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更新日:2022年6月1日

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レンネルベロナ州(ソロモン諸島)

I.自治体の概要

 
  1. 人口
     
    1,500人(1996年現在)
  2. 面積
     
    840平方km
  3. 気候
    • 温暖~熱帯
    • 平均気温32.2℃
    • 年間降水量4,000mm
  4. 言語
     
    ポリネシア語、ピジン語
  5. 県都とその人口
     
    ツプアキ(西レンネル)
    400人(1996年現在)
  6. 主要産業又は主要産物
    • 農業
    • 漁業
  7. 地域の特色
    • レンネルは、ソロモン諸島の首都ホニアラが位置するガダルカナル島の南約180kmに位置し、サン・クリストバル島の南西に位置する。これらの島々はソロモン諸島の中でも大きな島である。
    • レンネルは降雨量多く、暖温帯から熱帯の気候帯に属す。
    • レンネルは穏やかな湖やツフンガゴ高地など、美しい景色と自然現象に恵まれている。州政府は、持続的な観光や養蜂などその他小規模ビジネスの育成に力をいれている。

II.世界自然遺産地域の概要

  1. 世界自然遺産地域の名称
     
    東レンネル
  2. 世界遺産一覧表に登録された年
     
    1998年
  3. 世界自然遺産地域の面積
     
    370平方km
  4. 世界自然遺産地域の土地所有者
     
    古くからの地元土地所有者
  5. 世界自然遺産地域について
    • i.概要
    • レンネル島は隆起した環状サンゴ礁で、その大半が人工的に手が加えられておらず、南太平洋地域(ニュージーランドとオーストラリアを除く)で最大の湖を有している。動物相は大半がこの島固有のもので、植物相も生物地理学的に非常に特異である。

      ii.世界遺産登録理由
    • 世界自然遺産地域は顕著な地質学的、生物学的、景観的価値を有する。そうした価値の中には、世界最大の隆起した環状サンゴ礁、太平洋地域で最大級の湖(かつては礁湖(サンゴ礁内の湖)であり、現在はウミヘビが生息している珍しい湖である。)、この土地固有の多くの鳥類、ポリネシア人が住む最西部の島であることなどがあげられる。

III.世界自然遺産への関わり

  1. 世界自然遺産の管理について
    • 現在、商業雇用観光部と環境保護部がこの遺産の管理運営を行っている。これは土地所有者が資源管理保全委員会を設立するまでの暫定的な対応である。

      i.管理の法的根拠
    • 東レンネル世界自然遺産の管理は法的に明記されていない。しかし、環境保全法及び野生生物法に基づく特別保護区域として、厳重に保護されている。

      ii.管理体制(管理者)
    • 法的な権限を有するのは環境保護部であり、商業雇用観光部の観光課は、関連行政機関間の意思疎通や調整を行う。また、この地域の管理において重要な役割を果たしている。

      iii.管理の方策
    • 管理の基本は、世界遺産としての価値を失わぬように遺産地域を厳重に保全することである。このため、自然環境保護に負担を課すような大規模漁業や大規模農業などの商業中心の開発は、1998年環境保全法で規制されている。また、遺産地域の動植物は1998年野生生物管理法に保護されている。

  2. 自治体の世界自然遺産地域への関わり
    • i.自治体による遺産地域の管理
    • レンネルベロナ州政府は、商業雇用観光部・環境保護部・NGOと遺産地を管理するために緊密な協力を行っている。

      ii.遺産地域を活用した地域振興策
    • ソロモン諸島政府とニュージーランド政府は、エコツアー、釣りなど自然環境のバランスを維持しながらライフスタイルを豊かにする持続可能な小規模ビジネスを促進する構想計画を作成した。同様の構想の下で、文化面での対応策も作成された。

      iii.中心施設としての東レンネル情報センター
    • 東レンネル情報センターの設置が予定されており、研修センター・ビジネスセンターを収容する文化村(CulturalVillage)的役割を担う構想がある。

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環境林務部自然保護課

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