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更新日:2025年12月25日
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全校学生が一堂に会し,校内プロジェクト・意見発表会が開催されました。
これは,各学科の代表がプロジェクト学習の成果や農業・農村についての意見を発表し,日頃の学習成果を競うものです。
肉用牛科からは,意見発表の部で2名,プロジェクト発表の部で3名の代表者が発表しました。
発表者と課題名は以下のとおり(発表順)
(意見発表の部)
2年外山大造「”ちむぐくる”でつながる地域の絆~牛飼いとして生きる私の決意~」
1年根釜由空「未来の畜産のために」
(プロジェクト発表の部)
2年梅山俊哉「肥育牛における肉質発達過程の可視化~超音波診断装置による枝肉歩留向上への挑戦~」
2年正岡大暉「経産肥育に関する研究~老廃牛が島の未来を切り開く!~」
2年日高菫「繁殖技術を活用した環境負荷低減へのアプローチ~受精卵移植技術が畜産の未来を救う!~」
審査員による厳正な審査の結果,意見発表の部で外山さんが最優秀賞1席,プロジェクト発表の部で正岡さんが優秀賞2席となり,本校代表に選出され九州地区大会への出場が決定しました。
審査員より全体的にレベルの高い発表で甲乙つけがたかったとの講評をいただきました。
発表者の皆さん,素晴らしい発表をありがとうございました。

意見発表の部(根釜さん)

プロジェクト発表の部(梅山さん)

プロジェクト発表の部(日高さん)
鹿児島農大では,年に1回キャンパスを開放して「農大祭」を開催し,各種イベントや各学科で育てた農産物の販売を行っています。
肉用牛科では,農大農場で子牛から育て上げた黒毛和種牛肉を販売しました。
自分たちが育てた牛を皆さんに直接販売する貴重な機会となりました。

牛肉販売を知事が視察


肉用牛科と酪農科の2年生が2級認定削蹄師の資格試験を受験しました。
1日目は筆記試験、2日目は実技試験が行われ,学生たちは合格に向けて真剣なまなざしで取り組んでいました。

削蹄師による説明に聞き入る

実技試験に取り組む
農大では実践教育の一環として先進農家等における40日間の農家留学研修を行っています。
肉用牛科2年生も県内各地の肉用牛農家や法人で研修させていただきました。
研修期間中は受入先の皆さんと寝食を共にし,肉用牛の技術だけでなく,地域のつながりや経営戦略など多くのを学ぶ機会になったようです。
研修を受け入れていただいた皆様,ありがとうございました。

互いの研修先を訪問し検討会を実施

受入農家と懇談
農業大学校への理解を深めていただくためオープンキャンパスを開催しました。
肉用牛科は酪農科共同で「畜産工学コース農場体験」を実施。
黒毛和種繁殖雌牛を用いた経膣生体卵子吸引(OPU)実演では,研究プロジェクトに取り組む農大生が模式図を用いた説明とデモンストレーションを行いました。
採卵した卵は培養室で検卵し,参加者にも顕微鏡下で観察してもらいました。
直腸検査体験では,まず屠畜由来の雌牛生殖器での観察と触診,その後生体での体験を行いました。
実践的な農大の学習を多くの方に触れていただき,たくさん質問もいただきました。
ありがとうございました。
オープンキャンパスは今後も開催予定です。興味のある方は是非お申し込みください。

学生による経膣生体卵子吸引(OPU)の説明

直腸検査体験
海外での悪性伝染病の発生や円安による物価高騰の影響を受け,訪問先を国内(北海道)に変更し,畜産学部2年生が3泊4日の研修を行いました。
肉用牛科では,家畜改良センター十勝牧場・士幌町農業共同組合・JA全農ET研究所などを研修しました。
ホルスタイン去勢肥育の魁肥育センターでは,黒毛和種とは違う肥育経営のスケールに驚きや発見があったようです。
北海道ならではの観光や食も堪能し,充実した4日間でした。

スケールの大きなホルスタイン肥育農場

ラベンダー畑で3学科集合
地区春季畜産共進会が開催され,肉用牛科から6頭の黒毛和種若雌と1頭の成雌を出品しました。審査の結果,若雌1部で農大出品の「ひめちよ3号」が,若雌2部で「なりしげみ762号」がそれぞれ1席に選出され,2冠を達成!成雌の部でも2席入賞となりましたヽ(^o^)丿
春の共進会は地区大会で終了となりますが,秋の県大会に向けて再スタートです。1年生を迎えてますますパワーアップする畜産部の皆さんの活躍が期待されます。

次代を担う若者たちに農業の未来について広く自由な観点で論じてもらうことを主旨として開催される「ヤンマー学生懸賞論文・作文」。今年度も本校から多くの学生が応募しました。
岡山市で開催された入選発表会において,本校から入選した9編が表彰されました。
肉用牛科からは,論文の部において応募総数47編の中から優秀賞2編,作文の部において応募総数315編の中から銅賞が2編と,たいへん優れた成績を収めました。
受賞されたみなさんおめでとうございます。

本校入賞者の皆さんと指導教諭
全国各地区の代表が集結して,「令和6年度全国農業大学校プロジェクト・意見発表会」が,東京都の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。
本校からは,九州地区代表として選出された3課題を発表しました。
肉用牛科の大窪翼君と赤嵜基輝君は,養成部門プロジェクト発表の部においで「経腟生体卵子吸引(OPU)を活用した優良和牛生産」と題した発表を行い,全国3席となる特別賞(ヤンマーアグリ株式会社賞)を受賞しました。
日頃の学習成果が評価され,鹿児島農大としても誇らしい限りです!


(写真1)発表者の大窪君と補助者の赤嵜君
(写真2)東京観光も少しだけ
肉用牛科の1年生が,2班に分かれて畜肉加工実習を行い,ベーコン・フランクフルト・ウインナー・焼豚を作りました。
寮生活で料理経験がほとんど無い学生も多く,大きなブロック肉を切ったり,肉の温度上昇を防ぐため氷で冷やしたり,内部まで加熱されているかを温度チェックしたりと多くの作業工程に苦労したようです。
できあがった製品は早速試食し,あっという間に完食しました(^_^)v

ウインナーを成形し燻煙機へ

焼き豚の内部温度を確認
畜産学部の学生にとって,最後にして最大の難関である家畜人工授精師の免許取得にむけた「家畜人工授精講習会」が,3週間にわたり開催されました。
関係法規や家畜繁殖に関する講義だけでなく,人工授精等の実技を集中的に学びました。

講習会開講式で緊張した様子の学生達

顕微鏡での精液・精子検査実習
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