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更新日:2023年4月24日
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椋鳩十
作者が昭和30年の冬に,鹿児島県東端の集落,曽於郡志布志町四浦を訪れ,老猟師の藤山三五郎翁から聞いた猪狩りの伝承をもとに書き下ろした作品である。
主人公「源助」は,78歳の老猟師で,猟師や村人から尊敬されている猪狩りの名人である。その源助が後継者としている若い三吉と二人で,カガミジシと呼ばれる大猪を狩る。
椋鳩十(むくはとじゅう)(本名:久保田彦穂)
(1905~1987)長野県下伊那郡喬木村生まれ
昭和5年9月に,加治木高等女学校の国語教師となったことで,鹿児島との深い関わりが生まれた。
特筆すべきは,図書館人としての活躍であり,昭和22年には,県立図書館長に就任,その後20年にわたり県内の図書館活動の充実に尽力した。特に,昭和35年には,「母と子の二十分間読書運動」を提唱し,全国規模の運動となった。
県立図書館長退任後は,鹿児島女子短期大学の教授となり,図書館学等を講じるなど,多くの業績を残した。
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