更新日:2022年6月1日
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サウスランド地区(ニュージーランド)2
III.世界自然遺産への関わり
- 世界自然遺産の管理について
- i.管理の法的根拠
- 世界自然遺産の管理は国立公園法(1980)及び保全法(1987)に基づいて行われる。
- 日常の管理責任は保全省にある。同省が考慮すべきものとして、国立公園に関する総合政策、メインランド、サウスランド及びウェストオタゴ保全管理政策及び自然遺産地域を含む各国立公園の管理計画がある。
- フィヨルドランド国立公園管理計画は、テ・ワヒポウナム地域の一部も適応される。同計画は、定期的に見直され、住民がこの地域の管理方法にたずさわる機会を設けている。
- サウスランド地区評議会は資源管理法(1991)に基づいて世界遺産地域の一部であるフィヨルドランド国立公園内の資源管理に対して法的責任を持つ。同公園内の特定の活動が、地域全体が有する価値を損なわぬようにすることを目的とする。
ii.管理体制(管理者)
- 上記の法に関して責任を有する行政当局(すなわち、保護省と環境省)とサウスランド地方評議会は緊密に協力して遺産地を管理する。
iii.管理の方策
- 遺産地域管理の5つの基本的な目標は次の通りである。
- 同地域は可能な限り自然の状態で保存する。
ア)同地域固有の動・植物は可能な限り保存し、外来種はできるだけ排除すること。
イ)考古学的、歴史的価値のある遺跡や遺物は可能な限り保存すること。
ウ)土壌、水資源、及び保全地域としての遺産の価値を保持すること。
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