ホーム > くらし・環境 > 消費生活 > 消費者トラブル緊急情報 > これまでのトラブル情報 > 生命・身体に関わる危険 > 【消費者庁】圧力鍋を安全に正しく使用しましょう!-入れ過ぎに注意,蓋の洗浄が重要です-
更新日:2023年8月8日
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圧力鍋には調理時間を短縮できるなどのメリットがある一方,使い方を間違えると大きなけがにつながることがあります。事故情報データバンクには,令和3年3月までに圧力鍋に関連する事故情報が231件寄せられています。多くが高温の内容物に触れることによる熱傷で,治療に要する期間が1か月以上の事故も多く発生しています。
圧力鍋はメーカーや機種によって構造が異なりますが,以下の注意点はどの圧力鍋でも共通です。必ず守り,取扱説明書や注意表示をよく読んで使用し,事故を防ぎましょう。
詳細は下記の消費者庁ホームページをご覧ください。
(消費者庁ホームページ)圧力鍋を安全に正しく使用しましょう!-入れ過ぎに注意,蓋の洗浄が重要です-(外部サイトへリンク)
(1)使用前には,蒸気口など圧力調整部分に詰まりがないか確認しましょう。また,蓋と本体の間のパッキンにぬめりや劣化がないか確認しましょう。
蒸気口や圧力調整部分がつまっていると,圧力調整など安全装置が正常に作動せず,蓋や内容物が吹き飛ぶ危険性があります。また,パッキンにぬめりや劣化がある場合,蓋と本体の隙間から内容物が噴出するおそれがあります。蓋がしっかりと閉まっているか確認しましょう。
調理後は,パッキンも取り外し,ぬめりが取れるまで洗浄しましょう。圧力調整部分に異物が詰まっている場合には,針状の物で取り除きましょう。また,パッキンに亀裂などの劣化がある場合にはその都度,使用頻度が低くても1年を目安に機種ごとの純正品と交換しましょう。
(2)水と食材を合わせて2/3以下,豆類・麺類の場合は水と合わせて1/3以下の内容量で調理しましょう。
定められた内容量を超えて調理した場合,圧力が正常にかからなかったり,内容物が噴き出す原因となります。調理によって分量が増える豆類・麺類は注意が必要です。特に,豆類は皮が圧力調整部分に詰まる可能性があります。
また,粘性が強く糊状になるものも,圧力調整部分に入り込む可能性があります。カレーやシチューを作るときは,あらかじめ具材を加圧して柔らかくしてから,最後にルーを入れて仕上げてください。このときは圧力をかけず,普通の鍋として使いましょう。
(3)完全に蓋を閉めた状態で調理を行い,鍋の中の圧力が下がったことを確認してから蓋を開けましょう。
調理前に,蓋がしっかりと閉まっているか確認しましょう。圧力がかかっている状態では,蓋が容易に開かないようになっていますが,無理に開けようとすると,蓋が飛んだり,内容物が噴出したりする危険性があります。蓋を開ける際は必ず,鍋の中の圧力が完全に下がっているか確認しましょう。強制的に圧力を下げる場合は高温の蒸気などで事故が発生しやすくなりますので,必ず取扱説明書に従いましょう。
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