花尾太鼓踊り
花尾太鼓踊りは、1592(文禄元)年に朝鮮出兵した島津義弘公が、軍の士気を鼓舞するために打ち鳴らさせた鉦と太鼓に、のちに踊りを振付けたことから始まったと伝えられています。
花尾地区の青壮年約30名によって踊られ、武将に見立てた鉦打ち約10名を、兵士に見立てた約20名が囲むようにして踊ります。
踊りの構成は「道行き」「庭踊り」「鉦踊り」となっており、楽は二十余曲からなっています。太鼓打ちはかぶとを被り、上は白衣に脚は絣、わらぞうり、胸に太鼓、背に矢旗をつけ、両手にばちを持って跳び上がって踊ります。また、鉦打ちは陣笠に上衣、陣羽織、下は黒のももひき、鉦を左手、右に槌を持って踊ります。
衣装や道具が色あざやかで、鉦と太鼓の響きが踊りを盛り上げるまことに勇壮な踊りです。
平成17年(2005)に鹿児島市の無形民俗文化財(民俗芸能)に指定されました。
公開日時
9月下旬
公開場所
開催風景
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