更新日:2025年3月14日
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2月18日,JA鹿児島みらい吉野支店で吉野地域の認定農業者及び野菜生産者を対象にした研修会が開催された。農政普及課は「糖含有珪藻土」をテーマに講演し,令和5年度から取り組んできた軟弱野菜における実証ほの結果と巡回支援の中で得られた知見を参加者に周知した。糖含有珪藻土は土壌くん蒸剤よりコストが高いという課題があったが,環境にやさしく消毒効果の高い資材として,来年度から鹿児島市の補助対象となるため,今後ますますの普及が期待される。
2月19日,「てのんでファーム」の経営者夫婦が家族経営協定を締結した。経営主は定年退職後,親の経営を引き継ぎ夫婦で営農を開始,現在は,農家レストランも営んでいる。今年度,農政普及課による女性農業経営士認定に向けた働きかけを通じて,家族経営協定の必要性が認識され締結する運びとなった。鹿児島市谷山農林課からは,期待の声が寄せられるなど,地域のモデルとなるパートナーシップ型農業経営として当課でも引き続き支援する。
2月10日に,松元地域の茶生産者9人及び技連会は霧島市の(有)西製茶工場を訪問し,有機栽培に係る取組状況等を研修した。当日は,有機栽培の取組の必要性,栽培管理上の工夫点や,今後の展望について教示していただいた。参加者からは,「自分達の数年先を捉えた取組であった。」,「自身の経営に大いに参考になった。」など大変感銘していた。技連会では,引き続き有機栽培の課題解決に向けた生産者支援を行う。
1月29日,吉利アグリ未来会議の先進地研修が実施され,生産者等17人が大隅地域振興局と鹿児島くみあい食品鹿屋工場を訪ねた。大隅地域振興局では様々な畑かん器具や使用方法,水圧対策等について学んだ。また,鹿児島くみあい食品鹿屋工場では,ばれいしょ加工施設内を見学し,室内研修では製品の製造工程や原料の検査等を中心に学んだ。どちらの視察先でも積極的に生産者から質問があり,今後の畑かんを活用した加工用ばれいしょ栽培に参考となる有意義な研修となった。
(農)夢ファーム大里は,毎月第1火曜日の夜に定例会を開催しており,当課も継続して参加し,運営支援を行っている。1月の定例会では,いちき串木野市教育委員会を招聘し,大里地区の歴史についての講話があり,また,当課も2025年農畜産物トレンドや次年度の高温乾燥対策としてのバイオスティミュラント資材,11~12月定植レタス栽培の3つの新技術を紹介した。講話も研修会でも組合員から様々な質疑があるなど高評価で,継続要望があった。
2月10日,日置市いちご部会を対象に現地検討会及び栽培講習会を開催し,関係機関の担当者2人を含む23人が参加した。現地検討会では,2戸の生産者を巡回し,それぞれの現況や栽培管理で心がけていること等について説明があった後に意見交換を行った。栽培講習会では,農政普及課から液肥による追肥管理の必要性とその方法について説明した。両会を通じて,生産者からは多くの質問や意見交換がなされ,今後のいちご生産向上につながる有意義な会となった。
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