更新日:2023年4月11日
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かねてより毎年旧暦の1月18日は霧島市隼人町の鹿児島神宮で初午祭(はつうまさい)が行われ、華やかに飾り立てた馬踊りが奉納されてきました(現在は旧暦1月18日を過ぎた次の日曜日に行われます)。現在では農耕馬が少なくなりましたが、それでも大勢の見物客で込み合う恒例祭事となっています。
初午祭では初日に加治木町木田の馬踊りが一番手で奉納されますが、明治・大正時代には鹿児島神宮でお祓いを受けた御神馬(ごしんめ)が翌19日には帖佐・亀泉院(きせんいん)の膝跪騂(ひざつきくりげ)(島津義弘の愛馬)の墓に詣でて仮屋馬場で踊り、さらに翌日の20日には蒲生八幡神社境内にある馬攊神(ばれきしん)に踊りが奉納され、その後は町中を踊り歩いて御祝儀をもらって回ることが恒例となっていました。
帖佐地区では、「十九日馬踊り(じゅくんちうまおどり)」として親しまれ、昭和55年(1980)頃までは町民総出の賑わいであったそうですが、その後20年近く途絶えることになります。しかし平成12年(2000)の関ヶ原合戦400年記念事業で、帖佐ふれあい祭り実行委員会(後に帖佐十九日馬踊り保存会)が馬踊りを復活して今日に至っています。
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