更新日:2024年4月9日
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百日咳は百日咳菌による感染症で,患者の咳やくしゃみなどの飛沫によって感染します。
最初は風邪症状で始まりますが,次第に咳が強くなり,その後,激しい咳の発作(顔を真っ赤にしてコンコンと立て続けに激しく咳き込み,最後にヒューと音を立てて息を吸い込む)が続きます。
成人は,咳が長期にわたって持続しますが,典型的な発作性の咳を示さず回復に向かうので,百日咳の罹患に気づかず,乳児の感染源となっていることがあります。
乳児では重症になり,特に新生児がかかると無呼吸となり,致死的となることがあります。また,肺炎や脳症を併発することがあります。
ワクチン接種により百日咳の罹患リスクを減らすことができます。
<標準的なワクチン接種スケジュール>
日頃から手洗い・うがいを励行し,咳が長引く場合にはマスクをするなどの咳エチケットとともに,早めに医療機関を受診しましょう。
百日咳は,5類感染症全数把握疾患に定められています。診断した医師は,7日以内に最寄りの保健所へ届け出なければならないとされています。
第2種の感染症に定められており,特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌薬療法が終了するまで出席停止とされています。
ただし,病状より学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めたときは,この限りではありません。また以下の場合も出席停止期間となります。
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