大平獅子舞踊り
伝承地は花尾町大平で、上演は、昔は旧暦2月12日の花尾神社春の大祭に奉納していましたが、最近では9月下旬の秋の彼岸に、奉納踊りとして演じております。
この獅子舞は、前踊りと後踊りがあって、前踊りは手踊り一つ、棒踊り三つから成り、後踊りは獅子舞です。庭狂言の一つであるとされ、親の敵討ちのストーリーをなす狂言調の踊りです。
踊りはまず、場所取りの仮面の人が出て行き、その後小中学生で踊る「ハンヤレ」が始まります。踊り手は、かすりの着物に鉢巻き・たすきがけをし、わら草履を履きます。前踊りは、田植え唄に合わせて踊り、椿の木(榊)に御幣を下げたものをたてて歌います。後踊りの獅子舞は、獅子と捕り手の格闘劇があり、めでたく獅子を討ち取って終わりとなります。獅子舞発達の原初形態が見られる、素朴で民俗学的に価値の高いものとされています。
平成17年(2005)に鹿児島市の無形民俗文化財(民俗芸能)に指定されました。
公開日時
9月下旬
公開場所
開催風景
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