更新日:2020年5月21日
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新規就農者等を対象とした安納いも研究会を,2月26日に指導農業士等の育苗ほ場で開催し,15人が参加しました。新規就農者の定着促進に貢献された功績により「たねやくきらめき表彰」を受賞された西之表市の川原義和氏ほ場では,バイオ苗の重要性やかん水,苗の採取部位ごとに分けて植えることなど育苗管理のポイントを学びました。また他に2人の指導農業士のほ場では,地域で推進している本ぽ型トンネル育苗の有利性等を学んだ。次年度は個別の課題解決支援を計画しています。
新産地育成普及活動で設置した実証ほの実績検討会を,3月13日に中種子町で開催しました。2ヶ年かけて,(1)本ぽ型トンネル育苗の検討,(2)生分解性マルチによる収量・品質の検討,(3)育苗期における土着天敵を利用したIPM技術の検討,の3課題に取り組み,本ぽ型トンネル育苗は有利性等を確認し手引きを作成・配布,生分解性マルチは経済性を評価,IPM技術は土着天敵利用体系を提案するなど,一定の成果ををあげることができました。成果の上がった内容は今後普及できるよう取り組んでいきます。
安納いもの輸出拡大と高品質生産に向けた産地づくりをめざし,3月16日に熊毛支庁で県園振協指導班と西之表市の関係機関・団体が出席し,検討会を開催しました。管内はJA種子屋久が出荷した安納いもが,くみあい食品を通じて香港,シンガポール,台湾へ輸出されており,数量は年々増加傾向にあります。今後も,ウイルスフリー苗の導入等による高品質・安定生産,輸出商談会への出展や国際水準のGAPへの取組等に対し支援していきます。
西之表市果樹振興会が,3月18日にパッションフルーツのK-GAP申請のための研修会を開催しました。会員8名が参加し,「かごしまの農林水産物認証制度(K-GAP」の内容と具体的な申請手続きを説明しました。パッションフルーツをJAに出荷する生産者が,出荷団体を組織しK-GAP申請を行うことを4月に開催される振興会の総会で諮ることとなりました。今後も出荷団体の組織化とK-GAP申請に向けた手続きの支援を行っていきます。
種子島の令和2年の一番茶摘採は,昨年よりも3日早い3月20日に始まりました。摘採されたのは,種子島を代表する極早生品種の「松寿」です。今後は「しまみどり」や「ゆたかみどり」などの早生品種の摘採も順次開始されます。今後は,一番茶製造や出品茶対策の指導を4月に行う計画です。
農産加工品の製造・販売を行う種子島地域農村女性起業ネットワークが,新たな取組として県農政課の委託業務を受託し,種子島伝統菓子講座を3市町で各1回開催しました。ネットワーク会員が講師となり,つのまき,がね,かるかん,ねったぼ,ふくれ菓子,いもんせん等の実習と由来紹介,安納いも,赤米,茶,黒糖の歴史や栄養成分の紹介等を行いました。参加者の満足度は高く,伝統菓子への関心が高まったようだ。会員も手応えを感じており,今後も食育活動を続けたい意向です。
2月13日,南種子町キャトルセンターで研修会を開催し,預託農家,関係者含め15名が出席しました。はじめに牛舎で2月セリ出荷予定の子牛の発育状況を検討した後,室内研修を実施しています。研修では,各農家の出荷成績を提示したうえで,熊毛地区子牛育成マニュアルに基づく飼料給与や母牛更新の必要性を説明しました。また,子牛の損耗防止対策のため,牛舎消毒の実践を呼びかけた。今後も肉用牛農家の飼養管理向上に繋がる研修を行っていく予定です。
2月5日,熊毛支庁で種子島地区青年農業者会議が開催され,青年,関係者含め51名が出席しました。意見発表は中種子町の田中佑哉氏がレザーリーフファン,プロジェクト発表は西之表市の毛井泉氏が安納いもに関する発表を行いました。また,種子島高校生のプロジェクト発表や青年クラブの活動紹介もありました。会議の最後に行われた普及情報課の上赤専門指導員による青年クラブ活動に関する講話は,青年達の心に響いたようであります。
2月21日に中種子町のホテルで種子島地区花き生産振興連絡協議会生産者大会が開催され,花き生産者70名,関係機関・団体,来賓含め総勢約100名が集まりました。当日は種子島地区ほ場品評会や県フラワーコンテストの入賞者の表彰や代表農家事例発表,花屋「花の七草」社長の記念講演や県経済連から農協花き組織合併に伴う有利販売の提案もありました。今後も葉物・枝物を中心の産地化に向けて賛同が得られました。
1月20~21日に,南種子町果樹部会の先進地視察研修が実施されました。当部会は現在16戸で組織され,近年就農した新規就農2夫婦が役員となって部会運営を行っています。当日は8名が,屋久島の市橋農園とニューまる原グループでタンカンの生産安定技術と加工品開発の視察研修を行いました。農政普及課は,この2夫婦を南種子町平山地域の果樹園地を引き継ぐ重要な担い手と位置づけており,研修企画の段階から現地も同行し,研修先の選定や情報収集が十分できるように支援しています。
1月14日,熊毛支庁で,重点対象農家の支援活動検討会を開催し,JA,市町,農政普及課の担当者20人の参加がありました。各関係機関・団体の重点対象農家への支援状況交換や連携を図るにはどうしたらよいか検討を行っています。また,JAが経営分析システムと生産販売カウンセリングシステムで可能な分析方法とその帳票の見方を,農政普及課がJAデータを活用した部門分析の仕方を説明し,指導者の資質向上を図りました。今後は関係機関・団体が連携し,経営分析や農家への提案などを行います。
種子島地区さつまいも生産対策研修会が12月17日に中種子町中央公民館で開催され,でん粉用かんしょ,安納いも栽培農家等約60名が参加しました。会では農政普及課からでん粉原料用かんしょの基腐病の発生状況と今後の防除対策,安納いもは発生状況とチェックシートを活用した防除対策の研修を行いました。種子島では,10月以降にほ場での発生が確認されており,今後,さとうきびとの輪作を考慮した総合的な防除対策が行われるよう,注意喚起してまいります。
「農業法人ファーマーズマーケット2019」が11月30日(土曜日)に鹿児島市のドルフィンポート前広場で開催され,種子島地区農業青年クラブも出店し,会員3名が参加しました。安納いもの販売は,用意した90kgが1日で完売し,試食を行った消費者からも好評でした。参加したクラブ員からは,「自分の生産物に対する消費者の声を直接聞ける良い機会であり,ぜひ来年も参加したい」との感想がありました。
12月10日から製糖工場への原料受入が始まった。本年の生育は前年までの不作(欠株)により茎数は平年より少ない状況にあります。仮茎長は生育期に大きな気象被害(台風や干ばつ等)もなかったことから,平年を上回っており,生産見込みは単収が6,394kg/10a(前年比121.7%),生産量が135,893トン(前年対比118.2%)を予定しています。また,今期の製糖終了は4月10日を計画しており,2月下旬に春植推進期間を1週間程度設け,次年度の生産量確保に向けた取組を進めることにしています。
12月10日,女性農業者を対象とした研修会を開催し,関係機関含め22人の参加がありました。農村女性リーダー迫千穂子氏が生活設計を基にした体験談,ファイナンシャルプランナーが家計管理と生活設計,農政普及課がパートナーシップ経営等の講話を行いました。今年度は,若手女性農業者等を対象にして6回の研修会を開催し,意欲的な女性農業者の掘り起こしができました。次年度も引き続き研修を実施し,女性農業経営士候補への育成を図ることにしています。
11月13日に,種子島島内の果樹生産者を対象に,日高伸氏(土づく専門家)を講師に招いて,果樹の施肥・土壌改良研修会を行いました。生産者22人と関係機関・団体の担当者9名が参加しました。今回の研修は,果樹園の土壌実態を生産者に正確に伝え,土壌診断の必要性と診断結果を基にして施肥・土作りに取り組んでもらうことを目的に行っています。参加者に行ったアンケート調査結果は,理解度はそれぞれあったものの満足度はとても高かったようです。
11月22日に,種子島地区農業青年クラブは,全国青年農業者会議で最高賞を受賞した伊佐市菱刈町の牧場を訪問し,プロジェクト活動の優良事例研修を行いました。クラブ員は経営する品目が異なっていても,プロジェクト活動に向けた取り組む姿勢に対して,非常に大きな刺激となったようです。今後の種子島の農業を担うクラブ員の積極的なプロジェクト活動の取組に期待したい。
11月13日に,園芸振興協議会種子島支部野菜部門技術部会を開催し,関係者19名が参加しました。現地検討は,スナップえんどうのIPM技術実証やオクラの連作障害対策の取組内容を研修し,室内検討は,今後に取組む課題の意見交換や検討を行いました。次年度は,近年栽培面積が拡大しているブロッコリーを重点品目に位置づけ,病害虫防除体系の確立や作型拡大のための品種選定に取り組むことを決めました。今後も関係機関・団体の連携を密にし,種子島地域の野菜の生産安定と品質向上を支援していく予定です。
11月19日に中種子町で,安納いも品評会が開催され,出品があった47点の中から,金賞1点,銀賞1点,銅賞2点,Brix部門2点が選ばれました。その後「消費者に納得してもらう産地づくり」をテーマに意見交換を行いました。安納いもの「産地ビジョン」の達成に向けて,会場からは,認証シールの活用,婦人部による消費地でのPR活動及び観光との連携などに取り組む必要があるとの意見がありました。また,皇位継承祭祀「大嘗祭」に種子島安納いもが供納されました。
11月29日に南種子町で,経営者クラブ熊毛支部種子島情報交換会を開催し,クラブ員19名,関係者12名の計31名が参加しました。農政普及課からGAPの概要・情勢・仕組みの紹介と,スマート農業と地域で被害拡大が懸念されるさつまい基腐病・ツマジロクサヨトウの早期発見・防除対策の情報提供を行いました。その後の情報交換では,今年の反省や次年度の抱負を語り合い大いに盛り上がった。今後も地域の農業発展と会員の経営発展に向けて取り組んでいきます。
11月17日に種子島家畜市場で,管内の肉用牛農家を対象にセリ前研修会を開催しました。研修会は,「冬場の飼養管理について」のテーマで,子牛の防寒対策や牛舎消毒,飼料作物の硝酸塩中毒について説明しました。畜舎の衛生環境対策を徹底することで,子牛の損耗防止につながるため,巡回指導等でも呼びかけていきます。今後も,肉用牛農家の経営向上に繋げるために,継続して研修を実施していく予定です。
11月19日に,関係機関・団体の担い手担当と,担い手育成支援プロジェクトチームの設置に向けた検討を行い,担い手育成に向けた取組や今後の支援活動内容の情報交換を行いました。その後,関係機関・団体や指導農業士等で構成するプロジェクトチームの設置に向けて,市町ごとに課題整理と対策を検討しました。既に南種子町は,プロジェクトチームが組織されて活動を始めているので,重点支援対象者の選定や運営方法・経費等の課題について報告がなされました。
種子島では,近年栽培が飛躍的に拡大してきているブロッコリーの定植が9月下旬から始まりました。島内全体で約80ha(前年比160%増)の栽培を見込んでおり,主にさつまいもとの輪作で栽培面積が増えてきています。西之表市では,10月18日に熊毛支場で農家約50名を対象に植付講習会を開催しました。関係機関・団体が栽培管理指導を行うとともに,農業公社と連携した定植機利用を検討しました。定植は今後12月上旬まで続く見込みで,更なる生産安定と品質向上に向けて支援していきます。
10月29日に,種子屋久農協花き振興会設立総代会が,生産者代表,関係機関・団体が参加し開催されました。当振興会は,花き栽培農家の高齢化対策や有利販売強化が主な目的で,JA種子屋久各3支所の組織が統一(生産者134戸)され,農家からは取り扱い品目と共販量の増加に期待がよせられました。種子島はレザーリーフファンはもとより,フェニックスロベレニーや枝物類の産地で,今後も「グリーンアイランド種子島に向けた産地づくり」をスローガンに花き振興に取り組んでいきます。
10月19日,(有)西田農産の協力を得て,種子島島内の外国人技能実習生を対象に地域住民との交流会を開催しました。昼は安納いもの収穫体験,夜は種子島の食材を使った郷土料理と技能実習生手作りのお国自慢料理(ギョウザ等)の会食で交流を図りました。当日は,技能実習生の仕事ぶりや生活実態を知ることができ,技能実習生と地域住民との会話もはずみました。
9月11日に,「地区別茶業検討会」が開催され,種子島の茶生産者をはじめ,県茶生産協会長や県茶業会議所等を含めた関係者41名の参加がありました。新技術となる少量農薬散布技術の種子島での実証結果や,新しい機械の紹介,乗用型茶園管理機械の安全使用,「お知らせ旗」,市況等の説明があり,活発な質疑が交わされました。
9月13日に,種子島地区農業経営発展研修会をJA種子屋久本所で開催し,認定農業者や関係機関等33人の参加がありました。研修会は,上級農業経営アドバイザーの増原伸一氏による「農業経営を発展させるには」,川畑知裕税理士による「経営承継に必要な手続き等について」の講話を行い,研修会後は,4人の農業者が専門家との個別相談を行いました。参加者には,農業経営発展や経営承継を考えるよい機会となったと思われます。
9月27日に,スマート農業機器実演研修会を,新光糖業(株)と現地で実施しました。当日は,約70名が室内研修と現地の機器実演に参加しました。室内研修は,「農業における自動操舵装置の有効性」を(株)ヰセキ九州に,「ICT農機等を活用したスマート農業への取組」を(株)南九州沖縄クボタに説明していただきました。実演会では,自動操舵装置付きトラクタによるさつまいも作畦,農業用ドローン飛行デモ,アシストスーツ実演を行いました。参加者は,スマート農業機器への関心が高まったと思われます。
フェニックスロベレニーはヤシ科で葉の部分が出荷され,島内の栽培面積は8ha,農家戸数109戸(H29)です。近年,西之表市や中種子町の花き農家で導入が進み,この程,島内統一の農協共同販売が始まりました。このことから,園芸振興協議会種子島支部花き部門が中心となって,栽培技術の平準化を目指すためにカラー版の栽培基準表(栽培暦)を作成し,農家に配布しました。今後は,農家の栽培面積の拡大と有利販売を目指して,所得の向上支援に努めていきます。
8月28日,農政部長と県経営者クラブ会長を種子島に招き,標記会が経営者クラブ熊毛支部会員21名を含む総数73名の参加で盛大に開催されました。現地検討会は,会員の安納いもキュアリング・貯蔵,加工施設と,さとうきびの新品種「はるのおうぎ」の実証ほを視察しました。室内検討では,4名の農家が経営事例を紹介し,パネルディスカッションで「コスト低減」,「雇用・労働力の確保対策」をテーマに情報交換・検討を行いました。その後の情報交換会は,余興も行われ充実した交流の場となりました。
種子島地域農村女性起業ネットワークは,活動発展と種子島産農産物のPR・食文化伝承を進めるために,県農政課が公募した「若い世代を中心とした食文化継承の取組促進」活動に応募し,このたび採択されました。ネットワーク会員が講師となり,おおむね20~50代を対象に,安納いも,赤米,黒糖,茶等の種子島特産品を使用する「郷土菓子伝承講座」を,管内3市町で計3回開催するので,成果が得られるように支援を行っていきます。
新規就農者等を対象とした安納いも研究会に対する,研修会と交流会を8月29日に熊毛支庁で開催しました。新規就農者等15名,関係者16名が参加し,株式会社バイエルクロップサイエンスの小野田倫久氏(農学博士)が「センチュウの生態と効果的な防除対策」について講演されました。今年度は実践活動としてセンチュウ対策の実証ほを一部の研究会員が取り組んでおり,今回の研修でセンチュウ対策への理解がさらに深まりました。今後も土づくりなど,実践的な支援をしていきます。
現在,種子島のレザーリーフファンは,島内(1市2町)全域でJAの共同出荷が行われています。この度,各市町のJA花き組織の総会が開催され,新たな共同出荷品目に葉物のフェニックスロベレニーと枝物のしきみが了承されて,島内での統一出荷が始まりました。今後とも農政普及課は,関係機関・団体や生産者等と協力して,組織力の強化と生産性向上に努めていきます。
7月5日に「新規就農者励ましの会」を開催しました。対象者6名全員が出会し,指導農業士や青年クラブ員等,関係者37名で就農の門出を祝いました。新規就農者は,就農のきっかけや将来の目標等それぞれの思いを紹介しました。各市町長等からは「農業は種子島地域の基幹産業で,指導農業士や青年農業者等に解らない事は相談して,早く目標とする経営を実現して欲しい。」とエールが贈られ,夜は情報交換会で交流を図りました。今後は,農業基礎講座や定期的な巡回指導等を行って支援しています。
西之表市果樹振興会は,パッションフルーツの収穫・出荷に合わせ,園地巡回の現地研修を行いました。当日は5園地を,生産者7名,関係機関担当者2名で見回りました。農政普及課は,果実の表面温度を温度センサーで測定し,遮光ネットの必要性,高温障害で着色不良がおこることを説明し,遮光ネットの実施,着色不良果実の取り扱い方法を説明しました。本年産の着果は良好で,6月12日からJAへの出荷が始まりました。
種子島のしきみ(枝物)栽培者33名で組織する「種子島しきみ生産組合」の総会が,6月7日に南種子町で開催されました。島内のしきみ栽培はスタートして約20年になります。これまでは個別に各市場や専門店に出荷されていましたが,今回,種子屋久農協へ一元出荷して販売ルートを増やしていくことになりました。しきみは林産物に扱われることから,県の林務担当や関係機関・団体とも連携してこの組合の育成を進めていきます。
中種子町園芸振興会ブロッコリー部会の販売高1億円突破記念祝賀会が,6月5日に町内ホテルで約60名の参加者で開催されました。平成23年度から鹿児島くみあい食品(株)と契約取引を開始し,省力機械の導入や予冷施設が整備されたことで,順調に面積が拡大し平成30年度は47ha,販売額は1.4億円となりました。今後ブロッコリーは島内全域への産地拡大が期待されていて,農政普及課では更なる作期拡大・品質向上等に向けて支援していきます。
5月15日,中種子町防災センターで種子島地区担い手担当者会を開催しました。管内3市町,JA種子屋久農家経営支援センター,新光糖業,農政普及課の担当者28名が集まりました。県の担い手関連施策の説明を行った後,各市町の担い手育成支援プロジェクトチーム設立に向けた動きや今後の進め方,重点支援対象者の選定等の意見交換を行いました。農政普及課は,各市町の担い手育成支援体制が整備され,充実した担い手支援活動が行えるように助言・指導・情報提供を行っていきます。
レザーリーフファンは熱帯~温帯地域原産の植物であるため,冬季(1月~3月)の出荷量が減少します。冬季の出荷増量を目指して,既存の等級「秀品」に加え,これまで規格外品だった曲がり葉や欠けた葉のうち出荷可能なものを「優品」として出荷を開始し,2年目で実績ができました。平成30年度は24名(昨年5名)の農家が賛同して,6.8万枚(昨年5千枚)(単価約30円/枚)まで出荷量は増加しました。今後も冬期出荷量の安定を目指して,農家所得の向上の取り組みを進めます。
5月23,24日の2日間,種子島家畜市場で,管内の肉用牛農家を対象にセリ前研修会を開催しました。研修会では,「畜舎のハエ対策について」のテーマで,ハエの影響による生産性低下を防止するため,発生源を無くす対策や殺虫剤等の使用方法を説明し,優良事例を紹介しました。畜舎の衛生対策を徹底することで,子牛生産の向上にもつながるため,巡回指導等でも呼びかけていきます。今後も,肉用牛農家の経営向上に繋げるために,継続して研修を実施していきます。
種子島のさとうきびは4月10日に新光糖業(株)への原料受け入れが終了しました。平成30~31年産の最終実績は含蜜糖原料も含めて114,594tとなりました。今期も台風の影響から単収が低く,過去最低の生産量となりました。さとうきびは,種子島の基幹品目で地域産業の柱であることから,生産者と関係機関・団体が一体となって生産増大に向けて引き続き取り組んでいきます。
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