閉じる

  •  
 
 

閉じる

 
 

更新日:2024年12月25日

ここから本文です。

上名地区棒踊り

〔由来〕上名は、姶良地区の東北部に位置し、中心街から8キロメートルのところにあります。周囲を山に囲まれた農村で、地区の中心部を別府川の支流山田川が南流しており、この川に沿って開かれた水田地帯に10の集落が点在しています。上名地区の棒踊りの由来については、朝鮮の役の凱旋祝いに踊られたものと言い伝えられていますが、一説では、その昔大洪水で水路が決壊した際、復旧工事に来ていた串木野の住人三左衛門という人が、伝授した踊りであるとも言い伝えられています。
 
〔構成〕踊りは、唄い手2人、踊り手24人で構成され、最初は2列に並び、道案内(ドラ打ち)の先導で進行し、2列に並んだまま3人一組で歌に合わせて棒を打ち合います。続いて4人一組となり、腰を割ったりして打ち合い、次に「中へ」が入って「6人やぐら」と呼ばれる6人組を作り、より一層激しく打ち合います。最後には元の2列に並びます。歌詞は次のとおりです。
 
お城が山は前は大川
 
山たろがねは川の瀬に住む
 
焼野のきじは岡の背に住む
 
〔服装〕踊り手は、男絣の着物に白タスキをかけ、白鉢巻を結び、背には5色のタスキを負い、腰に黒帯と青のねり紐を結び、黒の脚絆に黒足袋・ゾウリばきといういでたちで、それぞれ六尺棒を持って踊ります。
 
この踊りは、早いテンポで樫の六尺棒を激しく打ち合う勇壮な踊りで、古くは、郷社黒島神社のお田植祭に豊作を祈願して奉納されていました。終戦後は一時途絶えていましたが、その後青年たちの手により復活され、現在にいたっています。
しかし、次第に青年の数が減少し、青年たちのみでは伝承が難しくなったので、現在では青壮年による保存会を結成して、その保存伝承に努めています。
 
【問い合わせ先】姶良市役所

公開日時

黒島神社の春の例祭日(2月下旬)
 

公開場所

黒島神社境内(姶良町上名
 

開催風景

上名棒踊り
3人やぐらの場面
6人やぐらで最も激しく打ち合う場面

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

観光・文化スポーツ部文化振興課

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?