【消費者庁】着衣着火に御用心!毎年約100人の方が亡くなっています!-火に近づき過ぎない!火力の調節,適切な服装で事故予防-
着衣着火により毎年約100人の方が亡くなっています。そのうち8割以上が65歳以上の高齢者です。また,消費者庁・独立行政法人国民生活センターには,医療機関ネットワーク事業を通じて,86件の着衣着火の事故情報が寄せられ,そのうちの約6割が入院を必要とする事故でした。
これから寒くなり,ガスこんろでの鍋料理やストーブなどの暖房機器等で火を扱う機会が増えることが予想されますが,空気の乾燥により火災が発生しやすい季節です。火を扱う際は,以下のことに注意して着衣着火を防ぎましょう。
詳細は下記の消費者庁ホームページをご覧ください。
(消費者庁ホームページ)着衣着火に御用心!毎年約100人の方が亡くなっています!-火に近づき過ぎない!火力の調節,適切な服装で事故予防-(外部サイトへリンク)
事故を防ぐために
- 火に近づきすぎないようにしましょう。手を伸ばしたり,かがんだりすると,意図せず体に火が接近する可能性があります。
- 火力の調節とこまめな消火を心掛けましょう。調理の際は,炎が鍋底からはみ出さないように気を付けてください。「ながら掃除」などはせず,火のそばで作業するときは一度消火しましょう。
- 服装に注意しましょう。袖口やすそが広がっている衣服,ストールなど垂れ下がるものは,火を扱う際には身に着けないようにしましょう。また,衣服の表面が毛羽立った素材は表面フラッシュ※1にも注意が必要です。
- 火の周囲にも注意してください。風が吹くような場所は,着火すると燃え広がり大変危険です。また,引火し易い液体等が付着したままの服で火に近づかないでください。
※1…衣類の生地の表面に細かい繊維が毛羽立っていると,わずかな炎が接触しただけで羽毛部分に火が着き一瞬のうちに表面に火が走る現象のこと。
万が一,着衣着火が起きたら,脱ぐ・叩く・水をかけるなどして早急に消火してください。やけどを負った場合はすぐに水で冷やし,医療機関を受診してください。
- 衣服に着火した場合は,その衣服が素早く脱ぐことができる場合は脱いでください。脱ぐことが難しい場合は,着火している部分を叩いたり,水をかけるなどして早急に消火しましょう。
消火に使う水は近くにあるものを利用してください。(例:水道水,流しの洗い桶の水,浴槽の水,花瓶の水,飲み物など)
水がない場合は,走り回らないでその場に転がって,燃えているところを床や地面に押し付けて消火してください。走ると風が起きて火の勢いが増す可能性があり,かえって危険です。また,転がることは,火が顔まで上るのを防ぐ効果もあります。
衣服の火が消えたら,すぐに119番通報をしてください。やけどを負っていたらその旨も必ず伝えてください。
- 消火した後も水で冷やし続けて,やけどを悪化させないようにしてください。無理に衣服は脱がず,衣服の上から冷やしましょう。やけどの部位への刺激が強い場合は,容器に貯めた水で冷やすようにし,水道水・シャワーを直接当てないようにしましょう。
やけどを負った場合は事故判断で対処せず,医療機関を受診してください。事故事例の中には調味料等をやけどした部位に付けていたものもありましたが,かえって症状を悪化させたり,治療の妨げになる可能性がありますので,絶対にやめてください。
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