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ホーム > くらし・環境 > 消費生活 > 消費者トラブル緊急情報 > これまでのトラブル情報 > 生命・身体に関わる危険 > 【消費者庁】10月10日は「転倒予防の日」,高齢者の転倒事故に注意しましょう!-転倒事故の約半数が住み慣れた自宅で発生しています-

更新日:2023年8月9日

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【消費者庁】10月10日は「転倒予防の日」,高齢者の転倒事故に注意しましょう!-転倒事故の約半数が住み慣れた自宅で発生しています-

 

消費者庁には,65歳以上の高齢者が自宅で転倒したという事故情報が5年間で275件寄せられており,後期高齢者では前期高齢者の2.2倍にもなっています。
また,8割以上の方が通院や入院が必要なけがを負っていました。
転倒によるけがは「頭」「顔・首」の「擦過傷,挫傷,打撲傷」が多くなっていますが,次いで「脚・足」の「骨折」も多く,骨折をした場合は要入院となる高齢者が76%に上るなど,転倒事故によって深刻な状況を引き起こすことが分かりました。
さらに,高齢者の自宅内での転倒事故には,下記のような特徴がありました。
転倒事故の発生場所
■浴室・脱衣所■庭・駐車場■ベッド・布団■玄関・勝手口■階段
転倒事故の状況
■滑る■つまずく■ぐらつく■ベッド等から移動時に■引っ掛かる

 

詳細は下記の消費者庁ホームページをご覧ください。

(消費者庁ホームページ)10月10日は「転倒予防の日」,高齢者の転倒事故に注意しましょう!-転倒事故の約半数が住み慣れた自宅で発生しています-(外部サイトへリンク)

 

事故防止のためのアドバイス

加齢に伴って,日常生活の中にも転倒事故のきっかけとなる危険性が高まってきます。
住み慣れた自宅であっても,転倒予防のために以下のような点に注意しましょう。

個人に合った適度な運動を続け,体の機能の低下を防ぎましょう。

僅かな段差でもつまずきやすくなるのは,加齢により筋力が衰えるからと考えられます。
また,ぐらついたり,登っていたところから転落したり,後ろ向きで歩いていて転倒するのは,姿勢を保持する平衡感覚が低下することによります。
老眼や白内障などの影響で,足元が見えにくくなることも転倒に関連するといえます。
日頃から可能な限りこまめに体を動かして,体力の維持に努めましょう。

浴室や脱衣所には,滑り止めマットを敷きましょう。

濡れた床,石鹸の泡,浴槽や脱衣所への出入りなど,転倒しやすい環境である浴室では足元に十分に注意しましょう。
浴室内ではシャンプーで目を閉じていたり,湯気でよく見えなかったりする場合もあります。
室以外の場所では,履いていたスリッパやサンダルで滑ってしまうことがあるようです。
スリッパやサンダル,靴下などは脱げやすいもの,滑りやすいものは避け,自分の体に合ったものを使いましょう。

寝起きや夜間のトイレなどで,ベッドから起き上がるときや体勢を変えるときは慎重にしましょう。

ベッドから起きてトイレに行こうとしたとき,いすから立ち上がるとき,車いすから移動するときなど,体勢を変えるときはゆっくり慎重にしましょう。
ふらついたり,よろけたり,バランスを崩して転倒につながっています。
転倒予防を意識して安定した近くの物にしっかりつかまりましょう。

段差のあるところや階段,玄関には,手すりや滑り止めを設置しましょう。

転倒しにくい環境づくりのために,歩行を補助するものを活用しましょう。
つまずく事故の原因となる段差には,手すりや先端部に滑り止めを設置しましょう。
滑り止めは蛍光や蓄光のデザインを施したタイプや,輝度コントラストが高く色相の差が大きい色を選べば,視認性を高める効果も期待できます。
また,足元を照らすランプや段差解消スロープを増やす方法もあります。

電源コードが通り道にこないように,電気製品を置きましょう。

電源コードに足を取られたり,カーペットやこたつ,座布団に引っ掛かったりして,転倒に至る事故が多く見られます。
新聞紙や段ボールに乗ってしまい滑る事例もありました。
めくれやすいカーペットの下には滑り止めを敷く,床にはなるべく物を置かないようするなど,整理整頓して生活の場を整えましょう。

転倒事故が発生した場合の対処法

呼び掛けても反応がない,呼吸をしていない等,明らかに異常がある場合にはすぐに119番に電話して救急車を呼びましょう。
意識があり,呼吸も脈拍も異常がない場合でも,下記のような専門機関に相談するなど,緊急度に応じた対応を行いましょう。
また,転倒事故の直後に異常がなくても,経過を観察し,いつもと様子が異なる場合には,医師の診察を受けましょう。

電話相談窓口「救急安心センター事業(♯7119)」等

「救急車を呼んだ方がいいのか」,「今すぐ病院に行った方がいいのか」等,救急医療を受診するか迷った際に,短縮ダイヤル「♯7119」で救急電話相談を利用できる地域があります。
また,♯7119以外の電話番号やネットガイド等で類似のサービスを実施している地方公共団体もあります。

全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」

Web版・スマートフォン版アプリ「Q助」は,画面上に表示される選択肢から,該当する症状を選択していくことで,緊急度に応じた対応が表示される仕組みとなっています。
スマートフォン版では,そのまま119番通報ができるほか,自分で医療機関を受診する場合には,医療機関や受診手段(タクシーなど)の検索を行うこともできます。

 

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

総務部男女共同参画局くらし共生協働課消費者行政推進室

総務部男女共同参画局消費生活センター

消費生活相談は消費者ホットラインまで
(局番なし)188
身近な消費生活相談窓口につながります。

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