更新日:2022年6月1日
ここから本文です。
四川省(中国)(2)
II.世界自然遺産地域の概要
B.九寨溝の渓谷景観・歴史地区
- 世界自然遺産地域の名称
-
- 九寨溝の渓谷景観・歴史地区
- 世界遺産一覧表に登録された年
-
- 1992年
- 世界自然遺産地域の面積
-
- 720平方km
- 世界自然遺産地域の土地所有者
-
- 国(遺産地域の100%)
- 世界自然遺産地域について
- i.概要
- 九寨溝は川西北高原に位置し、高山峡谷炭酸ナトリウム堰塞地形で、メン風景区は80kmにわたり、Y字の形を成しており、長海、剣岩、諾日朗、樹正、如、黒海の六大景観から成っている。溝内には九つのチベット居住民の村が散在しているということで、この名が付けられた。
- 溝内の52%の地域は原始林であり、数多くの谷や小川が刻まれている。また、綺麗な炭酸カルシウムの湖が114個ある。朝晩の気候変化が激しく、温帯と亜寒帯気候を有し、針葉樹や広葉樹、高木、潅木、苔類、藻類など多様な植物が見られ、すばらしい「仙境(仙人が住む山の環境)」を誇っている。
- 溝口の海抜は1,980mで、奥の山頂部は3,000mを超えている。国家級の保護動物は36種類あり、保護樹類は60種類ある。
ii.世界遺産登録理由
- 九寨溝は世界的特異な生態環境、美しい景観をはじめ、多くの固有種や絶滅の恐れのある動植物の生物相を有するとともに、温帯に属しているにもかかわらず、高原から高山帯に及ぶ植生の典型的垂直分布が見られるなど、特異な生態系と世界でも稀な自然景観を有している地域であるため。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください