更新日:2024年10月8日
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全国的に劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の届出数が増加しています。
鹿児島県においては6月20日時点で、令和5年の届出数を超えています。
原因となる溶血性レンサ球菌に感染しないよう,手洗い,咳エチケット,傷口の清潔な処置といった,基本的な感染防止対策に努めましょう。
令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 (39週時点) |
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鹿児島県(件) | 7 | 11 | 9 | 4 | 6 | 16 |
全国(件) | 894 | 718 | 622 | 708 | 941 | 1532 |
最新の発生状況は,毎週発行している「鹿児島県感染症情報」で確認できます
溶血性レンサ球菌(いわゆる溶連菌)には多くの種類があり,一般的には急性咽頭炎(のどの風邪)などを引き起こす細菌として知られていますが,まれに引き起こされることがある重篤な病状として,劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)が知られています。
症状としては,最初は,腕や足の痛みや腫れ,発熱,血圧の低下などから始まることが多く,その後,組織が壊死(えし)したり,呼吸状態の悪化・肝不全・腎不全などの多臓器不全を来たし,場合によっては数時間で非常に急速に全身状態が悪化します。
四肢の疼痛,腫れ,発熱など感染の兆候が見られるときは,速やかに医療機関を受診しましょう。
適切な抗菌薬の迅速な投与,必要に応じて緊急手術による広範囲の病巣(びょうそう)の除去,集中治療室での全身状態の管理などを行います。
溶連菌は,飛沫感染や接触感染によって感染することから,手洗い,咳エチケット,傷口の清潔な処置といった,基本的な感染防止対策に努めましょう。
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は,五類感染症(全数把握疾患)に定められています。診断した医師は,7日以内に最寄りの保健所に届け出なければならないとされています。
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