山田の鉦踊り
山田の鉦踊りは、鹿児島市山田町の主として皇徳寺地区、山田下地区に住む人々によって伝承されてきた芸能です。藩政時代から踊り始めたと伝えられ、毎年鹿児島の諏訪神社に奉納した後、皇徳寺に奉納されていました。虫おくりや虫供養、雨ごいの祭りでも踊られ、藩公の前でも踊ったことから、別名「お庭踊り」とも言われています。
踊りは1番から8番まであり、その間にお庭歌に合わせて踊ります。
踊り手は鉦、太鼓、歌い手、旗持ちで構成され、鉦が縦に2列、その横に太鼓が並びます。太鼓を持つ踊り手は白半纏に柄物の野袴姿、矢旗を背負い、また、鉦を持つ踊り手は、黒半纏に黒の袴姿で全員が鳥追い笠・黒足袋・ぞうり履きといういでたちです。
鉦は7キログラムもあり、まっすぐに伸ばした左手で水平に支え、右手に持った桐の小槌で叩きながら踊ります。太鼓は、胸の前につるし、両手のばちで叩きながら踊ります。
昭和52年(1977)に鹿児島市の無形民俗文化財に指定されました。
公開日時
10月中旬
公開場所
開催風景
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