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更新日:2023年10月31日
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8月18日,農地中間管理機構関連農地整備事業の理解を深めるため,荒川内地区(薩摩川内市)の耕作者等18名が指宿市,南さつま市にて先進地視察研修を行った。指宿市開聞地区では,ターン農道による作業性向上効果,南さつま市金峰地区では,自動給水栓の実証事例やスマートフォンを用いた操作方法について説明を受けた。参加者から多くの質問があり,実際の使用方法や導入効果を学ぶことが出来たため,今後の実施設計にも反映させることとしたい。
姶良・伊佐局農村整備課においては,4月から技術職員の設計打合せ・協議,工事監督など実践的能力のスキルアップを目的として課長が講師を務める技術研修を開催している。8月は「排水路の設計」をテーマに,水路の区分や排水路系統など基礎的な内容の確認と水理計算の演習を行った。演習の中で,既設水路断面では計画排水能力を下回る場合,どのような対策ができるかと応用問題が出題された。既設水路が老朽化していれば改修を行えばいいが,老朽化が進んでいない水路については,嵩上げや土羽工で断面を広げる等の方法があることを教わった。
今後,工事後に水路断面不足していたということがないように,設計段階に自身でも水路断面の再確認することを心がけていきたい。
8月3日,かのや大黒グランドホテルで大隅地域農業農村整備事業担当者研修会を開催した。
研修会には,管内9市町や土地改良事業団体連合会,土地改良区等の職員が出席し,農地整備課・農地保全課及び水土里サークル活動担当者研修会の内容を中心に,農業農村整備事業に関する制度や予算,事業実施上の留意点等について説明を行った。
本研修会により,事業の詳細な情報提供を行うことができたと思われる。今後も,市町,土地改良事業団体連合会,土地改良区等と連携を密にし,農業農村整備事業の推進を図りたい。
8月18日に曽於地域畑地かんがい営農推進本部の主催による「曽於地域畑かん散水器具等実演会」と「スマート農業推進研修会」が曽於市大隅町の大隅南地区内で実施された。
当日は,県,市,国,経済連,土地改良区,生産者及び器具メーカーの担当者約50名が参加し,メーカーによる各種器具の特性や操作方法の説明と実演のほか,県及び経済連による営農技術に関する説明等が行われ,参加者の畑地かんがい水利用に関する基礎知識の向上が図られた。
8月24日に,令和6年度新規採択予定である農業競争力強化農地整備事業(経営体育成型)上里新上里地区(南種子町)について九州農政局による現地調査が実施された。
上里新上里地区は,耕地整理事業により一次整備が実施され,ほ場区画は長方形であるものの,水田に道路や水路が付いていない箇所もあり,水路も土水路であることから,区画整理を導入し道路や用排水路の分離を含む水路のライニングを実施予定であることを説明した。
今後も採択に向けて,手続きを踏んでまいりたい。
7月29日,30日の2日間,和泊町で「奄美群島日本復帰70周年記念第63回港まつり」が4年ぶりに開催された。29日は,笠石ドームで相撲大会,商店街では出店やパレード,役場ステージでは文化芸能発表会が行われた。チームNNは,畑かんをPRする神輿を担ぎパレードに参加した。
30日は,午前中に沖永良部島漁協で海上競技が行われ,一般男子・一般女子・子どもの部に分かれ舟こぎを競い合い,台風の影響で風がある中,各チーム協力し合ってゴールを目指した。チームNNも舟こぎに参加し,畑かんのPRを行った。これからも島のイベントを通じ畑かんのPRに努めていきたい。
8月30日,鹿児島市の宝山ホールで令和5年度鹿児島県水土里サ-クル活動シンポジウムが開催され,農業従事者(活動組織)をはじめ県や各市町村の耕地関係担当職員など計774名が参加し,集落機能の継続的保全活動に関する事例発表などがなされた。
農地整備課からは,水田の持つ多面的機能を活用して取り組む流域治水対策の一つである,「田んぼダムの取組」について,取組の概要や効果,取組事例などの紹介を行った。
また,会場において,手作りの田んぼダムの排水桝や堰板の展示,模型による「田んぼダムの取組」の実演を行い,農業従事者(活動組織)や市町村への理解促進を図った。
今後も各種機会を通じて「田んぼダムの取組」への周知を行うともに,取組要望がある地域に対しては,国の補助事業等を活用して必要な整備を支援したい。
8月5日,鹿児島市内にあるリフォーム中のビルの一室を借りて,農地整備課をはじめ本庁NN関係職員等が集まり,田んぼダムの取組の周知及び理解促進を図るための,「田んぼダムの模型」及び「排水桝,堰板」を製作した。
DIYに不慣れな職員も多く,完成がイメージできない中での船出であったが,県庁コミュニティ大工倶楽部(CDC)でも活躍される黒木技術補佐の指導や横山農村整備係長の尽力があり無事に完成させることができた。
製作した模型については,振興局や市町村等への貸出も可能であり,各種機会において,模型や排水桝,堰板を活用した「田んぼダムの取組」の周知及び理解促進に努めていきたい。
8月28日,鹿児島市内のホテルにて地籍調査事業実務者会議を開催した。本会議は地籍調査事業に携わる者が,事業の適性かつ円滑な実施に資することを目的として開催し,各市町村の地籍調査事業担当者29名が出席した。会議には,公益社団法人全国国土調査協会の木村氏と地籍アドバイザーの川野氏を講師としてお招きし,地籍調査事業における「工程管理・検査」と「リモートセンシングを利用した森林境界明確化成果の地籍調査への活用」について御講演頂き,有意義な会議となった。
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