取り組み例(開口部、通路幅の確保)(1)
高齢化や身体機能の変化に伴い、今までの住宅では住みにくい状態になった時、それを補助するための配慮を新築時に計画しておくことで、リフォーム等にかかる工事費や手間、時間等様々な負担を減らすことができます。
特に、開口部や通路幅を大きめに確保しておくことは車いすの使用にも対応でき、とても効果的です。(図14-6)
出入り口の工夫
通路(住宅内の廊下の巾その他)の有効寸法(10cm以上の手すりを設けた場合はその内々寸法)は78cm、出入口の有効巾(開き戸の場合は90度開いた建具の内側から枠までの寸法)は75cmとされています。これ等は最低寸法ですから、できれば廊下巾を85cm、出入口巾を80cmとればより適切です。
扉はできるだけ引き戸とします。浴室、便所は緊急時に対応するため、引き戸を第一に考えて、できない場合は外開き戸とします。
衝突の恐れがある部位の建具のガラスは安全ガラス(強化ガラス、合わせガラス)を使用します。床面の引き戸レールは段差解消に留意します。
●通路部分の有効幅員は次の基準を確保します
高居:基本レベル住公
性能表示:等級3・4
高居:推奨レベル
性能表示:等級5
建具の有効幅員は次の基準を確保します
高居:基本レベル住公
性能表示:等級3・4
高居:推奨レベル
性能表示:等級5
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