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更新日:2020年9月15日
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令和2年8月11日,進藤金日子参議院議員が,今回の7月豪雨により河川堤防が破堤し農地・農業用施設へも大きな災害があった伊佐市大口山野の中村橋付近の現地調査を実施された。
進藤議員は,農林水産省ご出身で農村振興局中山間地域振興課長で退職されており,被災現場を1時間近く視察される中でも,農地・農業用施設災害復旧事業に対し流域治水の観点から専門的な見識を示された。
令和2年8月20日,曽於地域畑かん散水器具実演会・曽於地域スマート農業推進研修会が曽於市大隅町の大隅南地区で行われた。本研修会には,曽於畑地かんがい営農推進センター農業普及課及び水利事業課,大隅地域振興局農村整備課職員並びに各市町職員,地元農家が出席した。散水器具・ロボットトラクターの実演では,従来の製品と比較し,効率化・省力化を図った農業について学んだ。
研修に参加した職員・地元農家から,製品の使用方法や導入台数など活発な質問が出され,畑地かんがいの知識を広げる有意義な場となった。
令和2年8月28日に,県営中山間地域総合整備事業西之表創生地区の古田2号農道測量設計の地元説明会を開催した。本農道は茶畑内の現道を拡幅して舗装する計画であり,出席した地権者からは路面排水に対する要望や茶樹の補償についての質問などが挙がった。
本地区では今年度農道3路線,集落排水路1路線の4路線を設計する予定であり,今回の地元説明会はその第1弾。地元説明会を開催し関係者の声に耳を傾けることによって,現地調査だけでは見えてこない問題点などを洗い出し,使用する方々に納得してもらえる施設が整備できるよう努めていきたい。
7月下旬から8月上旬にかけ,徳之島地域総合営農推進本部が主催する畑地かんがい散水器具取扱い研修会が管内各町で開催され,畑かん推進員や水利用組合役員など延べ約110人が参加した。
散水トラブルへの対処方法や水利用営農の効果,散水器具(散水ホース,小型スプリンクラー等)の説明・紹介が行われた。
これらの情報が各地区受益者にも共有されることにより,畑地かんがい施設を活用した水利用営農の重要性への理解が高まり,末端散水施設整備率の向上につながることを期待したい。
徳之島の国営附帯県営畑地かんがい実施地区の施工同意取得率向上を図るため,8月17日からの2週間(平日の午前・午後),JAが主催するさとうきび農家向けの説明会に県及び町の耕地関係課が同席し,水利用営農の重要性や工事負担金等の説明を行うとともに,施工同意(意向確認)書の取得を行った。
当管内には完了予定年度が間近の地区が多数存在するが,畑地かんがい説明会を開催しても参加者が少なく,同意取得率も低迷している地区があることから,他の農業関係機関が農家を対象に開催する説明会等に耕地サイドも同席させてもらうことにより,一体的に施工同意書を取得する取組も行っている。
今後も,関係機関が開催する地元説明会等に同席させてもらうなどにより,早期の畑地かんがい施工同意(意向確認)取得率向上を図るとともに,末端散水施設の整備率向上につなげたい。
令和2年8月7日,和泊町役場結いホールにおいて,和泊町内の多面的機能支払交付金活動組織の役員らが集まり勉強会が開催された。
この勉強会は,和泊町内全21集落の活動組織が今年4月に活動計画の再認定を受け,新たな5年間の活動期間がスタートしたことに合わせ町が企画したもので,この機会に改めて事業制度等を学び,適正な事業執行を図る目的で開催された。
当日は19組織・36人の参加があり,県農村整備課から事業制度や組織運営,安全対策などの説明があり,その後,各組織毎に活動計画書と認定区域図を見ながら具体的な活動項目や要件について再確認を行った。
参加者からは,事業制度への理解が深まり,今後の活動への参考になったとの声が上がっていた。
令和2年8月25日~27日,鹿児島県で開催予定であった全国農業農村工学会大会講演会が,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,Webで開催された。大会講演会では,口頭発表や企画セッション等が行われ,本県職員3名が日頃の業務成果の講演を行った。
また,Web開催となった関係で学会賞授与式は中止となったが,本県職員が投稿した「デジタルカメラによる災害現場の3Dモデルの精度と設計への応用」が迅速かつ適切な対策が求められている災害復旧について測量作業の迅速化・効率化を図る上で貢献が期待できると評価され,優秀技術リポート賞を受賞した。
なお,本県関係の授賞として,南薩土地改良区が地域の発展,さらには県全体の畑作振興に大きく貢献したものと評価され,地域貢献賞を受賞した。
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