更新日:2024年11月1日
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10月21日,中種子町中央公民館において,労働力確保対策の実践等を目的に活動している生産者組織「種子島アグリタス」の研修会及び活動検討会が開催され,会員・関係機関22名が出席しました。研修会では,社会保険労務士を講師に招き,「農業の働き方改革」を学びました。検討会では,9月から10月に実施した北海道の農業法人との産地間連携や空き家改修の取組等について活動報告し,情報共有が図られました。今後は,12月から2月に北海道からの受入を予定しています。
10月7日,園芸振興協議会種子島支部とJA種子屋久花き振興会が,共催で,レザーリーフファンの新規・若手生産者を対象とした研修会を中種子町で開催しました。約10名が参加し,ベテラン生産者のほ場での現地研修及び農政普及課による室内研修で,秋冬期の栽培管理や施肥,かん水等を学びました。研修を通して新規就農者等は,ベテラン生産者と熱心に意見交換していました。今後も関係機関,ベテラン生産者とともに新規・若手生産者の育成を行い,生産基盤の強化を図っていきます。
10月15日~10月16日,種子島スマート農業推進協議会主催による視察研修が徳之島で実施され,さとうきび収穫受託関係者5名が参加しました。営農支援システム「KSAS」の導入によるさとうきび収穫受託システムの効率化をテーマとし,(有)南西サービスの取組について学び,収穫の受託行程の効率化について意見交換しました。農政普及課では,種子島スマート農業推進協議会の受託システムの効率化に向けた取組について,引き続き支援していきます。
9月11日~12日に,種子島地区青年クラブによる視察研修が5名参加のもと行われました。JA南さつまでは,サツマイモ基腐病対策として蒸熱処理装置の活用,経済連植物病院・食品総合研究所では,病害虫リスクへの対応,安心・安全に対する取組,また,農業開発総合センターでは,スマート農業に関する知見を深めることができました。種子島の課題解決の一助となる青年の活動について,引き続き支援し,地域の活性化につなげていきます。
9月3日に,JA種子屋久中種子町園芸振興会主催のブロッコリー生産出荷検討会がグリーンホテルさかえで開催されました。コロナ禍を経て4年ぶりの開催であり,約50名の生産者が参加し,5年度実績,6年度計画について検討しました。6年度から,関係者で品種比較を行ってきた2品種を新たに加え,安定生産を目指すこととなりました。また,農政普及課から季節風対策として「穴植え」技術を紹介しました。今後も現地指導を通し,ブロッコリーの安定生産を図っていきます。
9月3日に中種子町中央公民館で,生産者,関係機関約50名が出席して「安納いも糖度審査説明会」が開催されました。会では出荷シーズンを前に,生産者が守るべき出荷基準や地理的表示(GI)の適正使用について確認しました。今年産の種子島安納いもの収穫は,7月上旬から収穫が始まっており,収穫後約1か月の貯蔵を経て,糖度審査に合格したものだけがブランド認定されます。生産者が丹精込めて作った種子島安納いもが消費者から適正な評価を得られるよう引き続き支援していきます。
レザーリーフファンの産地課題として,生産者の高齢化やハウスの老朽化,ハウスの価格高騰等があり,熊毛地域では地域振興推進事業を活用して,低コストで多機能なハウスの開発・実証に取り組んでいます。このモデルハウスは現地慣行ハウスより設置コストを約3割削減し,フルオープンや雨水をためる雨樋機能付きハウスとなっています。令和5年度に2か所の現地にモデルハウスを設置し,令和6年8月下旬の台風10号(風速約37m)での影響がないことが確認できました。今後は,普及に向けて検討を行っていきます。
農政普及課は,新規就農者を対象に中種子町中央公民館で7月23日(農業機械事故防止,植物生理の基礎),30日(病害虫防除),8月20日(経営の基礎),9月17日(土壌肥料の基礎)の内容で基礎講座を開催しました。基礎講座後,参加した新規就農者から「学んだ知識をパソコン簿記記帳に生かしたい」「土壌分析結果を元に今後の施肥を検討したい」等の感想が出されました。今後,部門別研修(野菜,畜産,花き)で技術習得の支援をしていきます。
9月4日,種子島中央家畜市場において第55回熊毛地区畜産共進会が開催されました。第1部に18頭,第2部に14頭の出品があり,審査の結果,第1部から(株)牛翔の「ゆきひで号」,(株)中﨑の「まなふく号」,第2部から中園昌吾氏の「わかみや号」,(株)中﨑の「かなめ号」が県畜産共進会への出品が決定しました。また,9月6日には熊毛地区ホルスタイン共進会が5年ぶりに開催され,21頭の出品のもと,盛大に行われました。飼養管理技術の向上など,引き続き畜産農家のを支援していきます。
農繁期の異なる産地間での労力補完を目的に,9月10日から10月10日にかけ,北海道網走郡大空町内の法人との産地間連携の実証が始まりました。種子島の生産者6名が10日間3班体制でかぼちゃの収穫作業に従事し,12月から2月には北海道からさとうきびの収穫作業等に従事する計画となっています。また,農政普及課では北海道における労働力確保対策の取組事例を生産者5名と調査したところであり,生産者,関係機関・団体と一体となった取組の一助にすることとしています。
8月22,23日に種子島家畜市場でセリ前研修を開催し,2日間で計55名の生産者が参加しました。研修会では,農政普及課から「分娩間隔の短縮」をテーマに,母牛の飼養管理や子牛の哺育などの技術的な内容に加え,分娩間隔が短縮された時の経営の変化について講義しました。参加者からは,「具体的な内容で分かりやすかった」,「経営シュミレーションで,経営の変化がよく理解できた」などの声があり,充実した研修会となりました。
農家等で構成する「野間地区農泊推進協議会」は,県事業を活用し,空き家活用による農家民宿及び外国人材の宿舎整備に取り組んでいます。8月7日~11日には,頴娃おこそ会の加藤氏を講師に招き,空き家改修ワークショップを開催し,農業者等43名が参加して,改修作業を体験しました。参加者の大半は,外国人材受入に向け,農政普及課が実施した空き家活用セミナー受講者であり,活動の広がりが図られました。今後も農業者による空き家活用の取組を支援していきます。
令和6年8月1日,中種子町の種子島こりーなで,種子島スマート農業推進研修会を開催し,117名の生産者等が参加しました。スマート農業を身近に感じてもらうため,自動操舵トラクタ等を見て使って体験してもらう「体験型」や無人農薬散布機の実演などの研修会としました。研修会後のアンケート調査では,「使ってみて初めて,導入したいと感じた」,「今後もスマート農業研修会に参加したい。」といった意見が多く,引き続き,種子島に適したスマート農業の取組を推進していきます。
令和6年8月23日,中種子町中央公民館で,外国人材活用の説明会・意見交換会が開催され,島内のさとうきび農家を中心に関係機関・団体を併せて27人が参加しました。今回は,中種子町のさとうきび農家等が自ら企画したものであり,その熱意に応え,東京から派遣会社代表が来島し意見交換が行われました。会では,外国人派遣の概要説明と種子島に適した派遣体制の提案も行われ,その結果,農家から人材活用に前向きな意見が出されました。
7月2日,中種子町で,「令和6年度新規就農者交流会」を開催し,1市2町の新規就農者,指導農業士,女性農業士,農業青年,関係機関・団体42人が参加した。指導農業士からの講話や,「早期に技術習得をするために」というテーマで,園芸班,さとうきび・畜産班に分けて行ったフリートークを通じて,新規就農者は,体験に基づく話を聞くことや,お互いを知る事ができ,市町を越えた交流を図る事ができた。今後も新規就農者の早期の営農定着に向けて支援していく。
7月5日,中種子町で「種子島レザーリーフファンGI登録記念大会」が開催され,生産者,主要花き市場,関係機関・団体,計85人が参加し,GI登録を祝った。花き市場各社からは,「品質の良さが高く評価されており,引き合いも強く,ぜひ増産を!」と激励の言葉をいただいた。かごしまブランドに加えGI登録もされ,生産者の生産意欲につながっている。気持ち新たに生産者・関係機関・団体一体となり,引き続き産地の維持発展に向けて,活動を行っていく。
6月25日から28日にかけ,人材派遣会社とともにさとうきびの大規模経営体や生産組織,農業公社を対象に,労働力不足に対応するための外国人材派遣の紹介とニーズ調査を行った。生産者からは,「従事者が高齢化しており,将来的に必要」「大型機械の操作可能なオペレータが必要」,公社からは,「数名の外国人材の派遣を受けたいが,住宅確保が困難」等の意見が出された。引き続き,外国人材活用のニーズ,居住可能な住宅の情報収集も行い,人材確保につなげる。
7月10日,安納いも生産者や関係機関等の代表者が多数出席のもと,種子島高校の生物生産科の学生が栽培した安納いものバイオ苗が,生産者らへ引き渡された。学生からは,苗生産に込めた思いや,後輩への技術継承について力強く語られた。今年は約8千本の苗生産が予定されており,10月頃までJAや農業公社の育苗ハウスへ供給され,更に増殖して農家へ届けられる。学生からのバトンを受け,令和7年産の健全苗確保に向けて,生産者,関係機関一体となって取り組んでいく。
6月26日,サツマイモ基腐病対策PT会を開催しました。今年度の基腐病対策に関する活動状況・計画について検討しました。昨年度に引き続き,薬剤散布による防除体系や「みちしずく」の現地適応性について,実証ほ・展示ほを設置することとしました。生産者からは,コストを踏まえた農薬体系の要望やさとうきびとの輪作による健全農地確保の事例等が紹介されました。今年度も巡回指導や研修会を通じて,基本である3つの対策の実践につなげていきます。
6月12日,JA種子屋久べっぴんハウスで「種子島地区女性農業者交流会」を開催し,女性農業者・関係機関15名が参加しました。当会は,女性農業経営士で組織する「種子島地区農村女性グループ『竹の子』」が企画・運営しています。交流会では,女性農業経営士が講師となり,郷土菓子やたねがしま茶を使ったお菓子の調理実習,たねがしま茶の特徴や魅力紹介を行いました。毎年参加する女性農業者もおり,女性農業者の情報交換・交流の場となっています。
6月17日,JA種子屋久本所で「空き家活用セミナー&個別相談会」を開催し,農業者・関係機関22名が参加しました。当セミナーは,島外からの人材確保や大学生を対象とした体験受入を進めるための滞在場所確保を目的として開催し,(株)まるのこラボの加藤氏から,コミュニティ大工の役割や活動事例を学びました。翌日は,7件の空き家の現地相談を実施しました。今後は,農業者組織が中心となり,ワークショップ形式で空き家改修・活用を進めていく計画です。
6月5日,園芸振興協議会種子島支部とJA種子屋久花き振興会の共催でレザーリーフファン新規・若手研修会を開催し,生産者・関係機関20名が参加しました。室内研修では,農政普及課が害虫対策やハウスの台風対策等を講義し,現地研修では,出荷実績のある生産者から株を充実させる管理方法や,収穫・芽整理の方法について,株を見ながら説明しました。質問も多く,交流が図られました。今後も関係機関と連携して研修会を開催し,新規・若手生産者の育成に努めます。
5月29日に南種子町で種子島地区青年農業者クラブの通常総会が開催され,クラブ員,指導農業士,関係機関等,計25名が参加しました。島内の異業種をも交えたクラブ員による協議の結果,令和6年度は例年実施している視察研修やバレーボール大会の企画などに加え,新規就農者との交流や積極的な加入促進に努めることが決定されました。総会終了後は情報交換会を実施し,会員は,指導農業士等と交流を図ることができました。農政普及課では,今後もクラブ活動を通じ,青年育成に努めます。
6月17,18日に種子島家畜市場でセリ前研修を開催し,2日間で計30名の生産者が参加しました。研修会では,農政普及課から「畜産の経営改善」をテーマとして,決算書の読み方やキャッシュフローの考え方,繁殖台帳をはじめとした記帳管理について講演を行いました。参加者からは,「自身の経営を見直すいい機会となった」,「今後も定期的に経営改善にむけた研修を受講したい」などの声がありました。引き続き,研修会等を通じ農家の経営改善につなげていきます。
5月30日に熊毛支庁会議室において,生産者組織,市町,農協,公社等の関係者が集まり,「種子島地区農業労働力・人材確保対策協議会」の設立総会を開催しました。総会では,課題化している農業労働力不足の解消に向け,地域振興事業を活用した,外国人材受入体制整備や北海道との産地間連携,学生などの農業体験,空き家活用セミナーなどを,協議会会員が連携して取り組むことが承認されました。
5月14日,中種子町防災センターで「種子島アグリタス活動検討会」を開催し,会員・関係機関27名が出席しました。当組織は,今年2月に結成された農業者組織(3市町18名)で,労働力確保対策の実践等を目的に活動しています。
検討会では,北海道の農業法人とwebで収穫作業等の産地間交流について意見交換を行いました。また,会員3名が活用した外国人材派遣事例の共有や学生ボランティアの受入,空き家改修など,今年度の活動計画について共有することができました。
5月28日,熊毛支庁で「担い手育成支援担当者会議」を開催し,市町の担い手担当者16名が出席しました。会では,担い手育成に係る関連施策等の説明や関係機関・団体における活動計画について意見交換を行いました。また,農政普及課から,労働力確保対策や新規就農者支援について,今年度の活動計画を提案し,市町との相互理解を行うことができました。
今後は,担い手育成につなげるため,必要に応じて,各市町毎に個別の打合せを実施し,計画的な活動を展開していきます。
5月27日,種子島家畜市場で「令和6年度女性飼養者研修会」を開催し,女性飼養者45名,関係機関26名が出席しました。全国和牛登録協会鹿児島県支部から「第13回全共について」,熊毛支庁屋久島事務所から「購買者が求める子牛づくり」,姶良地域の女性飼養者組織の方から「女性飼養者組織の活動」について,それぞれ講演をいただきました。畜産情勢が大きく変動する中,5年ぶりの研修会開催となったが,活発な質疑が飛び交い,終始盛会でした。
5月9日、中種子町役場で第一回種子島スマート農業推進協議会担当者会を開催しました。市町やJA、農業公社等の担当者13名が出席し,種子島におけるスマート農業の取組状況や,推進上の課題について検討しました。出席者からは,ドローンによる一斉防除の取組や農業公社等が行う受託の積極的な活用等について意見が出され,有意義な会となりました。今後は、研修会や実演会を通じて,生産者や関係機関・団体等へのスマート農業の周知を図っていきます。
4月16日,南種子町長谷集荷場で種子屋久農協花き振興会は,去る3月27日にGI登録された種子島レザーリーフファンの目揃え会を開催しました。目揃え会では,GI登録の報告,厳しい選別基準の遵守と良質なレザーリーフファンの出荷の継続に向けて出荷方法等の確認を行いました。併せて,今後ダンボールにGIマークが追加される事を周知しました。今後も,生産者と関係者と一体となり,日本一の産地「種子島レザーリーフファン」のブランド力を生かした産地づくりを引き続き行っていきます。
4月2~3日,熊毛地区茶業推進協議会主催による一番茶荒茶加工研修会が開催された。茶生産協のアドバイザー等を招き,種子島の茶工場を巡回して荒茶製造技術の指導を受けました。今年産は,冬春期の気象変化の影響を受け,新芽が生育不順となり,減収傾向であることから,ニーズに対応した良品質生産に向け,会員は積極的に学んでいました。農政普及課では,引き続き,茶農家の経営安定に向け関係者と一体となり取り組んでいきます。
4月18日から,3市町でさつまいもの育苗床・ほ場の巡回が始まり,各市町とも育苗は順調で,基腐病の発生は見られませんでした。生産者の3つの対策の実践が進み,基腐病の発生は年々減少傾向にあるが,種子島では弱い品種も栽培されており,引き続き「持ち込まない」「増やさない」「残さない」対策を徹底する必要があります。今年度も関係機関と一致団結し,基腐病の発生を抑え,安定した収量確保に向けて取り組んでいきます。
3月28日に,熊毛支庁,市町,JA等で構成する「種子島スマート農業推進協議会」を設立しました。今年度は,「直進アシスト機能付きトラクタの実演」,「スナップエンドウにおける無人防除機の実証」等を計画しています。労働力不足への対応は種子島においても重点課題であり,まずは,生産者にスマート農業に触れる機会をつくりながら,様々な情報について関係機関と共有し,種子島の実情に合ったスマート農業の導入を目指していきます。
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