漆バラ踊り
バラ踊りは,約400年もの歴史をもつ郷土伝統芸能で,秀吉の朝鮮出兵時の凱旋祝いとして,漆の従軍者に踊らせたものとされています。主に北薩方面に分布していますが,姶良市内では蒲生町漆地区だけに伝承されており,今日では,漆小学校で郷土教育の一環として取り入れられ,地域住民と学校が一体となって継承しています。竹バラに和紙を貼ったバラ太鼓と鉦を打ち鳴らして踊るもので,バラ太鼓の動きは,攻守戦法の所作を表現しているものです。
昭和期に入り,伝承活動が久しく途絶えていましたが,昭和52年に有志の手により復活,昭和56年4月には「漆バラ踊り保存会」が設けられ,地域全体で継承活動に努めるようになり,将来的な後継者も育成されつつあります。
漆小学校では,全児童に加え教職員も一緒になり継承活動に努め,毎年9月第4日曜日の漆小学校運動会では,漆バラ踊りを地域住民に披露しています。
公開日時
9月第4日曜日(漆小学校運動会時)
公開場所
開催風景
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