更新日:2022年6月1日
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四川省(中国)(1)
I.自治体の概要
- 人口
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- 8537万人(1998年現在)
- 面積
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- 48.5万平方km
- 気候
- 暖温帯~亜熱帯
- 平均気温(県都)16℃-18℃
- 年間降水量(県都)1,200mm
- 言語
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- 中国語
- 県都とその人口
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- 成都
- 920万人(1998年現在)
- 主要産業又は主要産物
- 農業:水稲、小麦、とうもろこし、薩摩芋、菜種、蜜柑、養蚕、養豚など。
- 工業:冶金、機械、鉱物、化学工業、電子、食品、航天工業など。
- 地域の特色
- 四川省は、東西1,000kmあまり、南北900kmあまりにわたる広大な敷地を有しており、巨大な盆地である。
- 気候は温帯に属し、四季分明で、温暖多雨である。
- 農林水産業という伝統産業を中心に発展して来たが、工業基盤も整備されたことによって、航空、ロケット、原子力、電子、生物工程、高分子材料等の分野に力を入れて、国内で優位を取っている。
- 省内には、たくさんの高山や峡谷、美しく雄大な自然があり、内陸部の魅力を生かした観光誘致も積極的に行っている。
- 西部に海抜の高く険しい山、九塞溝を代表とする特異な生態系があり、注目を集めている。
II.世界自然遺産地域の概要
A.黄龍の景観・歴史地区
- 世界自然遺産地域の名称
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- 黄龍の景観・歴史地区
- 世界遺産一覧表に登録された年
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- 1992年
- 世界自然遺産地域の面積
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- 700平方km
- 世界自然遺産地域の土地所有者
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- 国(遺産地域の100%)
- 世界自然遺産地域について
- i.概要
- 黄龍はチベット高原の東部周辺且つ民山山脈の魯山の麓に位置し、カルスト地形に属している。海抜は3,123m~3,576mである。ここには、3,400の小池からなる石灰華段、8haの広さを持つ石灰質の堆積物、4つの鍾乳洞がある。原始林に覆われた石灰質の堆積物が黄色い龍のように山麓を曲折している。
- 雪宝鼎、ムニ河等の名所が数多くある。パンダ、レッサーパンダも棲息している。
ii.世界遺産登録理由
- 黄龍は、世界的に特異なカスト地形、美しい景観をはじめ、多くの固有種や絶滅の恐れのある動植物の生物相を有するとともに、温帯に属しているにもかかわらず、高原から高山帯に及ぶ植生の典型的垂直分布が見られるなど、特異な生態系と世界でも稀な自然景観を有している地域であるため。
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