かごしまサイトナビ
ホーム > 「令和6年度アイランドキャンパス事業」の助成先(大学・短大等)が決定しました!
更新日:2024年10月7日
ここから本文です。
鹿児島県と鹿児島県離島振興協議会が実施するアイランドキャンパス事業の令和6年度の採択校を下記のとおり決定しました。
「昆虫を通じて島を知る!」黒島におけるインセクトツーリズムの模索
黒島(三島村)
令和6年9月24日(火曜日)~令和7年2月16日(日曜日)
身近な存在である昆虫とその多様性に着目し,黒島の豊かな自然環境を島民と再認識するとともに,観光資源としての可能性を模索する。
具体的には,昆虫(インセクト)を通じたエコツーリズム,「インセクトツーリズム」のモデルケースを黒島で企画し,その運用を試みる。
また,昨今の昆虫採集者への島民心情にも配慮しつつ,本活動を関連学会や同好会へも紹介し,採集マナー向上を推進する。
島嶼部におけるサトウキビ塩害防止のための気象調査
奄美大島(奄美市)
令和6年7月22日(月曜日)~令和7年2月16日(日曜日)
奄美大島では,台風によりサトウキビが枯れたようになる現象,すなわち塩害が問題となっている。
奄美大島北部の笠利地区では,さらに2~3月に北風による塩害が毎年報告されている。
本研究室ではサトウキビが塩害で枯れる作用機作の解明を試みているが,そのために具体的な塩害が引き起こされる気象条件を明らかにする必要がある。
そのため1年をかけて気象条件を観測する。
島嶼地域住民のメンタルヘルスケアシステムの開発
与論島(与論町)
令和6年7月22日(月曜日)~令和7年2月16日(日曜日)
与論町のメンタルヘルスケアシステムの開発のために,住民のメンタルウェルネスを高める要因とストレスマネジメントについて調査(鹿児島大学桜ヶ丘地区疫学研究等倫理委員会にて承認済)を実施する。
また,住民に対し,島内に現存する精神保健福祉に関するリソースについて広く普及するために活動を展開するとともに,調査結果を還元することで,島嶼地域住民の健康文化振興に役立てる。
「島の暮らしの知恵と道具を記録し伝える対話型フォークロアの実践」
与論島(与論町)
令和6年10月29日(火曜日)~11月6日(水曜日):フィールドワーク
令和7年2月9日(日曜日)~2月28日(金曜日):現地報告会
現在,与論民俗村(当時民具館)の収蔵庫には町指定有形民俗文化財1500点を含む,2000点以上の生活用具が収集されている。
これらの資料の記録・保全・活用を考える実践的教育として,琉球弧の民俗学を学ぶ学生が主体となり,地域住民や行政(教育委員会),地域資料館などの多様なアクターと協働しながら,島の暮らしの知恵と道具を記録し,伝えることの意味を民俗学的に考える「対話型フォークロア」の実践を行う。
喜界高校における方言調査法の教育
喜界島(喜界町)
令和6年7月22日(月曜日)~令和7年2月16日(日曜日)
UNESCOにより「消滅の危機に瀕している言語」と指摘されているシマユミタ(喜界島方言)について,その文化を継承しようという機運が高まっている。
具体的な取り組みとして,教育機関と連携して学生に対しシマユミタに親しみを持ってもらうことを目的とした特別講義が行われているが,シマユミタを授業で扱うのが難しいという事情を,喜界島で高校まで過ごした今回参加予定の学生は感じているところである。
本事業を3年繰り返すことにより,島民が実際に直面している「方言の教え方がわからない」という課題や,これからを生きる若年層の意識変化が起こることを期待している。
屋久島における空き家等の未活用空間の可視化(=「空間資源マップ」の作成)とその利活用についての考察-安房集落を対象として-
屋久島(屋久島町)
令和6年11月1日(金曜日)~令和6年11月30日(土曜日)
本事業では,現在の空き家等の空間資源の状況を把握し,マップとして可視化するとともに,それら未活用空間の今後の利活用に関して,地域住民とともに考察することを目的として行う。
よくあるご質問
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください