更新日:2021年3月31日
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種子島沖ケ浜田黒糖生産協同組合は,全国農業会議所の「地域の新規就農サポート支援事業」に本年度取り組みました。4名の新規就農予定者を対象に,組合員が原料のさとうきび生産の管理作業や黒糖製造作業を一緒に行い指導しています。この4名はいずれも県外からの移住者で,黒糖づくりを通じて経営基盤づくり行い,地域の新たな担い手として定住できるように,農政普及課も西之表市と連携して支援を行っていきます。
種子島の令和3年一番茶摘採は,南種子町で3月18日,西之表市で3月21日に始まりました。最初に摘採されたのは,種子島を代表する極早生品種の「松寿」です。高温傾向が長く続いているため,「しゅんたろう」や「しまみどり」,「くりたわせ」,「さえみどり」,「ゆたかみどり」などの早生品種の生育は昨年比5~7日程度早い状況です。今後は出品茶をはじめとした高品質な茶製造指導を展開する計画です。
3月15日,熊毛地区サツマイモ基腐病プロジェクトチーム員,九州農政局,農産園芸課,経営技術課担当者が中種子町に集まり,プロジェクトチーム会が開催されました。農政普及課では管内のカウンセリングの結果や実証ほの設置および重点農家の生育状況等について,農業開発総合センター普及情報課から国及び県が改訂した対策マニュアルについて説明があり,様々な質問や意見が出されました。次年度に向け,関係機関一体となって基腐病軽減に向けた取組を推進していきます。
3月10日~12日,6次産業化中央プランナーを招へいし,6次産業化を志向する農業者等(8件,21名)を対象に,加工技術やHACCPの手法を取り入れた衛生管理等に係る指導・助言を行いました。事前に対象者の課題整理を行い,プランナーに情報提供を行ったことで,実習等を交えながら的確な指導がなされ,効果的な支援につながりました。農政普及課では,6次産業化による所得向上を目指す農業者を引き続き支援していきます。
6次産業化に取り組む事業者の販売・PRの機会として県が企画し,2月13~14日にJR鹿児島中央駅のコンコースで開催された「ロクジカマルシェ」に,種子島沖ヶ浜田黒糖生産協同組合が出展されました。組合では,島外から移住してきた若者を受け入れ,昔ながらの伝統製法の技術継承を目指しており,今回のマルシェに4名が参加しました。コロナ禍でPR機会が少ない中,消費者と直接触れ合う貴重な機会となったようです。農政普及課では今後も6次産業化の取組を支援していきます。
新型コロナウイルス感染症の影響を克服するため,「経営継続補助金」を活用した生産・販売方法の転換,感染拡大防止対策など事業実施への伴走支援を行っています。2月末までに,1次採択者15件,2次採択者5件が事業完了の予定であり,農政普及課では,残す11件の事業実施に向けた伴走支援とともに,事業実施後の経営改善の取組を支援することとしています。
安納いものプロジェクト活動に取り組んできた毛井泉氏(西之表市)が,新たに青年農業士に認定されました。2月18日に熊毛支庁農政普及課で認定証を授与された毛井氏は,今後はトマト栽培にも挑戦したいと意欲に満ちています。プロジェクト活動を通じて得た課題解決手法が今後の自身や地域の営農に活かされることが期待されます。農政普及課では今後も青年プロジェクト活動の指導を行っていきます。
2月19日,西之表市花き振興会主催で,生産者・関係機関8名が出席し,ヒサカキの現地研修会が行われました。種子島では,レザーファン・フェニックスロベレニーに続く新規葉物・枝物として,近年ヒサカキに注目が集まっています。現地ほ場では,肥培管理や病害虫防除,整枝方法等の活発な検討が行われました。今回の研修会は,ほ場の視察や生産者の意見を聞くことができ,参加者にとって有意義な研修会となりました。農政普及課では,今後も新規品目導入支援を続けていきます。
2月24日に,関係機関・団体10名の参加で,園芸振興協議会種子島支部野菜技術部会を開催しました。冬まき春どりブロッコリーの適品種試験ほ場を研修した後,重点品目の安納いも,ばれいしょ,スナップえんどう,ブロッコリーの活動実績を踏まえ次年度の計画を協議しています。また,かごしまブランド熊毛地域推進本部では,次年度ブロッコリーを対象に,生産者代表者を含めた推進検討会を随時開催することとしました。
1月13日,さつまいも基腐病プロジェクトチームは,農業開発総合センター西岡研究専門員を講師に基腐病技術研修会を開催しました。種子島・屋久島の技術員19名が集まり,活発な意見交換が行われました。その後,育苗ハウスを巡回し栽培管理の注意点を確認したところです。プロジェクトチームでは令和3年度栽培に向け,関係機関が一緒になって農家カウンセリングや定期的な育苗ほ場・実証ほ場の巡回を実施しています。まずは育苗管理に重点をおいて,基腐病対策を働きかけてまいります。
コロナ禍の中,種子島でも人・農地プランの実質化に向けてアンケート調査・地図作成を行い,地域ごとに工夫して話合い活動を進めています。農政普及課は職員が分担して参加し,話合いを円滑に進めるための支援や情報提供を行っているところです。参加者は少ないものの,毎回,相続未登記農地や基腐病対策など様々なテーマで意見が出されています。中でも,担い手の高齢化や後継者不足が最重要課題ですが,島にはUIターンの就農者も多い状況です。引き続き,担い手の確保・育成に取り組んでまいります。
12月15~16日,農業開発総合センター普及情報課の専指3名を講師に,青年農業士講座制研修(総合講座)を開催し,種子島と屋久島の青年11名が,先輩農業者の経験談やリーダー論,プロジェクト活動,経営,生活設計,ICT活用等に関する講義を受講しました。普段顔を合わせない者同士が知り合う機会となったうえ,講義に対する質疑も非常に活発で,とても有意義な研修会となりました。本講座を受講した将来の種子島のリーダー達に対して,今後も引き続き支援していきます。
12月10日,女性リーダーネットワーク組織「竹の子」会員と若手女性農業者11名が参加し,島内の女性農業経営士の活動事例やヨガ体験,収入保険制度,基腐病対策等の研修を行いました。コロナ禍で研修の機会が少ない中,活発な情報交換もなされ,参加者からは「たくさんの女性農業者の体験や活動,話を聞けて勉強になった」,「もっと勉強していきたい」との感想が出されるなど有意義な機会となりました。農政普及課では,女性リーダーの育成に引き続き取り組んでいきます。
12月15日,西之表市で生産者・関係機関合計12名参加して,西之表市花き振興会現地研修会が行われました。現地研修では,ヒサカキの系統選抜やスプレーギク,レザーファンの栽培状況を研修し,情報交換を行いました。室内研修では「収入保険」制度や病害虫防除技術,葉物枝物類の育苗方法等について学習しました。コロナ禍で活動自粛が続き研修会も少ない中,生産者には良い刺激になり有意義な研修会となりました。農政普及課では,今後も花きの産地振興を目指し支援してまいります。
12月10日から製糖工場への原料受入が始まりました。本年の生育は11月上旬時点で仮茎長が平年並みで,茎数がやや少ない状況です。令和2-3年期の生産は収穫面積が2,176ha(前年比102%),単収が5,645kg/10a(前年比92%),生産量が122,797トン(前年比95%)を見込んでいます。また,今期の圧搾終了は令和3年4月6日を予定しており,2月下旬から3月上旬にかけ春植推進期間を1週間程度設け,次年度の生産量確保に向けた取組を進めることにしています。
11月19日,各市町及びJA・新光糖業の担い手担当者と,担い手育成に係る取組状況等を情報交換するとともに,課題や連携方法等の検討を行いました。各市町において,新規就農者への定着支援を中心に,関係者が連携し積極的な取組が展開されており,さらなる取組強化に向け,来年の農業経営基盤強化促進基本構想の見直しに合わせて,地域のモデル指標づくりなどに取り組み,目標所得の設定や達成に向けた支援策等について議論していくこととしています。
11月12日,大隅加工技術研究センターの研究員等3名を講師に,加工技術等出前相談会を開催し,農産加工に取り組む女性起業を中心に26名が,食品保蔵技術や衛生管理等に関する講義を受講しました。包装資材や脱酸素剤等の適切な使用方法や衛生管理の重要性など,実践的な講義内容で,講義終了後の個別相談と併せて加工技術の課題解決につながったようです。今回の相談会を通して,参加者の抱える技術的課題を把握できたことから,引き続き支援していきます。
新型コロナウイルス感染症の影響を克服するため,「経営継続補助金」を活用した生産・販売方法の転換,感染拡大防止対策などの取組実施に向け,2次公募への申請に向けた計画作成や申請手続きを支援しました。関係機関・団体と連携し周知を行った結果,農政普及課に約30件の相談があり,うち17件の農業者(野菜10件,花き3件,茶1件,果樹1件,その他2件)が申請しました。引き続き,事業実施への伴走支援等を通じて,農業者の経営改善を支援することとしています。
11月17日に,関係機関・団体18名の参加のもと,園芸振興協議会種子島支部野菜技術部会を開催しました。重点品目のばれいしょ,スナップえんどう,ブロッコリー実証ほや,令和元年度かごしまブランド熊毛地域推進本部で表彰を受けた優良農家等及び熊毛支場の試験研究ほ場を視察し,本年度の産地育成の取組み状況を踏まえた次年度の取組むべき課題を検討しました。今後,策定予定の各市町の園芸産地活性化プランを基本とし,次年度の具体的な計画を検討・作成していきます。
11月12日~13日にかけて,農水省GI審査官の種子島安納いも,種子島レザーリーフファンの現地調査が行われました。審査官は質問を交えながら,生産ほ場や収穫・調製作業,選果場や貯蔵施設など,生産から出荷までの産地の状況を確認しています。室内打合せでは,審査官から追加資料の助言をもらい,さらに他の産地の取り組みや登録後のトラブル等への説明を受け,産地側にも有意義な現地調査となりました。今回指摘を受けた点を再度検討し,1日も早いGI登録を目指していきます。
11月10日,西之表市で,生産者代表,でん粉会社,酒造会社,新光糖業,JA,経済連,農水省,市町・県関係者など約60名が集まり,さつまいも基腐病対策を協議しました。農政普及課から基腐病の発生状況を説明し,その後,プロジェクトチームの活動内容を検討しています。さらに,農水省と農研機構が次年度支援策や品種特性の情報提供を行いました。さつまいも農家やさとうきび農家から次年度の作付計画やほ場輪作・交換に対する率直な意見が出され,今後の支援の参考となりました。
11月19日,安納いもブランド推進本部主催の安納いも品評会が中種子町で開催されました。今年は基腐病の発生により,昨年に比べ出展数は半分ででしたが,入賞した安納いもは形状,揃い,皮色のいずれも優れ,甲乙つけがたい品質でした。審査後,生産者17名と関係機関を対象に基腐病対策と収入保険の研修を行いました。生産者からはでん粉粕の土壌還元や土壌消毒の効果,残さ処理等に多数質問がありました。生産者の基腐病に対する疑問を少しでも払拭し,安定生産できるよう対策に取り組んでまいります。
種子島沖ケ浜田黒糖生産協同組合は,原料のさとうきび生産から伝統製法による黒糖の製造,販売まで一貫して取り組んでいます。近年は,移住者等を新たな担い手として地域に定住できるように,黒糖づくりを通じて新規就農者の支援をしています。今回,全国農業会議所の「地域の新規就農サポート支援事業」に応募し,先日採択されました。地域が主体となって取り組む新規就農者の確保・育成の先駆的な取組であることから,農政普及課も西之表市と連携して支援を行っていきます。
本年産種子島ブロッコリーの定植が9月下旬から始まりました。島内の面積は約95ha(昨年比123%増)を見込んでおり,ここ数年大幅に拡大しています。西之表市では,10月21日に熊毛支場で,農家44名を対象に植付講習会等を開催し,栽培管理指導と昨年実証した冬まき春どり作型を推進しました。農政普及課は関係機関・団体と連携し,ブロッコリーのモデル経営体育成に向け,効率的な肥料体系の検討や冬まき春どり作型の品種選定を実施していきます。
10月21日,地元選出の県議会議員をはじめ,国,県,地元(生産者,実需者,JA,市町)の担当者,約70名参集の検討会を開催しました。現地調査は,西之表市の3ほ場を巡回し,農政普及課や生産者が発生状況や栽培履歴を説明しました。その後の室内検討会では生産者から本病対策技術や耐性品種等の質疑がなされました。農政普及課では今後の対策に向けて,対策プロジェクトチームを設立し関係機関・団体と連携して経営・技術支援活動を行っていきます。
種子島では,昨年6月にレザーリーフファン,8月に安納いもでGI(地理的表示保護制度)申請を行い,登録を目指しています。申請後,農林水産省からの補正指示を受けて対応手続きを行ってきましたが,審査がコロナ禍の影響で中断され,登録の大幅な遅延が危惧されています。現在,11月12~13日に予定されている審査官の現地調査に向けて,地元にねざした農産物であることを十分理解してもらうように準備中です。
9月1日,島内3市町の茶生産者及び関係機関・団体を併せた51名で熊毛地区茶業検討会が開催され,栽培技術と農作業安全,収入保険制度の講習と相互検討が行われました。当初は屋久島の生産者も参集する予定でしたが,台風の影響で分離開催となりました。相互検討では,これからの種子島茶業のあり方に活発な意見交換がなされ,更に検討を進めることになりました。今後も熊毛郡の茶業振興に向けて関係機関・団体が連携して取り組んでまいります。
9月23日,種子島のさつまいも生産農家,実需者,関係機関を対象に,さつまいも基腐病研修会を開催しました。午前の現地検討会は3市町9筆の発生ほ場を巡回し発病状況等を確認しました。午後の室内検討会は36名が参加し,農開センター普及情報課の尾松専指から,感染方法や防除対策の講習があり,生産者からは効果的な防除方法や残さ処理法についての質疑が出され,熱心な相互検討が行われました。今後も農政普及課では関係機関と連携し,基腐病対策に取り組んでいきます。
9月3~4日,島内3市町の認定農業者等を対象に,研修会及び個別相談会を実施しました。「決算書を並べてみれば見えてくる,我が家の経営事情」と題して,決算データを経営改善に活かすことの必要性,決算書の読み解き方等を税理士に講話していただきました。併せて農協と連携し,決算書の分析データを参加者に提供し,自らの経営状況等を改めて認識する機会となりました。また,2経営体の法人化等に向けた個別相談も実施した。今後も関係機関と連携し,農家の経営発展に向けた取組を強化してまいります。
7月21日,30日,8月5日の3日間,種子島地区の新規就農者や若手女性農業者を対象とした農業基礎講座を開催しました。研修カリキュラムは「病害虫」,「植物生理」,「土壌肥料」「農業簿記」の4部門で,延べ35名が参加し,熱心な質疑もなされました。農政普及課では新規就農者が早期に農業技術を習得するよう,指導農業士や関係機関と連携し,今後も継続した支援を行っていきます。
園芸振興協議会種子島支部花き部門では,島内特産花き(レザーファン,フェニックスロベレニー,ヒサカキ等)ほ場の「見える化」に取り組んでいます。これらの葉物・枝物類は,栽培年数が長くマッピングには最適で,担当者が把握しているほ場や見回り確認したほ場を,グーグルマップ上に落とし,技術員関係者で共有できるようにしました。今後は,写真や栽培状況もリンクする計画で,スマホやタブレット等からの入力,確認で利便性の向上を目指しています。
8月26日,島内3市町のさとうきび生産振興会長や関係機関が参集のもと,新光糖業(株)種子島本部において,令和3-4年産さとうきびの収穫目標面積等に関する検討会が開催され,9月以降に始まる新植夏植えや,年明けの新植春植えの目標面積について検討しました。会議では活発な意見交換がなされ,令和2-3年産を63ha上回る目標面積に取り組むことがおおむね了承されました。今後とも,関係機関と連携し,種子島の基幹作物であるさとうきびの面積拡大に取り組んでまいります。
7月2日に,ミカンコミバエが中種子町増田に設置したフェロモントラップで46年ぶりに発見されました。その後,南種子町や西之表市内でも同トラップによる誘殺が確認されています。初動対応で,テックス板や追加トラップの設置,寄主果実調査を実施し,定着防止に全力を尽くしているところです。今後も植物防疫所や病害虫防除所,管内の関係機関・団体と連携を図りながら,侵入防止の取組を継続していきます。
新型コロナウイルス感染症の影響を克服するため,「経営継続補助金」を活用した生産・販売方法の転換,感染拡大防止対策などの取組実施に向け,計画作成や申請手続きを支援しました。関係機関・団体と連携し周知を行った結果,農政普及課に約50件の相談があり,うち19件の農業者(茶7件,野菜7件,果樹3件,養豚1件,その他1件)が申請しました。引き続き,2次公募への対応,採択後の事業実施への支援等を通じて,農業者の経営改善を支援することとしています。
種子島では,スマート農業を推進するため,関係機関・団体と連携してスマート農業機械・機器(ドローンによる農薬散布,収穫作業でのアシストスーツ活用)の実演・実証に取り組んでいます。7月21日,中種子町安納いもほ場で,ナカジロシタバ等の鱗翅目害虫防除のため,ドローンによる農薬散布を実施しました。当日はやや風が強くあったものの,高さ1~1.5m位置から散布して16aを9分で散布できました。現在,害虫被害の発生状況を追跡調査中で,経営試算も踏まえて導入の基礎データとしていきます。
種子島では,スマート農業を推進するため,関係機関・団体と連携してスマート農業機械・機器の実演・実証に取り組んでいます。本年度は,ドローン利用の病害虫防除とアシストスーツの実証を計画しています。柑橘類ではゴマダラカミキリ成虫の発生ピークに併せ,6月10日に中種子町田島のタンカン園で防除実証を行い,農薬の付着状況,ゴマダラカミキリ成虫への防除効果,散布時間の調査を行いました。今後は,経費試算を行い導入を進める基礎データに活用していきます。
西之表市では,近年パッションフルーツの栽培面積が増えてきており,くみあい組合食品への出荷も始まっています。このためJA系統出荷の生産者の組織化を関係機関・団体で進めるとともに,生産者には生産工程管理を行うためにもK-GAP認証の取得を推進しています。本年産の出荷に併せ,組織設立とK-GAP認証申請を進めてきた結果,6月15日に「西之表市パッションフルーツ部会」が設立され,かごしまの農林水産物認証団体に新規に認証されました。
6月11~12日にかけて,JA及び各市町と連携し,種子島の茶生産者を対象とした高収益作物次期作支援交付金説明会を開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止を図るため,西之表市は6月11日,中種子町および南種子町は6月12日に分けての説明会を実施しています。また,農政普及課ではその他のコロナ対策事業についての活用についての情報提供等も行うなど,経営が厳しい茶生産者の経営支援を進めているところです。今後も関係機関・団体で連携しながら,茶生産者への経営支援を推進します。
5月18日~21日にかけて,JA及び各市町の担い手担当者と,担い手育成支援に向けた検討を行iいました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため,JA・各市町ごとに検討の場を設けて実施することとなりましたが,支援対象者の情報共有や課題等を掘り下げて検討する機会となりました。今後は,各市町に設置された担い手育成プロジェクトチームを核に,関係機関・団体で連携し,担い手農家への技術・経営支援を強化することにしています。
令和元年産種子島産ブロッコリーの出荷販売が5月に終了しました。今期は,栽培面積78ha(前年比152%)生産量532t(同比142%),販売額199百万円(同比129%)と前年を大きく上回っています。ブロッコリーは,さつまいもの後作利用が可能で栽培が容易なことから,近年生産拡大しており,農政普及課は,冬期の温暖な気象条件を生かした新作型(春どり)導入で生産者の規模拡大,出荷の分散化及び継続出荷で産地拡大等を支援していく予定です。
園振協熊毛支部花き技術部会では,生産者が簡単にスマートフォンから「栽培技術資料」等を閲覧できるシステムを構築中です。各種「栽培基準」や「病害虫防除資料」等,必要な資料がいつでも利用でき利便性が飛躍的に向上することが期待されます。また,スマートフォンを持っていない生産者のために,これまでの紙ベース資料配布と併せて活用予定です。このシステムは,JA・行政が一体となって取り組んでおり,6月からの本格稼働を目指しています。
種子島のマンゴー(加温ハウス)は,秋季の高温等で発蕾不良や遅延が発生してきています。近年の気候変動の影響に対応していくために,大島地域が取り組んでいる無加温栽培の管理技術の視察・研修を3月12日に行いました。農業開発総合センター大島支場への今回の視察・研修は,生産者自らが危機感をもって提案したことが発端で,経費削減の新たな取り組みを進めていくきっかけとなりました。今後も生産者とともに,マンゴーの生産安定対策に取り組んでいきます。
12月10日から始まった令和1-2年期のさとうきび原料搬入が4月20日に終了しました。今期の生育は台風被害がなく順調であったことから,原料処理量が129,393t(前期比113%),単収が6,107kg/10a(前期比116%)と過去最低の生産量となった前期を上回りましが,直近10年間では4番目の単収にとどまりました。本年度は新品種「はるのおうぎ」の大規模圧搾試験も予定されおり,農政普及課では生産者と関係機関・団体が一体となり面積拡大及び生産量増大に取り組んでいきます。
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