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更新日:2023年4月24日
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椋鳩十
屋久島の山中を舞台に,作品が描かれている。主人公の「ぼく」は,そこに住む鹿狩りの名人である吉助おじさんから誘われ,鹿狩りに行く。そこで,「片耳の大鹿」と呼ばれる,鉄砲で片耳を撃ち落とされた一匹の大鹿に出会う。
狩人と鹿の織りなす心温まる物語となっており,荘厳なまでの生命のふれあいを描いている。
椋鳩十(むくはとじゅう)(本名:久保田彦穂)
(1905~1987)長野県下伊那郡喬木村生まれ
昭和5年9月に,加治木高等女学校の国語教師となったことで,鹿児島との深い関わりが生まれた。
特筆すべきは,図書館人としての活躍であり,昭和22年には,県立図書館長に就任,その後20年にわたり県内の図書館活動の充実に尽力した。特に,昭和35年には,「母と子の二十分間読書運動」を提唱し,全国規模の運動となった。
県立図書館長退任後は,鹿児島女子短期大学の教授となり,図書館学等を講じるなど,多くの業績を残した。
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