更新日:2025年1月14日
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12月7日,屋久島高校で環境フェスタが開催されました。このイベントは屋久島高校生が企画し,環境をテーマにした活動紹介や小物製作体験ができるイベントとなっています。また,当日はオーガニックマーケットも催され,有機農産物やオーガニック食品の販売もありました。本課からは有機茶の販売支援と産官学連携で取り組んだ「とれ~るミックス」の販売支援として職員2名が参加しました。1日のみの開催であったが,200名以上の来客があり,盛況でした。
11月25日,屋久島町茶業振興会の生産者らと共にが西之表市茶業振興会の視察の受け入れを行いました。視察研修は,屋久島で行われている有機茶生産の生産方法や輸出の取組みなどの事例を紹介しました。現地研修では,秋整枝の方法や更新技術による病害虫防除について検討しました。西之表市茶業振興会の生産者らからは,積極的に質問があり,活発な会となりました。今後も,熊毛地域の生産者らの意見交換する場を積極的に設け,熊毛地域での茶業経営の発展に貢献していきます。
11月27日~28日に,経営者クラブ会員及び関係者の合計6名で沖永良部島にて視察研修を行いました。主にバレイショと花きの生産状況及び栽培技術,集出荷体系について,現地の生産者やJA職員から聞き取り等を行いました。沖永良部のバレイショ生産者は防風ネットによる強風対策や,ドローンによる農薬散布やトラクターや収穫機械等の大型機械の導入による省力化を積極的に取り組んでおり,今回の研修で学んだことを屋久島でも活用できないか,検討していきたいです。
令和6年10月30日に営農支援センターにて,サツマイモ基腐病情報交換会を開催した。今回で第3回目となり,これからの本格的な収穫を前に事前の試し掘りの結果や収穫後の管理等について情報交換を行いました。
サツマイモ基腐病の発生は「3ない運動」の徹底によって,ここ数年で収まりつつあり,地域の単収も改善しつつある。今後もサツマイモ生産者・焼酎メーカー・関係機関との連携を密にとりながら活動していきます。
11月18~19日,屋久島のピタヤ栽培有志グループ(ACCY)4名と屋久島事務所職員1名が徳之島を視察しました。本活動は,希少フルーツポテンシャル向上支援事業を活用し,先進地研修としてピタヤ栽培が盛んな徳之島を選定した。当日は,徳之島事務所の担当者からピタヤの概要説明を受けた後,ピタヤ農家2名の園地を視察しました。農家間の交流では,栽培上の課題や仕立て方,販路など活発な議論がなされました。ピタヤ栽培の生の情報が得られ,今後屋久島での栽培に活用していきます。
10月5日,屋久島の肉用牛法人である西橋産業株式会社が経営の6次産業化の一環として,平内海中温泉横に焼肉にしばしをオープンし,屋久島産の黒牛・黒豚を使用したランチをスタートしました。同社は,子牛価格の低迷の中,収益性確保のため6次産業化に踏み切り,今年4月に食肉販売を開始しました。価格も比較的安価に設定し,観光客だけでなく地元にも愛される店を目指しています。農林普及課としては今後も6次産業化の支援を継続すると共に畜産経営の安定化を図っていきます。
10月14日,屋久島町尾之間中央公民館において,屋久島ぽんかん導入100周年記念式典が開催されました。会には,鹿児島大学の教授をはじめ,県議会議員,市場関係者,地元関係者,関係機関,一般観覧など,総勢約200名が出席しました。地元中学生による吹奏楽演奏を皮切りに,関係者の式典あいさつ,鹿児島大学教授による記念講演,パネルディスカッション,演劇,踊りなどが行われました。式の最後には,ぽんかん100年木を管理する園主のあいさつで結び,盛大な式典となりました。
10月18日,秋の茶園管理研修会を屋久島事務所及び現地ほ場で開催し,茶生産者ら17人が参加しました。茶園管理研修会は,室内研修で秋整枝の基本技術と再萌芽対策について説明した後,現地研修を実施しました。現地研修では,慣行園,更新園,有機栽培園での秋整枝の方法について検討しました。これまでの摘採回数,時期などの管理状況や秋整枝の深さ等について生産者からの意見や質問が出され,活発な会となりました。今後も,技術支援を継続し,茶生産者の経営に貢献していきたいです。
9月3日,令和6年度新規就農者励ましの会を,屋久島町営農支援センターで開催しました。今年度は,3人の新規就農者を迎えることができました。3人は20代から30代のUターン者であり,基幹産業の持続的発展を目指し,決意を新たにしました。会には,新規就農者をはじめ,指導農業士,農業青年クラブ,町,等,計20人が出席し,新規就農者らを激励しました。新規就農者からは,「スマート農業を活用し,町の特産品を守る」と抱負を語りました。
9月3日,令和6年度青年農業者会議を,屋久島町営農支援センターで開催しました。今年度は「ばれいしょの生産安定技術の検討」「ピタヤの栽培技術の検討」の2つのプロジェクトについて計画の説明を青年農業者が行いました。
発表後は,プロジェクトの内容について指導農業士や関係機関の方々から質疑応答を含めたアドバイスをもらい,「良い実績報告を期待している」と激励の言葉を頂きました。
8月6~7日の2日間,熊毛地域農業を語る会屋久島会場が開催されました。54名の参加で「農業の稼ぐ力を高めよう」をテーマに,初日の室内研修では,屋久島から2事例,種子島1事例の発表があり,稼ぐ力について相互討論の後,農政部長から講評いただきました。二日目の現地研修では,屋久島の特徴を生かした畜産や茶などの生産の現場を視察しました。情報交換会では町の生活研究グループによる料理提供があり,地元料理を楽しみました。会を通して活発な意見交換がなされ有意義でした。
8月2日,町営旭牧場において第7回となる屋久島畜産共進会が開催されました。第1区では満園武男さんのはるみ号,第2区では満園明さんのまいこ号,成雌区では満園明さんのあさひ530号がそれぞれ1席に輝きました。9月4日に開催される郡の共進会では,1区と2区の1席が選定され,グランドチャンピオンには2区の1席が選ばれました。屋久島は生産者は少ないが,出品牛は全て発育良好で資質に富んだ牛が出品されました。郡の共進会においても好成績が期待されます。
8月26日,屋久島町本庁舎において,家族経営協定締結式が行われました。締結農家をはじめ,農業委員や関係機関などが立会を行い,和やかな雰囲気の中,2戸の農家が協定を結びました。締結農家は決意表明の中で「次代につながるよう,農業をやってきた。これから親子で力を合わせて頑張りたい。」と力強く宣言しました。今年度は果樹の新規就農者が多く,関係機関がサポートしつつ,円滑な営農活動ができるように取り組んでいきます。
7月16日,原公民館および現地ほ場で原園芸組合の夏季講習会が開催され,組合員16名や関係者等計20名が参加しました。室内研修では農林普及課より,果樹スマート農業の事例と肥料情勢について説明しました。現地研修は町営尾之間試験園で,たんかんの省力園地づくりに向けた密植栽培や機械化体系の植え方等について検討しました。原園芸組合は屋久島を担う生産者も多く含まれており,地域のモデルとなるような普及活動を展開していきます。
7月9日,屋久島環境文化村センターにおいて,「売り場づくりセミナー」が開催され,茶生産者ら11人が参加しました。セミナーは,展示販売会等での商品の陳列方法を学ぶことができます。参加者らは自社の商品を持ち込み,展示会等を想定して陳列や装飾し,参加者らで意見交換を行いました。熊毛支庁では,10月にはGOOD LIFEフェアへの出展が計画されており,熊毛地区より,6事業者が選定されます。今後も,セミナー等を活用し,茶の販売拡大支援を継続していきます。
7月3日,尾之間ふれあいすこやかセンターにおいて,毎年恒例となっている経営者クラブと農林普及課の交流会が開催され,14名が参加しグラウンドゴルフ競技を通じて親睦を深めました。また,競技終了後は麦尾公民館で懇親会もあり,経営者クラブ員の生産した野菜などの料理が振る舞われ,相互の意見交換に華が咲きました。今後は若手の生産者など参加者の範囲を広げ,新規クラブ員の会員確保につなげていきます。
6月10日,屋久島経営者クラブと,屋久島事務所主催の経営発展研修会を認定農業者や新規就農者,関係機関を対象に屋久島事務所にて開催し,23名が参加しました。普及係による屋久島農業生産の現状と課題について説明後,かごしま農業経営・就農支援センターを通じて派遣された社会保険労務士の山﨑研市先生による法人等の農業経営に必要な雇用管理と各種保険の概要について講演がありました。参加者は研修内容に熱心に聞き入っていました。今後も個別に経営発展の取り組みを続けていきます。
6月12日,現地就農トレーナー研修(果樹)を屋久島事務所で開催しました。研修には,就農予定を含む果樹新規就農者6名,指導農業士2名ほか計10名が参加しました。内容は,果樹の情勢やたんかん経営の考え方,基本的栽培技術など多岐に渡りました。参加者からは「内容にボリューム感があったが,知らないことも多く勉強になった」との声が多く聞かれました。屋久島の果樹新規就農者はここ数年増加傾向にあり,今年度は複数回に分けてトレーナー研修を開催し,知識・技術の習得を図ります。
6月10日,サツマイモ基腐病発生状況確認のため島内の全サツマイモほ場の巡回を行いました。本年度は,酒造会社の工場長及び焼酎仕込み部門責任者も定期的に巡回に同行してもらうことで,生育状況の把握や生産者とのコミュニケーションの機会を増やす取り組みを併せて行っています。また,発病株を発見した場合は関係機関で抜き取り対応を行ったり,直ちに生産者へ連絡及び対応を指導するなどして蔓延防止に取り組んでいます。今後も,定期的な巡回調査及び対応を行っていきます。
5月28日原園芸組合でビジョン会議が実施されました。昨年度の労働アンケートで課題となった雇用者が利用するトイレの課題や雨天時の作業等について検討しました。簡易トイレと既存施設を組み合わせる等の解決策が出されました。更に地域計画で作成した目標地図について規模縮小希望農地の取得希望者の進捗状況を確認しました。今後は作成したビジョン実現に向けて,課題の分類分け,および具体的な解決方法の検討などを行っていきます。
5月8日から9日の2日間,町,JA,屋久島事務所の担当者で口永良部島の畜産生産跡地の調査を行いました。口永良部島は,広大な放牧場で500頭以上の繁殖めす牛の飼養があり,子牛生産を行っていましたが,平成27年5月28日の大噴火などの影響で,現在は全ての生産者が廃業しています。今回のは全戸廃業以降初めての調査となり,放牧場や施設跡地について確認しました。今回の調査結果は今後口永良部島における肉用牛飼養再開に向けた検討材料としていきます。
5月13日から14日の2日間,屋久島和牛振興会による視察研修を実施しました。屋久島の子牛を購入し肥育を行っている指宿の肥育農場を視察し,屋久島産牛の発育の状況を確認したほか,鹿児島中央家畜市場における出荷子牛の血統や発育の状況,また屋久島で主に飼養している民間種雄牛会社に出向き種雄牛の特徴について研修を行いました。生産者からは研修先に対し活発な質問がなされました。今回の研修を生かし,高評価を得られる屋久島子牛生産につなげていきます。