更新日:2020年6月8日
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鹿児島神宮で行われる初午祭の由来には諸説あります。そのうちの一つに、16世紀中頃にこの地を領有していた島津貴久が、天文21年(1552)鹿児島神宮の改築にあたっていた旧暦1月18日に馬頭観音の夢を見たことにちなみ、以後馬踊りを奉納させるようになったというものがあります。このことから、かつて初午祭は「十八日の馬」と呼ばれていたようです。
祭りの一番手を務める加治木町木田の馬は「御神馬(ごしんめ)」と呼ばれ、鹿児島神宮地内の馬頭観音が祭られている保食神社(うけもちじんじゃ)でお祓いを受け、それから本宮境内で奉納踊りを披露します。
馬の首にはたくさんの鈴が懸けられ、また五色の布で飾られた御幣・紙張りの初太鼓をつけるなど華やかに飾り立てられます。その後ろには三味線や太鼓、鉦(かね)などが続き、馬は囃子に合わせて小刻みにステップをしたり、時に大きく跳ねて踊ります。
馬踊りの歌には、次のようなものがあります。
1.さても見事な、八幡馬場よ、鳥居におハトが巣をかける。
2.踊れ踊れ踊れば花じゃ。踊らんにゃ損じゃ。
旧暦1月18日を過ぎた次の日曜日
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