更新日:2024年12月26日
ここから本文です。
全国及び県の報告数は2020~2023年と比較して増加しています。
原因となる肺炎マイコプラズマに感染しないよう,手洗い,咳エチケットといった,基本的な感染防止対策に努めましょう。
2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 (第50週時点) |
|
鹿児島県(件) | 21 | 1 | 0 | 0 | 415 |
全国(件) | 3534 | 680 | 395 | 1074 | 20925 |
県内の最新の発生状況は,毎週発行している「鹿児島県感染症情報」で確認できます
マイコプラズマ肺炎は,「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因としては比較的多いものの1つで,1年を通じてみられ、秋冬にやや増加する傾向があります。
発熱や全身倦怠感(だるさ),頭痛,咳などの症状がみられます。咳は少し遅れて始まることもあります。咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。多くの人は肺炎マイコプラズマに感染しても気管支炎ですみ,軽い症状が続きますが,一部の人は肺炎となったり,重症化することもあります。
感染した人のせきのしぶき(飛沫)を吸い込んだり(飛沫感染),感染者と接触したりすること(接触感染)により感染すると言われています。家庭のほか,学校などの施設内でも感染の伝播がみられます。感染してから発症するまでの潜伏期間は長く,2~3週間くらいとされています。
マイコプラズマ肺炎は,マクロライド系などの抗菌薬で治療されます。軽症で済む人が多いですが,重症化した場合には,入院して治療が行われます。せきが長引くなどの症状がある時は,医療機関で診察を受けるようにしましょう。
予防としては普段から流水と石けんによる手洗いをすることが大切です。また,感染した場合は,家族間でもタオルの共用は避けましょう。せきの症状がある場合には,マスクを着用するなど咳エチケットを守ることを心がけましょう。
よくあるご質問
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください