ホーム > 地域振興局・支庁 > 鹿児島地域振興局 > 地域の宝箱!~地域フォトライブラリ~ > 歴史の宝箱 > 集成館事業の動力源「関吉の疎水溝」を紹介します
更新日:2020年10月23日
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鹿児島市下田町に「関吉の疎水溝」と呼ばれる疎水路があります。
この疎水路は,幕末の薩摩藩主島津斉彬によって進められた,集成館事業の動力源として利用されたもので,鹿児島城下を流れる稲荷川の上流から仙巌園まで,延々約8kmに渡って掘られ,この疎水溝を使って集成館まで水を引き込み,水の力をうまく利用し館内の工場で使われる動力源に変えていたと言われています。
現在でも,一部は農業用水路として利用されているそうです。
平成27年7月5日に,「明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼,造船,石炭産業」の構成資産として,世界文化遺産に登録されました。
【参考】かごしまよかとこ100選「浪漫の旅」,かごしまタイムトラベル
稲荷川から水路へ水を取り入れている箇所です。当時のものと思われる人工的な水路が現存しています。
取水口付近は,いくつもの小さな滝や,当時のものと思われる石垣も見ることができます。
稲荷川から取り込まれた水が流れる水路は,集落内を通り,延々と続いています。現在では,途中で途切れているようですが,当時は磯地区まで続いていたそうです。
【アクセス】
九州自動車道吉田ICから車で約15分。県道25号線沿いの案内看板より徒歩10分。
JR鹿児島中央駅から南国交通バス(伊敷団地線,緑が丘団地線,本城線)で約30分,「関吉の疎水溝入口」下車,徒歩約8分。
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