【消費者庁】電動のこぎりの使い方に注意!
庭木の剪定や木材等の切断に使われる電動のこぎりは,ホームセンターやインターネット通販などを通じて,個人でも簡単に購入できる電動工具です。
しかし,電動のこぎりは,使用方法を正しく理解して作業しないと,突然思わぬ方向に動くことがあり,誤って自分の手や指を切断するという重大な事故につながることがあります。
中には,大腿部の受傷に伴う出血多量による死亡事故が起きています。
詳細は下記の消費者庁ホームページをご覧ください。
注意していただきたいこと
電動のこぎりを使用するときは,次の点に注意して安全に使用しましょう。
- 使用する前には取扱説明書を必ず読み、書かれている注意事項を必ず守りましょう
電動のこぎりは,誤った取扱いをすると,死亡や重傷など重大な事故につながる可能性の高い製品です。
使用する前には必ず取扱説明書を読み,その製品の特性や正しい操作方法を十分に理解してから使用しましょう。
また「警告」,「危険」等の安全に関する注意項目も必ず読み,起きやすい事故や危険を想定した上で,慎重に使用するようにしましょう。
- 意図しない方向に刃が跳ねる可能性を認識して慎重に作業しましょう
電動のこぎりは,使用中に「キックバック」と呼ばれる特徴的な動きをすることが知られています。
材料の反りやたわみによって刃が詰まって動かなくなったときに発生するため,固定できる場合には材料をクランプや万力などで固定し,電動のこぎり本体を両手で確実に保持して作業しましょう。
刃が詰まって動かなくなったときは,スイッチを切ってから,材料から刃を抜きましょう。
- 作業は明るく整理整頓された場所で行いましょう
手元がよく見えない暗い場所,安定した姿勢が保てないような散らかった場所では,事故を起こす可能性が高くなります。
- 作業は適切な服装で行い,防護めがね,防じんマスク,耳栓などの安全防護具を利用しましょう
袖口が大きく開いた服,裾が広がっている服などは,電動のこぎりに巻き込まれる危険性があります。
また,長い髪はまとめる,ネックレス等は外す,首にタオルをかけないこと等にも注意しましょう。
作業時の粉じんや音で注意力が散漫にならないよう,防護めがね,防じんマスク,耳栓などの安全防護具を利用しましょう。
電動丸のこなどの回転部のある製品では,巻き込まれ防止のために「手袋・軍手ははめないで操作してください」と指示されている場合があるので,取扱説明書の指示に従いましょう。
- 家族などへ声を掛けてから作業を開始しましょう
一人で作業をしていると,万が一の事故が起きたときに,発見や救護が遅れる可能性があります。
特に高齢の方が作業をするときは,家族などへ声を掛けてから作業を開始するようにしましょう。
消費者ホットライン
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