ホーム > くらし・環境 > 消費生活 > 消費者トラブル緊急情報 > 【消費者庁】棺内のドライアイスによる二酸化炭素中毒に関する注意喚起について
更新日:2023年10月10日
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ドライアイスは、食品の保冷輸送など様々な場面で利用されている消費者に身近な冷却剤です。氷よりも温度が低く、液体にならず食品等が濡れることがないため便利ではあるものの、取扱いによっては事故につながるおそれがあります。
皮膚との接触による凍傷や、密閉容器内でドライアイスが気化(昇華)して内圧が高まり破裂したことにより負傷する等の事故が起きていることから、消費者庁では平成29 年7月に注意喚起を行いました。
しかしその後、葬儀の際、ご遺体の保冷目的で棺内に置かれていたドライアイスによる二酸化炭素中毒が疑われる死亡事故の情報が消費者庁に寄せられました。
ドライアイスは二酸化炭素の固体で,-78.5℃で固体から直接気体に変化(昇華)し,1kgのドライアイス(約0.64L)は,約500Lの体積の気体に膨張します。二酸化炭素の気体は無色・無臭であり,空気の約1.5倍の重さがあるため,拡散はするものの,低い場所へ流れてたまるという特性があります。
吸入する空気中の二酸化炭素濃度が高い場合,呼気への二酸化炭素の排出が阻害されることにより人体に中毒症状が現れ,生命に危険が及びます。二酸化炭素中毒は,酸素濃度が十分にあっても生じるとされており,高濃度の二酸化炭素はそれ自体の有害性が過去の事故等から知られています。
詳細は下記の消費者庁ホームページをご覧ください。
葬儀で棺に接する際に注意してほしいポイントを、国民生活センターが行った棺内の二酸化炭素濃度等の測定結果を踏まえて紹介しています。
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