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更新日:2022年6月1日

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ハワイ州(アメリカ合衆国)

I.自治体の概要

  1. 人口
     
    1,183,723人(1996年現在)
  2. 面積
     
    16,636.5平方km
  3. 気候
    • 亜熱帯~熱帯性気候
    • 平均気温23.3℃
    • 年間降水量559.3mm
  4. 言語
     
    英語
  5. 県都とその人口
     
    ホノルル市
    871,766人(1996年現在)
  6. 主要産業又は主要産物
    • 観光
    • 農業(サトウキビ、パイナップル、コーヒー、マカデミアナッツ、タロイモ、生花、家畜)
  7. 地域の特色
    • ハワイは太平洋の中央に位置し、東西2,530kmにわたって広がる132の島々で成り立っている。そのうち、7つの大きな島にのみ、人が居住している。
    • ハワイは1年を通して温暖で、雨季に入る冬にわずかな気候の変化が見られるのみである。
    • 観光と農業に加え、ハワイにはマウナ・ケア山の山頂にある世界最先端の天文台、軍事基地があり、テクノロジー産業が成長しつつある。また、水産養殖および漁業/スポーツ・フィッシングも行われている。
    • ハワイには、世界的に知られる観光名所がいくつかある。例として、ダイヤモンド・ヘッド、ワイキキ、ハナウマ湾、イアオ・ニードル、ハレアカラ火口、ナパリ・コースト、そしてハワイ火山国立公園などをあげることができる。また、文化的に重要な名勝もある。イオラニ宮殿、モロカイ島の養魚池、巨大なヘイアウ(石を積み重ねた宗教的構造物)などである。
    • 太平洋の真ん中に孤立している為、ハワイには広範囲にわたる独特の生物相が形成されていたが、人間の定住により残念ながら、多くの動植物が絶滅の危機にある種のリストに含まれてしまった。ハワイ海域は、出産をするザトウクジラの保護区となっている。

II.世界自然遺産地域の概要

  1. 世界自然遺産地域の名称
     
    ハワイ火山国立公園
  2. 世界遺産一覧表に登録された年
     
    1987年
  3. 世界自然遺産地域の面積
     
    324.4平方km(ハワイ島面積の3.1%)
  4. 世界自然遺産地域の土地所有者
     
    連邦政府(遺産地全体)
  5. 世界自然遺産地域について
    • i.概要
    • ハワイ火山国立公園はハワイ州最大の島、ハワイ島(面積1万433平方km)にあり、年間250万人が訪れる。
    • ハワイ火山は、海抜約1,191mの高さにあり、山頂付近の平均雨量は2,564.4mm、山頂付近の気温は摂氏0~35度、平均では摂氏15度である。海抜0m付近では一般的に温暖で、乾燥している。
    • ハワイ州で最も高い山であるマウナ・ケア山(4,200m)も同島に位置している。

      ii.世界遺産登録理由
    • ハワイ火山の主要な火口、キラウエア火口は深さ143m、面積は9.38平方kmに及ぶ。
    • ハワイ火山は世界で最も激しい火山活動を続ける活火山であり、20年近くも噴火が続いている。

III.世界自然遺産への関わり

  1. 世界自然遺産の管理について
    • i.管理の法的根拠
    • 所有者:アメリカ合衆国内務省
    • 法的地位:米連邦議会で1916年8月1日に成立した法律により、2つの島の隣接しない2ヶ所があわせてハワイ国立公園として承認された。同国立公園は連邦政府所有の土地にハワイ領からの寄付によりつくられたものである。
    • 1930年、米連邦議会はこの公園の2つの土地に生じる独占的管轄権を連邦政府に与えた。
    • 1961年、議会はこの2箇所を分離し、ハワイ島側をハワイ火山国立公園、マウイ島側をハレアカラ国立公園という別個の国立公園とした。

      ii.管理体制(管理者)
    • 同国立公園はアメリカ合衆国内務省国立公園局の管理下にあり、担当官は次の通りである。
    • ハワイ火山国立公園監督官
      ハワイ国立公園ハワイ州96718私書箱52
    • 国立公園局太平洋地域担当長官
      ハワイ州ホノルル市96850アラモアナ・ブルバード300番地スイート6305私書箱50165

      iii.管理の方策
    • 管理、国立公園の資源(地質、固有種の動植物、歴史的/考古学的遺跡)の保全と調査、研究、州民への教育を中心に実施される。
    • 外来種の生物の移入による影響に焦点が当てられているが、これはあまりにも大きな問題であり、完全に解決するには、現在、有している資源では不十分である。そのため、現在、管理の方法としては、特定の区域及び種を優先して保護するというアプローチをとっている。比較的、原形をとどめており、生物学的にも重要で、存続する可能性がもっとも高い生態系及び生息群における外来種を抑制することに最大限の努力が傾けられている。有害植物以外にも、ヤギ、ブタ、ウシ、ヒツジに対する管理・抑制も行われている。野生のネコ、ネズミ、イヌ、マングース、ハツカネズミ、さらに外来種の鳥類、ハチ、蚊を管理する計画は、種を確認し調査を行い、優先順位を付けて適切な財源にもとづき行われる。
    • 管理の方法に関する詳細は、1975年に承認された、ハワイ火山国立公園マスター・プラン最終案に書かれている。

  2. 自治体の世界自然遺産地域への関わり
    • i.自治体による遺産地域の管理
    • 遺産地域は、地方自治体ではなく、連邦政府により管理されている。

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環境林務部自然保護課

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