するコナジラミ類の防除が課題となっています。薬剤抵抗性等により防除が困難となっている中,タバコカスミカメによる天敵防除を過去2年間施設内の一部で試用し,効果が見られました。そこで,今年度使用基準に沿った密度で放飼し,防除効果を検討します。来年5月末頃までの栽培期間,関係機関と協力して調査,栽培指導等を支援します。
11月12日,伊佐市菱刈農村公園において,伊佐市主催の伊佐ふるさとまつりが開催され,農産物・飲食物等の販売やステージイベントで賑わいました。伊佐YADクラブ(農業青年クラブ)では,クラブ員が栽培したお米や根深ねぎを販売し,いずれも完売する盛況ぶりでした。今回の販売は,農産物の価格設定やPRポップ等の作成など,農産物販売についての知見を得るだけでなく,伊佐YADクラブをアピールする良い機会となりました。今後も,農業青年の活動を支援します。
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