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更新日:2021年12月7日

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天吹

天吹は「テンプク」又は「テンプッ」と呼ばれ,ホテイチク(コサン竹)を利用して作る三節で表4孔,裏1孔,長さ30cmほどの縦笛です。形は尺八に似ていますが,音は尺八より高く,小鳥がさえずるような可憐な音色です。天吹の起源は不明ですが,島津忠良(1492~1568年)の時代に存在していたことが史書の記述にあり,現在では鹿児島にだけ伝承されています。
江戸時代には,郷中教育の一環として,薩摩琵琶とともに武士の間で伝承され吹奏されていました。明治時代になっても鹿児島市内の学舎で伝授され,学舎に通う生徒の間で伝承されていました。
しかし明治30年代に楽器は勉学の妨げになるとして,琵琶・天吹が禁止されると,当時楽譜のない口述による伝承であった天吹は急速に衰退していきました。
その後,大田良一が伝承していた天吹の奏法と製管法を白尾國利が受け継ぎ,運指表と伝承曲譜を完成しました。さらに昭和56(1981)年に天吹同好会が結成されて,現在に至っています。
現在伝承されている曲は,「シラベ」「ツクネ」「タカネ」「アノヤマ」「イチヤナ」「テンノシヤマ」「センペサン」の7曲です。

平成2年(1990)に鹿児島県の無形文化財(芸能)に指定されました。

 
【問い合わせ先】鹿児島市役所
 

公開日時

5月(春季弾奏大会),9月(秋季弾奏大会)

公開場所

11月中旬未定

開催風景

演奏の様子
天吹

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